幸せになるには習慣が重要!
多くの人が幸せになりたいと考えています。
しかし、日本では幸せそうに見えている人でも、幸せを感じていない人が多いのです。
便利な世の中になりましたが、仕事での人間関係などのストレスにさらされ、幸せよりも不幸だと思うのです。
ストレスを抱えると、幸せを感じづらくというか、私の場合は全く感じなくなりました。
私は、仕事の人間関係で、どん底メンタルから数年掛けて復活しました。
その過程で、幸せだったり、不幸の原因を取り払うことに興味を抱くようになり、様々な著書を手にとるようになったのです。
そんでもって、今回、ソニア・リボミアスキー著:「幸せがずっと続く12の行動習慣」
を読みました。
◇「結婚後、幸福に感じる期間は約2年!?」世界15カ国で翻訳されたベストセラー
人はいくつになっても、自分が思ったときに変われる!幸せな人を観察して、研究して、科学的に証明した、「幸福度の高め方」。
全米で注目の心理学者が20年以上にわたって、研究の大半を捧げた「幸福を構成する3つの要因」をもとに、「最も幸福な人の考え方や行動パターン」を紹介します。
考え方の具体例は…
・かなりの時間を家族や友人とすごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる
・誰に対しても感謝を表わすのが苦にならない
・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い
・未来を考えるときは、いつも楽天的である
・人生の喜びを満喫し、現在を生きようとしている
・毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としている
・生涯にわたる目標や夢に、全力を傾けている
などが挙げられます。◇ブータンをはじめ世界的にも「幸福度調査」が行なわれるなか、「幸せ」を研究し続けた注目の1冊
ブータンの「国民総幸福量(GNH)」が話題になっているのをはじめ、世界的に不安定な経済の状況下、
GNPや物質的な豊かさに代わり、幸福度調査(2006年英レスター大・エイドリアン・ホワイト教授による調査)が注目されています(日本は178カ国中90位)。
「世界一幸せな国ブータンの秘密」をはじめ、「不幸な結婚生活と幸福な結婚生活の決定的な違いはケンカのしかたにあった」
「結婚の幸福感は2年しか続かない」「トラウマを乗り越えた人たちに共通する経験」「お金があっても、美しくても幸せになれない理由」など、
すべて経験に基づいたデータや調査など科学的な研究を基盤として書かれているので、具体策も多く、わかりやすい解説になっています。
これまでの心理学が精神的障害や人間の弱さに焦点があてられて研究されていたのに対し、
本書のベースとなる「ポジティブ心理学」は、強みやプラスの面に注目した、人間がよりよい人生を送るための学問です。
「ポジティブ心理学」は、心理学の新しい潮流となっており、日本でも関心が高まりつつあります。
ということで、今回は、著者の言う幸せのための12の行動習慣と自分の行動習慣を比較確認し、幸せに向かうための考え方についてお伝えします。
現在、不幸なことが多いなぁと感じていたり、幸せになりたいなぁと考えている方向けのお話です。
何かの参考になれば嬉しいです。
幸せがずっと続く12の行動習慣
著書で述べられていることは、そんなに難しいことではありません。
実際に、私がどん底から抜け出すために行っている習慣も多く含まれています。
幸せがずっと続く12の行動習慣は次の通りです。
- 感謝の気持ちを表す
- 楽観的になる
- 考えすぎない、他人と比較しない
- 親切にする
- 人間関係を育てる
- ストレスや悩みへの対抗策を練る
- 人を許す
- 熱中できる活動を増やす
- 人生の喜びを深く味わう
- 目標達成に全力を尽くす
- 内面的なものを大切にする
- 身体を大切にする(瞑想・運動)
私はネガティブな性格なので、幸せを感じづらい人です。
そのため、繊細なところもあり、何気ない態度や言葉でショックを受けたります。
そんな不都合な性格でも、できるだけ幸せを感じたいと考え、良いと思ったことは取り組むようにしてきました。
そして、今回、取り組んできた多くの事が12の項目の中に入っていました。
感謝の気持ちを表す
著書には、「感謝をよく示す人ほど、落ち込んだり、不安になったり、孤独を感じたり、嫉妬したり、ノイローゼになりにくいことがわかっています」と述べられています。
私達は、普段の生活の中から、感謝を引き出すことはできます。
家族の何気ない行動にも、ありがたいと感謝し、「ありがとう」と言葉で伝えると、双方に幸せになります。
電気、水道などのライフラインがあることにも感謝できます。
災害時、これらのライフラインがストップし、混乱する様子が報じられることが多くあります。
その度に、もし自分に降り掛かっていたらと考えると、便利な生活に感謝できます。
楽観的になる
著書の中では、「楽観主義とは、単に「私はそれを手にすることができる」という考え方だけではなく、「どうやって達成できるか」というプロセスについてもしっかりと考えることを意味する」とあります。
私は、もともとは不器用な悲観的な人間です。
しかし、悲観的に考えていると、不安や恐怖を強く感じてしまい、生きづらさを感じるようになりました。
このとき、私にも楽観性があると、生きやすくなると考えたのです。
簡単に言うと、完璧な人間じゃないのに、完璧を求めていました。
それを、「80点でいいや、あとはなんとかなる!」と考えるようにしたのです。
ある程度準備したら、「心配には及ばないだろう」という考えです。
やはり、「どうにかなるだろう」という考えをすることで、気持ちが楽になりました。
楽観的に考え、努力することが大切だと考えています。
考えすぎない、他人と比較しない
著書には、「人をうらやましく思っていたら、幸せにはなれません。「社会的比較」に注意を向けすぎる人はいつも傷つきやすく、何かにおびえ、不安を感じています。」「人は幸福であればあるほど、まわりの人との比較に関心を払わなくなるということです。」とあります。
私達はどうしても、他人を基準として自分を測ろうとします。
「あの人は自分に比べて裕福そうでうらやましいなぁ!」だったり、
いろいろな人がいるにも関わらず、上の人と自分を比べてしまい、「自分は不幸だ」と考えてしまうのです。
さらに、自分より劣っている人を探したり、蹴落とすことで、相対的に自己肯定感を高めようとします。
他人をおとしめることをしても幸せにはならないです。
親切にする
著書には、「人を助けることで、「誰かとつながりたい」「感謝されたい」「価値ある友情を得たい」という基本的な人間の欲求が満たされるのです。」とあります。
親切にすることで、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されることがわかっています。
「ヘルパーズハイ」という言葉があるように、親切にすることで幸せを感じることは世の中に知れ渡っています。
親切な行動をするということは、受け手も関わりますので、受けてのニーズ、タイミングに注意する必要があります。
人間関係を育てる
著書では、「もし、あなたが今日から人間関係を向上させ、育んでいこうと思えば、ポジティブな感情をもち、より多くの、そしてより質のいい人間関係を結ぶことに役立つのはもちろん、そのおかげでますます幸せになれるのです。」とあります。
このようなポジティブな人間関係、幸福論的にいう社会資本はとても重要です。
いい人間関係は幸せを生み、悪い人間関係は不幸を生みます。
いい職場環境であるのであれば、その仕事を大切にするべきです。
悪い環境は、心身に多大なダメージをあたえるので、劣悪な環境な場合、今の仕事から離れる検討の余地があると言えます。
ストレスや悩みへの対抗策を練る
著書には、「たとえ、あなたの人生にどんな困難やストレス、苦悩があろうとも、どのように考え、どのように行動するかが、最終的には「どれくらい幸せになれるか」に大きく関わってくるのです。」とあります。
ストレスは、人によって捉え方が違ってきます。
私の場合は、ネガティブな性格なので、大きなストレスとして捉えていました。
そのストレスのせいで、メンタルがやられ、悩み続けることになりました。
ストレスの原因は仕事の人間関係でした。
私は、ストレスを解消するために、努力を続けてきました。
- 運動
- 瞑想
- 読書
- 楽観的になる
- 睡眠
などです。
その甲斐あって、前にも増して、メンタルがよくなりました(ネガティブな性格はそのままですが…)。
結果的に、ストレスの原因になっていた仕事から離れました。
お金の問題ではありませんからね。
人を許す
著書では、「許しとは、あなたが自分のために行うものであって、あなたを傷つけた人のために行うものではないということです。」「許した人を思い出すだけで、あなたは許した人を「私たち」と考えるようになり、他人への親しみが高まり、助けてあげたいという気持ちを覚えるのです。」とあります。
他人から危害を与えられることはあります。
だからといって、仕返しをしたとしても、一時はスッキリした気持ちになるかもしれません。
しかし、結果的には、自分の幸せを遠ざけることになるのです。
自分のために許すことは、自分が幸せになるために必要なことなのです。
熱中できる活動を増やす
著書では、「チクセントミハイは、素晴らしい人生、幸福な人生というものは、フローによって、つまり「自分がやっていることに完全に没頭する」ことによってつくられると主張しています。」「フローの状態を維持できるように、私たちは、とり挑戦しがいのある活動をたえず試すことです。そのためにも、精神を集中する鍛錬や、精力的に身体を動かすことに取り組まなければならないのです。」とあります。
幸せを感じるためには、没頭できることを見つけ、やり続けることなのです。
ただ、何もしないでダラダラと生きていては、幸せにはなれないということを言っています。
仕事においても、集中できるタスクであれば、時間の経過を忘れ、あっという間に帰宅時間になっています。
その仕事には、達成感があり、楽しさもあります。
没頭できることをやることで、幸せを感じることができるのです。
人生の喜びを深く味わう
著書では、「人はいまを生きるようなことはめったになく、現在の喜びを味わう時間もないようです。一番大切な事柄は未来に起きると信じているからです。私たちは、明日が今日よりもいいと自分を納得させて、幸せになるのを先延ばしにしているのです。」「喜びを味わうには、過去の要素、現在の要素、そして未来の要素があると考えられます。」「研究者たちは、「味わうこと」を「喜びを生みだし、強化し、長続きさせる」ことができる思考や行動として定義しています。たとえば、道端に咲いているバラに気づかずに通りすぎるのではなく、「立ち止まってバラの香りをかぐ」行動をとれば、喜びを味わってることになります。」とあります。
身の回りの小さな幸せに気づくことで、幸福感をアップさせることができます。
「今日は空が青くてきもちいいなぁ」や「小鳥のさえずりが心地いいなぁ」と気付き、感じることがとても大切になります。
目標達成に全力を尽くす
著書には、「目標達成に全力を尽くすと、何よりもまず人生の目的が見つかり、自分の人生を自らがコントロールしている感覚が得られます。」とあります。
自己効力感は、幸せを感じさせてくれます。
私は筋トレをした時に、自己効力感を感じることがあります。
おそらく、筋トレによる何かしらの脳内伝達物質のせいで、そう感じているのかも知れません。
内面的なものを大切にする
著書では、「実際、トラウマとなる出来事を経験したあと、信仰心のある人のほうが信仰心をもたない人よりも回復状態がよく、健康で幸福を感じることが、進歩しつつある心理学によって裏づけられています。」とあります。
何かの宗教そのものには、科学的に証明することはできませんが、人が宗教を信じることに関しては、幸せになることが確認されているということです。
信仰によって、同じ方向に向いている人たちとの交流が生まれることがいい影響を及ぼしている可能性があるのです。
やはり、内面に宿る信念というのは、大事なのですね。
身体を大切にする(瞑想・運動)
著書では、「この2つの活動が、不安を減らして気分を向上させるホルモンを増加させるので、理想的な効果を与える場合が多いことはすでに証明されているのです。」とあります。
私は、ストレスを解消するため、運動と瞑想を早くから取り組み始めました。
瞑想でリラックス効果、冷静な判断ができるようになり、運動では、爽快感が得られ、運動に集中することでフロー状態になることもできます。
私は、仕事のストレスが激しかったとき、運動の負荷を上げて取り組みました。
運動自体はかなりの負担でしたが、ネガティブなことを頭の中から追い出す効果はとてつもなく大きいものでした。
さらに、脳内伝達物質により、高揚感を得ることができ、何とか自分を保つことに成功しました。
以上、幸せがずっと続く12の行動習慣をお伝えしした。
普段の生活に取り入れやすかったり、すでの取り入れていることも多かったのではないでしょうか?
私は、いろいろな著書を読んできましたが、「自分から行動して幸せを掴むこと」と書かれたものばかりでした。
「待っているだけでも幸せになれる」という著書にであったことはありません。
やはり、恐怖や不安を乗り越えて、自分から行動するしかないといことです。
まとめ
今回、ソニア・リボミアスキー著:「幸せがずっと続く12の行動習慣」
を読みました。
幸せがずっと続く12の行動習慣は次の通りです。
- 感謝の気持ちを表す
- 楽観的になる
- 考えすぎない、他人と比較しない
- 親切にする
- 人間関係を育てる
- ストレスや悩みへの対抗策を練る
- 人を許す
- 熱中できる活動を増やす
- 人生の喜びを深く味わう
- 目標達成に全力を尽くす
- 内面的なものを大切にする
- 身体を大切にする(瞑想・運動)
自分と自分以外の人たちを大切にして、小さな幸せに気づくことです。
そして、人生の目標を定め、積極的に行動することなのです。
人生は一度きりです。
普段の習慣から、幸せな人生目指して、自分の人生を自分の足で歩んでいきましょう。
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