偏った考えは危険です!
私たち人間は、時間の経過とともに成長し、やがて老いていきます。
しかし、急激に変化しないため、老いていくことに何も対策を講じない人もいます。
将来のために、今現在を犠牲にし過ぎるのも考えものですが、ある程度老いへの備えは必要です。
一生誰にも頼らずに、ひとりで生きてくことを決めた人であれば、
命が朽ち果てた後のことも考えて置かなければ、複数の他人に迷惑がかかることになります。
人間という生き物は、必ず成長して、それが終わると、徐々に老化していき、やがて別の世界へ旅立ちます。
この自然の摂理を頭の片隅に置いておくことが大切なのですが、
どうしても、頭では理解しているつもりだけど…って感じになってしまうのです。
今回は、人間って年老いていくんだよというお話です。
老いについて、あまり考えていない方向けです。
何かの参考になれば、嬉しいです。
年老いても元気でいるための考え方と行動ー自分の未来の姿を見つめる
先日、妻の実家に帰省して、年老いた両親や、親戚の方々から、いろいろな話を聞くことができました。
亡くなって日の浅いおじさんは、仕事とお金が大好きで、お金を貯めることが上手でした。
このおじさんは、昔お金に苦労したかどうかは定かではありませんが、
お金を貯めるだけ貯めて、あまり使わなかったのです。
現実主義で、お金が減ることを極端に嫌っていたようです。
そんな状況にも関わらず、おばさんがこっそり私の子にお小遣いを渡してくれていました。
リスクを犯してまで…(笑)
なんとありがたいことか!
結局、おじさんは商売をし、お金を貯め込むことに特化していて、貯めたお金を使えないで人生を終えました。
この稼ぐことが上手だったおじさんは、それまで検診を受けてきておらず、
病気が見つかってから、あっという間に逝ってしまったのです。
自分は健康的な生活をしているから、病気になるはずがないという過信からです。
さらに、病気が発覚してからも、自分の体が衰えていくことを信じていませんでした。
世は不常であるのに、常だと考えていたのでしょう。
目に見えない未来のことを信じることができなかったのと当時に、自分の行く末を信じたくなかったのでしょう。
年老いても元気でいるための考え方と行動ーおじさんからまなんだこと
このおじさんから色々と学ばせていただきました。
- お金に執着しすぎないこと
- 自分と家族の幸せを考えること
- エビデンスを無視して、過信しないこと
- 目に見えないことにも注目すること
です。
お金に執着しすぎないこと
お金がなければ生きていくのに苦労します。
だから、お金はとても大切なモノです。
お金はとてもすばらしいものですが、その価値判断を過大に見積もりすぎると、お金欲しさにインチキをしたり、
罪を犯す人もいるくらい、お金には危険な側面があります。
お金を貯めるだけではよろしくはなく、ある程度循環させるべきです。
収入と支出のバランスが大切です。
目的もなく貯めるだけに固執してしまえば、通帳に記された数字が大きくなるのを1人だけで喜ぶことになります。
必要なと身の丈にあった支出し、家族が楽しめて、皆で幸せになるようなお金の使い方もできます。
お金を手放すことは、痛みを伴います。
その痛みを受け入れ、お金に感謝をしてで、自分が愛する人達のためにお金を使うことで、幸せの費用対効果は高くなるでしょう。
自分と家族の幸せを考えること
お金もそうですが、家族への尊敬も大切にすべきです。
自分が家庭内ピラミッドの頂点だと考え、治部煮外の家族を下に見ていたら、悲しい思いをする家族が出ます。
食事、掃除、選択など、家事をやるのが当たり前ではありません。
やってくれたことに感謝をして、ありがとうを言いましょう。
家族の意見を抑えつけるのではなく、傾聴し尊重するのです。
一方通行ではなく、相互通行のコミュニケーションを心がけましょう。
そうすれば、幸せになる家族が増えることでしょう。
エビデンスを無視して、過信しないこと
私たちは急成長もしなければ、急に老人になるわけではありません。
変化を目の当たりにすることがなく、同じような生活を繰り返し、ある時その変化に気づくのです。
私たちの体は成長が終われば、あとは下降するだけです。
今元気であっても、いつかは自由がきかない体になるのです。
年齢を重ねていけば、体力と免疫力が低下します。
なので、年老いるほど病気になりやすくなるのです。
その摂理を無視していては、備えができなくなってしまいます。
自分は健康だからと過信し、予防医療を無視することは、与えられた命を短くしてしまうことにもなりかねません、
過度な心配は不要ですが、冷静な判断で慕容摂取や健康診断を活用しましょう。
その他、現代医学を否定して、民間療法を盲信することもよろしくありません。
頑なに病院を嫌わないで、医療の専門家を頼りましょう。
目に見えないことにも注目すること
私たちが目にしているのは、今現在です。
今の状況で判断していては、危険だということです。
今が健康だから大丈夫だとか、今の状態が継続するといった考えは危険です。
今は健康だから、できるだけいい状態を保つために、食事・睡眠・運動に気を配ったりすることが大切になります。
今はとても不幸に感じていても、ずっとは続かないし、やがてよくなると考えることも大切です。
今この瞬間を意識して生きることは大切ですが、今の状況にしがみついていてはいけないということです。
まとめ:年老いても元気でいるための考え方と行動ーおじさんからまなんだこと
先日、妻の実家に帰省し、親戚の方々とお話することができました。
その中で、亡くなって日の浅いおじさんの話から、様々な気づきや学びを得ることができたのです。
このおじさんから学んだことは、
- お金に執着しすぎないこと
- 自分と家族の幸せを考えること
- エビデンスを無視して、過信しないこと
- 目に見えないことにも注目すること
です。
自分の考えに固執して、エビデンスを無視したりする行為は危険だということがわかりました。
- 自分が病気するはずはない。
- 病気になっても、今はとても元気なんだから、悪くなるはずがない。
- 民間療法でなんとかなる。
など、考え方に偏りがあると、選択を誤ったり、冷静な判断ができなくなる危険があるのです。
できるだけ確実な情報を入手し、冷静で的確な判断を心がけましょう。
お金は生きていくためにはとても大事なモノです。
貯めることに注力していても、周りの大切な人たちを幸せにすることはできません。
適切な支出で、愛する人達を笑い笑顔にして、みんなで幸せになりましょう。
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