中高年サラリーマンの皆さん(自分も含めて)、日々のお仕事お疲れさまです。
この記事をご覧頂いているということは、現在の仕事に疲弊し、悩んでいるのですね!
かつての日本は、諸先輩方のおかげで、高度経済成長を成し遂げました。
そして、平成初期までの好景気で、終身雇用、年功序列制度が成功した国でありました。
そのまま、私たちの中高年世代も、定年まで、今の会社にお世話になるつもりで、就職し、一生懸命、身を粉にして、会社に尽くし働いてきたわけです。
そんな私たちが今、退職したいと悩んでいるということは、労働基準法、パワハラ、セクハラ、モラハラ防止法に守られているように見えても、実態は全然違うということです。
本記事では
- ミドルエイジ世代だけど、退職したくて悩んでいる方
- 退職することに対して、不安を抱いている方
- 仕事がイヤなんだけど、どうして良いのかわからない方
へ向けて、一緒に退職について考えてみたいと思います。
何かの参考になれば、幸いです。
本記事を読み進めることで
- 退職についての悩みについて、方向性を持つことが出来る
- 自分の状況を確認して、考えることが出来る
- 自分なりに退職する基準を持つことが出来る
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- ミドルエイジでも退職したければするべき(リスク覚悟)
- 嫌な仕事から逃げるのではなく、攻めの人生にする
- 思っているよりなんとかなりそう
ということです。
詳細は、後述していきます。
関連記事:【辛いのに無理に頑張らないで】過度なストレスは人生を狂わす恐れあり!
悠々自適のはずが…
かつての私は、学校を卒業して(私は高卒)、安定した会社に就職できたのなら、60歳までは安泰だと思っていました。
一生懸命仕事をして、会社に貢献できていれば、大丈夫なはハズでした。
環境というものは、時間が経過すれば変わるのです。
私は、転勤を数回繰り返し、家族にも、友達と別れさせてしまい、つらい思いをしたに違いありません。
そんな私にも、上司が変わったことで、状況が一変することが起きます。
パワハラ上司の出現です。
上司が変わったことで、私の評価は激しい右肩下がりになりました。
毎日のように、イジメのような罵倒混じりの指導を受け、次第にメンタルが消耗していく私。
サラリーマン人生の3/4を経過したところで、初めての人間関係(パワハラ)での挫折。
人間関係が劣悪な職場だと、心が疲弊します。
ボロボロな心を持ったまま、色々と考え込むのです。
人生って、こんなもん?
- お金を稼ぐには我慢がつきもの? そう思うところはあるけど、違う
- 家族を養うために我慢する いままでは我慢してきたけど、度を越している
- 休日も休まらない 反芻(はんすう)思考に陥り、メンタルが病状態に このままではダメだ!
となるわけです。
今までにも、様々な苦労することはありましたが、長期にわたって心にダメージを刻んだことはありませんでした。
これはヤバイ状況だと思いました。
反芻(はんすう)思考についての記事:【ストレス解消】私が行った反芻思考(反すう思考)から今すぐ抜け出す7つの方法をご参照ください。
どげんかせんといかん
反芻思考をしてしまうくらいダメージのある職場環境は、どうにかする必要があります。
その管理する役割を担っている上司が原因である場合、そう容易くは、いきません。
今の職場環境は、上司の他にもちょっとヤバイ人がいて、私の心を蝕んでいます。
状況は、参考記事;今の職場の環境悪すぎで、ヤバイよヤバイよ!(2年経っても馴染めない)に記載されています。
相手が変わらないとするのなら、自分が変わるしか方法はありません。
その自分がいかに変わるかですが、できるだけ状況を変えずにやってみようとしたわけです。
このストレスを解消することで、なんとかなるのか。
ストレス解消方法を色々試して、かなり効果がありました。
しかし、次から次への沸き起こる人間の腹黒い部分を目にすることに、私は疲れました…
ストレス解消記事:自然の中での運動は、ストレス解消の他、幸せレベルも向上する(ダイエットにも)をご参照ください。
仕事を変える?
私は、職場のストレスや不安を解消するために、毎朝の瞑想や暇さえあれば、森で走ることをし、そして、読書をするようにしてきました。
その甲斐もあって、なんとか精神を保つことができていました。
しかし、湧き出ることの止まない職場の腹黒い人間関係は、どうにも処理できません。
上辺では、うまく取り計らっているものの、根本にあるものは、取り払うことができません。
私は、そのことについて、悩んで考えて悩んで考えました。
基本的には、辞めない方向でいましたが、私の人生レベルで考えたところ、今の仕事は辞めたほうがいいという方向で考えるようにしました。
問題点と不安
長年勤めた会社を辞めるとなると、失うものが大きいのは当然です。
まず一番に考えることは、年功序列制度の中で積み上げてきた年収です。
計算すると、7,000,000円弱にもなる報酬がなくなることは、痛手になります。
これとトレードオフすることで得られるものは、
- 人間関係のストレスからの開放
- 大切な時間、幸せな生き方を得る
ことです。
生活を継続していくためには、今後の収入を考えなければなりません。
- 嫁の収入(パート)
- 新たな自分の収入(激減)
収入が減ったら、それなりに工夫していくことが必要になります。
不安と向き合う
私は、どちらかと言えば神経質気味な性格です。
なので、石橋を叩いても渡らないような感じです。
そんな私が色々と考え続けました。
そして、不安を解決するために出した結論が、
- 余計に考えると、行動できなくなるので、考えすぎない
- 必要以上に考えると、さらなる不安を抱くので考えないこと
考えない・どうにかなるさ思考・日本だと生きでいける
となりました。
決して、不安を無視したわけではありません。
考え抜いてだした結論なのです。
幸せな生き方
私が考え抜いた末にたどり着いた幸せな生き方とは
- 今の仕事を捨てる
- 人生で残された時間を大切に使う
ことです。
要するに、大切な時間を今のような働き方で、浪費しないということです。
今の仕事を捨てる
今の仕事を捨てるということは、今のような収入がなくなるということです。
それの対策を考えなければなりません。
会社でもそうですが、予算よりも収入が少ないときは、支出を少なくし、帳尻を合わせるということを行います。
それと同じく、不要な支出を切り詰めます。
- スマホ
- 固定電話
- 保険
- 不幸にではなく、健康にお金を使う
- 新聞
- お酒 きっかけは、お金のためではなかった
- 飲み会
- 外食
などなど。
このへんの詳細記事:経済的ストレスは老けさせたり思考力が低下するーそうならないための節約の方法7選をご参照ください。
その逆で、価値のある事には、現状通り支出します。
- 経験
- 食材 野菜など健康的なもの
- 自己投資 書籍など
今の仕事をすてるということは、人生における大きなチャレンジであるということは、間違いありません。
世間体を気にしていては、絶対にできないことですし、今の仕事を続けて、メンタル疾患に陥るのがオチです。
人生の残された時間を大切に使う
これまで、のほほんと生きていられてときは、時間を持て余して、暇を感じていました。
私が、仕事のストレスで、色々考えるようになってから、読書や運動を積極的に取り組むようになって、暇を感じることがなくなりました。
時間のために大好きだったお酒をやめたくらいですから。
お酒の記事;人生で大切なことは、大好きなお酒をやめて、学ぶことなどに時間を費やすことだったをご参照ください。
私が今現在考えている、人生で残された時間を大切に使うこととは
- 学び
- 仕事
- やりたいこと
です。
学び
私のようなミドル・シニア世代になっても、学ぶことがたくさんのを最近になって感じました。
特に、読書をして、書籍から得る情報が、今まで知りえないことが多く、なくなったと思っていた好奇心が沸き起こります。
もっと知りたい、もっと学びたいというように。
そして、その学びで得たことを、なにかの形で行動に移したくなります。
それが、何かの収入につながるかもしれません。
もちろん、何をするにも、リスクはあります。
それが、致命的なものでなければ、行動した方が、良いのだと思うのです。
仕事
最近は、テクノロジーの発達により、仕事の選択肢やチャンスが増えたように思います。
なので、今までのサラリーマンとは、全く違うものにはなりますが、インターネットを活用した仕事も可能です。
ブログ、動画配信、プログラミングなど…
今までのように、時間の切り売りの仕事ではないので、いくら時間を費やしても、収入に結びつかないことがあります。
たとえ、全てダメだとしても、生きる手段はいくらでもあるのです。
低賃金のアルバイトしてでも、いらないプライドがなければなんだってできるのです。
やりたいこと
サラリーマンをしていると、時間的拘束や、長期休暇を取るのが、ほぼ不可能(法的には可能だが)なので、やってみたいことは、考えないようにしていました。
いざ、考えてみても、すぐには思いつかないものです。
私が今の所考えているのは、旅です。
海外なんかは、異文化を体験できるので、いいかなと思います。
その体験にとって、得られるものがあるはずです。
- 常識にとらわれて生きている
- 何か発見があるはず
- 考え方が変わるはず
といったように、今とは違う自分に出会えることを考えると、年甲斐もなくワクワクしてしまいます(笑)。
備えておくこと
私たちミドルエイジ世代が、今の仕事を辞めるとなると、相当のリスクがあります。
なので、その準備は大切です。
私が考えている備えておくことは
- 資金
- 健康体
- 価値観
でしょうか。
資金
仕事を辞めると、たとえ収入があっても、今よりはかなり低くなります。
そうなると、それなりの準備が必要となります。
まず、重要なことは、”借金をしない”ということです。
借金があると、かなり新たな生活の足かせになってしまいます。
マイホームやマイカーなどの大きなローン返済があるときには、この分をなんとかしなくてはなりません。
よっぽどのときは、せっかく手にしたマイホームの処分も考える必要があります。
国がマイホームを書いやすく低金利政策をすることで、多くの国民が大きな借金をし、サラリーマンを辞められなくなり、その国民から税金や年金などの社会保障費の徴収が安易になるからです。
国は、教育課程で、サラリーマンを育成し、国民から税金を吸い上げやすくしていると私は思うのです。
これから先、税金が上がることがあっても、下がることは考えづらいです。
これからも、サラリーマンを中心に、税金を源泉徴収というシステムで吸い上げ続けるのです。
私には、これから大学と高校に進学を希望している子供がいます。
そのことも考えました。
まぁ、公立の学校であれば、学資保険と蓄えでなんとかなるでしょう。
健康体
私たちの世代は、生活習慣病の人もいるでしょう。
仕事を続けるにしても、辞めるにしても、健康でいることは、とても大切になります。
「元気があれば何でも出来る、ダーッ!」とアントニオ猪木さんが言っていましたが、まさにそのとおりだと思います。
元気であれば、仕事の選択肢は増えます。
50歳以上だって、ウーバーイーツで稼げると思っています。
(田舎では、いくら待っても、オーダーがないので、無理ですが…)
なので、アクティブに動ける健康体が大事なのです。
- 食事
- 運動
- 睡眠
- ストレス解消
を普段から実践し、若者よりも動ける体を目指しましょう。
今の現状を見て、諦めていてはダメです!
今からでも改善は可能だし、伸びしろは大いにあります。
生活習慣から変えていきましょう!
生活習慣の記事:中年おじさんの生活習慣改善(退職後も健康であるために、今から良い食事、運動習慣を心がける)をご参照ください。
価値観
価値観と言われても、ピンときませんよね!
要するに、これからどう生きるかというのを明確にしようということです。
このまま、社畜といわれているサラリーマンだと、私たちの世代はギリギリセーフかもしれませんが、年功序列制度、終身雇用制度の崩壊により、収入が期待していた金額を下回り、予定していたとおりにならない可能性がでてきています。
退職後は、再雇用制度を利用するのか、しないのか。
さらに65歳、70歳を超えても、働かなければ暮らせない世の中になるのは、目に見えています。
ただ、決まっていないので、多くの人は、見ないふりをしているだけです。
真剣に、今後について考えなければならないのです。
年金だけでは食べてはいけない時代になります。
そのために、つみたてNISAやiDecoなどの非課税優遇制度を利用して、いくらか老後に備えるのも大切です。
今の時代、インターネットで、稼ぐことが可能なので、なにかしらチャレンジしてみることが大切です。
受動的ではなく、能動的に生きていきましょう!
まとめ:中高年サラリーマンが退職したいと考えて思うこと
私たち、ミドルエイジのサラリーマンは、収入もいい感じで安定しているので、通常であれば、退職を考えることはしません。
しかし、人間関係や、仕事のプレッシャーに悩まされ、メンタルを病んでいては、本末転倒です。
人生レベルで考え、たとえ多額の収入をすてることになっても、健康を害する恐れがあるのであれば、退職を選択肢に入れることは、決して間違いではありません。
今の仕事を捨てるというのは、人生における大きなチャレンジです。
それだけのリスクを負って得られるものは、
- 人間関係のストレスからの開放
- 大切な時間 幸せな生き方
です。
人生における時間は有限であり、大切なものです。
その時間を使って、「学び」、「仕事」、「やりたいこと」に費やすのです。
このために備えておくことがあります。
- 資金
- 健康体
- 価値観
です。
自分が自分の人生をどう生きたいのか考える時なのです。
今がチャレンジする時なのかもしれません。
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