私を含め、社会にでて働いている人たちは、寝る時間を除くと大半を仕事に費やしています。
その仕事が充実していないと、人生そのものがつまらないものになってしまう可能性があります。
「人生=仕事」になってしまっては、非常に危険です。
私は30年以上努めてきた会社を定年ではありませんが、数カ月後に辞める予定です。
有給休暇を効率よく消化するために、休んで運動をしたり、ブログを書いたりしていると、職場に行きたくない気持ちが大きくなります。
これまで仕事を中心に考えてきたことについて、「夢から覚めた」「魔法が解けた」ような感覚になっていて、もっと自分や家族中心に考えることの重要性にようやく気がついたところです。
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終身雇用はすばらしい?
日本では「終身雇用は素晴らしいもの」という捉え方をしているところがあります。
それは、間違いではなく実際にすばらしいものです。
年功序列制度、終身雇用制度は崩壊しつつある現在において、昔の神話に傾倒したままでは危険です。
大学を卒業して、最初に決めた会社で働き続けることが、本当に良いことなのでしょうか?
一生懸命働いてみて、「自分には合わない」や「今の仕事がつらい」と感じるのであれば、自分に合った別の仕事を探して、そこで頑張る方がいいと思います。
日本は転職をあまり快く思わない風潮が今も残っているかもしれません。
しかし、そんな他人の考えを尊重する必要などなく、自分の人生を自信を持って生きて行けばいいのです。
逆に海外では一つの会社にとどまることを良しとしない文化だってあるくらいですから。
日本は外国と比較して労働生産性が低いと言われています。
自分に合わない仕事を続けるより、合った仕事を見つけたほうが、効率もよくなるはずです。
「これ以上、働きたくない、耐えられない」と思ったら、我慢をせずに行動を起こせばいいのです。
変に気を使いすぎたりせず、自分には選択の自由があるのですから。
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仕事は人生そのものではない
これまで、仕事中心に人生を歩んできたと思います。
しかし、仕事は生きるための手段の一部であって、人生そのものではありません。
何を勘違いしていたのか、今の仕事から離れると生きていけないという催眠術にかかっていました。
お金やステータスだけでは、人は幸せにはなれません。
催眠術にかかったまま、今の仕事を続け、いつの間にか定年になってしまったというのは、考えただけでも恐ろしい…
1年はあっという間に過ぎ去っていきます。
充実した経験をしないまま、1年、また1年と過ぎ去っていくのです。
1年という時間を大切に考えると、様々なことに挑戦できます。
食べ物や運動に気を配って生活習慣病を改善したり、休日に旅行やキャンプをしたり、読書をして知識を増やしたり。
私も1年で生活習慣を変え、多くの学びや、体調の変化を実感しています。
仕事依存から脱却し、人生をより良い方向に向くために考えることも必要です。
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「仕事だから我慢しなきゃ」はまちがい
私は、30年以上サラリーマンを継続中ですが、これまでずっと「仕事だから我慢しなきゃ」という考えでやってきました。
これはこれで、正しいと思っています。
しかし、絶対ではないのです。
「どんなに理不尽でひどい仕打ちも黙って耐えるしかない」と我慢をし続けるのは、自分の人生の中で、多くの時間と労力を費やすことになります。
実際、私は、心を押し殺す「我慢」だけに覆い隠されてしまいました。
この状態はとても仕事を楽しいと感じることができず、次第に疲弊していく原因になったのです。
そして、「私は本当に、このままでいいのだろうか?」と考え、悩むことになりました。
「現状を変えることなく突き進んで、幸せになれるのだろうか?」ということすら、仕事の魔法にかかっているときは、考えたことはありませんでした。
前向きな未来を思い描けないのに、「我慢」ばかりを繰り返しながら働き続けることはあまりにも不健康です。
一度しかない大切な人生を追い込んでしまいかねない問題です。
もっと、視野を広げて、様々な情報を掴み、自分の可能性を見出し、リスクと向き合い、勇気を出して、自分の人生をより良いものにするための一歩を踏み出すことが重要です。
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まとめ
仕事に人生の大半を費やしている人が多いのではないでしょうか。
年功序列制度、終身雇用制度はすでに崩壊しつつあり、同じ会社に我慢をしてしがみつくことが正解ではありません。
仕事だからといって、我慢を強いられても当たり前だと考える人はいますが、我慢しすぎることなく、自分に合った仕事を探すほうが生産性の面からみても、非常に良いのです。
仕事=人生ではなく、あくまでも、仕事は生活の一部に過ぎないのです。
他人のことよりも、自分やその家族の人生を考えるべきなのです。
他人が決めた常識にとらわれることなく、自分がやりたい道を進んで行けばいいのです。
人生は一度きりです。
その大切な人生をより良いものにするために、勇気を持って一歩を踏み出すべきなのです。