Fifblo
アラフィフが楽しく生きることを考える
ストレス

悲しみを受けいれて人生を楽に生きる方法5選【小さいことにくよくよするな!】

心の痛みに反応しなければ苦しみはなくなる!

 

人生を生きていると、心が痛むことが多くあります。

その痛みに抗うとかえって苦しみが襲ってきます。

困難なことが多いのが人生です。

どうせ生きるなら、楽しく、幸せを感じたいと願います。

 

今回も、リチャード・カールソン著:「小さいことにくよくよするな!」を読んだことの続きです。


 

自分を苦しめている考え方の癖を直してしまったら、もっと楽になるという著書です。

簡単な事なのに、それができていない人が多い。

考え方を少し工夫するだけで、もっと楽に、幸せに生きることが可能です。

さらに発展するかもしれません。

 

この著書から得た知識を私のフィルターを通したことをお話します。

生きることに苦しんでいたり、悩んでいる方向けのお話です。

何かの参考になれば嬉しいです。

 

悲しみを受けいれて人生を楽に生きる方法

批判は受けとめれば消えていく

私たちは、人に批判されると、落ち込みます。

ほんの小さな批判でさえ、胸に深く突き刺さり、ショックが大きいです。

それは一大事と考え、戦争でもしているように自己防衛に走ります。

ところが批判というのは、私たちの行動や考え方への他人の観察に過ぎないのです。

私たちが見る視点と他人が見る視点が違うことで観察の相違が起こります。

私たちは、自分と他人から批判されないように気遣って生きています。

それなのに、意図せず他人から批判されてしまう事に反応せずにいられないのです。

ほっといてくれよ!」と批判に対して自己防衛すると、よけいにショック(苦痛)を受けます。

攻撃されたと感じ自分を守ろうとするか、相手に反論しようよするからです。

自分や批判に対する相手への怒りと恨みが頭に渦巻きます。

こうして反応することは、とてつもないエネルギーを必要とし、自分を疲弊させてしまうのです。

反応することによって相手は「やっぱり思ったとおりだ」と考えるものです(憎たらしい!)。

批判という痛みに反応というかたちで抵抗することで、苦しみが生まれます。

痛み ✗ 抵抗 = 苦しみ

 

この掛け算で、抵抗をゼロにすることで、苦しみもゼロにすることができるようになります。

その方法とは、「自分に向けられた批判に同意すること」です。

相手の批判に同意すれば場の緊張がやわらぐばかりか、

ひとこと言いたいという相手の欲求も満たされるのです。

さらに、人から見た自分を知ることができることは大きな収穫になります。

批判があっても感情的にならずに冷静にいられることは、

余計な争いを起こさない、自分の機嫌を損なわないなど多くのことを手に入れることができるのです。

 

グラスはすでに壊れたとみなす

この考え方は仏教の教えです。

ものごとをあるがままに受け止めるという客観的な見方を身につけることができるのです。

この教えの本質は、流転(るてん:限りなく移り変わること)するというところにあります。

すべてに始まりがあり、終りがある。

こう考えると心が軽くなります。

とても大切にしているモノでもいずれは壊れると考えれば、

そうなったときでも、驚いたり、失望しないですみます。

大切な人やモノと別れることは辛いことですが、

始まりがあれば終わりがあるのです。

仕方のないことなのです。

 

落ち込みは優雅にやりすごす

これは、落ち込むことが得意としている私には突き刺さることでした。

世の中で最高に幸せな人にも不幸せなときがあるのです。

最高に幸せな人もみんなそれぞれに憂鬱や悩みや失望をかかえています。

信じられないかもしれませんが、実際そういうことなのです。

幸せな人と不幸せな人のちがいは、

落ち込む回数やお落ち込む深さではなく、

その気分にどう対処するかで決まります。

私を含め、多くの人は、落ち込みをひどく真剣にとらえ、

その原因を分析しようとするのです。

その落ち込みから脱出しようと抗って、逆に深みにはまってしまいます。

幸せな人は、前向きな気分も否定的な気分も一過性だとよくわかっていて、

落ち込みもやがては消えると知っているのです。

「ときには落ち込むこともあるさ」と割り切っています。

そう割り切ることで、憂鬱や怒りやストレスを感じても慌てません。

その落ち込みに抵抗したりパニックにならず、

その感情を優雅に受入れるのです。

 

ほしいものよりもっているものを意識する

私たちは便利な世の中で暮らしています。

電気、水道など、当たり前に生活に必要なインフラが整っていて、

美味しい食べ物が安価で用意に手に入れることができるのです。

大量消費社会に中にいる私たちの周りにはモノが溢れています。

しかし、たくさんモノを持っていても、欲望のリストはふくらむ一方です。

「これが手に入れは幸せなのに」といった、もっともっといった願望は、

それが手に入ったあとも繰り返され、いつまでたっても満足することがありません。

「手に入れることができたら幸せになれる」という幻想に取り憑かれているのです。

それでは幸せになれません。

それよりも、ほしいものではなく、もっているものに意識を切り替えることが重要です。

現状の不満点を探すのではなく、いい部分に目を向けることが幸せの鍵となります。

蛇口から水が出ることに感謝し、

電気が供給されているおかげで、冷蔵庫が稼働し、食べ物を保存できている。

インターネットのおかげで、価値ある情報を見つけたり、仲間と交流できる。

自分の身体が健康なので、運動ややりたいと思ったことがすぐにできるのです。

当たり前の意識を見直してみることで、

人生は前よりも楽しくなるのです。

 

幸せはいまいる場所にある

悲しいことに、渡したとの多くは幸せになるのを延期しようとしています。

「いつかきっと幸せになるはずだ」という幻想を自分に言いきかせる無限ループに陥っているのです。

給料が上がったら、子供が大きくなったら、もっといい車を手に入れたらと未来に過剰な期待を抱きます。

きっと幸せになれるという期待は見事に裏切られるのです。

人生はどんどん進んでいっています。

幸せになるのはいまこのときをおいてないというのが真実です。

自分の人生は、常にチャレンジに満ちていて、

とにかく自分から幸せを求めることがいちばんです。

要するに、いくら待っていても幸せなんてものは来やしない。

自分から積極的に動いて取りに行くことなのです。

アルフレッド・ディソウザの言葉にこういうのがあります。

「私は長いこと、本物の人生はこれから始まると思って過ごしてきた。

だが、いつもなにかに邪魔されてきた。

先に片づけなければならないこと、

やりかけの仕事、

借金の返済。

それが終わったら人生が始まるだろう、と。

やがてついに私は悟った。

こういった邪魔ものこそ、私の人生だったのだ」

幸せになる道などないのです。

幸せこそが道なのです。

そう、いまこの瞬間です。

 

まとめ

今回は、ものごとの受け止め方についてお話しました。

  • 批判は受けとめれば消えていく
  • グラスはすでに壊れたとみなす
  • 落ち込みは優雅にやりすごす
  • ほしいものよりもっているものを意識する
  • 幸せはいまいる場所にある

人生の中では、辛いことが多く起きます。

多少の努力はできても、これは、いくらあがいても仕方のないことです。

過度に反応しないように、受け止めることが大切になります。

仏教の「始まりがあれば終わりがある」という教えも理にかなっていて、

そう考えることで、気持ちが軽くなります。

現代はとても便利になっていますが、大量消費が根付いてしまっていて、

ほしいものを手に入れ続けても一向に幸せになれない事実を受けれてるべきなのです。

今あるモノに感謝し、いまある幸せを見つけ出し、幸せな人生にすることが大切なのです。

 

関連記事です。

他人の価値観を押しつけられて生きているー自分の価値観を考えると発見がある 自分の価値観が見えていない! 昔、自分が苦労したのだから、部下や後輩も苦労するのが当たり前だったり、 「私が...
浪費をなくし、消費を工夫してお金を産む 私たちが暮らしているこの時代は、とても便利な世の中になったなぁとありがたく思います。 夜中でも、欲しいものがあったら、近く...
日本は幸せに暮らすことができるー幸せを奪う要因を取り除こう【仕事辞めたい】 日本はとてもすばらしい国だけど、幸せを感じていない人が多すぎる! 日本の社会で生きている私達は、「あぁ、なんて自分は幸せな...

 


ABOUT ME
Masazo
アラフィフフリーランサーです。 30年以上続けた仕事を上司からのパワハラで退職。 仕事の人間関係で悩み、メンタルがどん底まで落ちたけど、這い上がることができた方法や思考法を発信しています。 その他、健康のために、良い食事と運動を心がけていて、これもまた発信しています。 今まで、世間の流れのままに生きてきました。 最近、昔からの常識に疑問を持ち、何が正しいのか自分なりに考えるようになりました。 これについても発信しています。 色々な情報を自分に取り入れ、これからの人生に活かしていきたいと考えています。 今まで、嫌いだった読書も、いろいろな発見があって、面白いと感じています。 よりよい人生にするために、学んで行きます。 そして、発信していきます。