不安を遠ざけなくても大丈夫!
生きていると、楽しいことよりも辛いことのほうが多いように感じます。
常に仕事や人間関係、金銭面での心配事が耐えない状態となるので、仕事が終わった後や週末に遊んで解消しようとしているのです。
このように、考えると不安に陥ることはよくあり、裕福になれば苦労しないで済むのだろうと考えます。
しかし、人間の欲というのは際限がないので、心配事を解決しても、次の心配事を用意するので、終わりがありません。
今回は不安についてのお話です。
大きな不安があるのならできるだけ小さくする努力をして、受け入れることで楽になります。
いつも大きな不安を抱えて、苦しんでいる方向けです。
何か参考になれば嬉しいです。
不安との向き合い方を整える方法
不安を自分の中から排除したいと考えてしまうでしょうが、それは非常に困難なことです。
不安には危険を知らせてくれたり、何か忘れていることがあることを教えてくれる役割があります。
現代社会の価値観や常識、置かれている環境などから、ストレス過多になりやすい状況です。
そういったことで、おかしな思考になってしまうと、小さな不安が大きく感じてしまいます。
私が実践した自分を苦しめるような大きな不安との向き合い方は次の通りです。
- 自分いじめをやめる
- 俯瞰する
- 不安とともに生きる
です。
自分いじめをやめる
つい、自分を追い詰めてしまうのは、日本の文化が原因なのか、学校教育なのか?
何かにつけ、「だから自分はダメなんだ!」や「どうして自分はもっとやれないんだ!」などと、自分を過小評価して、厳しく当たります。
自分を自分で貶めてしまうクセで苦しんでいる人は多いでしょうね。
他人と比べてしまうクセもあり、優秀で輝いて見える他人を見て、「どうして自分は劣っているのだろう…」と自分のマイナス面を見つけ出します。
そのマイナスに見える自分への評価は、決して正しくはないのです。
そういう私が、自分の見方を変えさせるきっかけとなった著書があります。
クリスティーン・ネフ著「セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる」です。
この著書を読み終わった途端、首から肩にあった何か重いものがなくなった感覚でした。
著者は、「他人と同じように、自分にも慈しみや思いやりをもってあげよう」ということを述べています。
そうすることで、自分を苦しめていた常に追い詰められるという感じがなくなり、楽になります。
それと、「自分はこのままでも大丈夫!」と自分を受け入れることができます。
このように、自分いじめをやめて、自分自身に優しく接してあげることで、大きかった不安は小さくなるのです。
俯瞰する
不安に襲われたとき、まず最初に行うべきことは、落ち着くことです。
深呼吸が手っ取り早い方法です。
ゆっくり鼻から吸って、一呼吸おいてからゆっくりと吐き出します。
これをやるだけで随分と違ってきます。
それから、気にかけることは、俯瞰してみることです。
上空から自分を見ているイメージをすると、客観的に自分を見ることができます。
不安で視野狭窄になって見えなかったことが、落ち着いて向き合えるようになるのです。
散歩もいい方法です。
特に自然の多い、森の中はおすすめです、
景色を眺めながら歩いていると、大きく感じていた不安が、ちっぽけなことに感じます。
このように、俯瞰することで、不安といい距離感で接することができるようになるのです。
不安とともに生きる
私は、大きかった不安を小さくして、次に消し去ろうといろいろと試しましたが、ダメでした。
様々考え抜いた結果、不安は消えないものとして捉えることにしました。
不安は我とともにあるのです。
そのように考えたことで、とても楽になりました。
小さな不安があっても、不快ではないのです。
逆に、自分の間違いに気づくこともできました。
「不安はともだち!」というわけではないけど、そういう感じです。
不安を受け入れた途端、行動的になれました。
不安を感じて、おどおどしていると、行動ができないのです。
自分がやりたいことを行動に移すだけです。
不安との向き合い方を整えることで、気持ちは楽になるし、行動的になって、不安が気にならないくらいに小さく感じました。
不安を遠ざけなくてもいいんだ!
私は、アラフィフになって、職場の上司からパワハラを受けるという経験をしました。
パワハラが継続すると、これまで考えなかったことを考え出します。
楽になりたい!
ストレスで思考がおかしくなっているので、冷静な判断ができない状態に陥ります。
常に仕事のことが頭から離れず、反芻思考にも陥り、家にいながらにして、パワハラがリアルに頭の中で再現され続けるのです。
そこから抜け出す様々な方法を考え出します。
物理的に上司がいなくなる方法とか…
これはなんとなくふあぁっとしたところでの発想ですので、現実的ではありません。
色濃く考えていたのは、仕事を辞めることです。
実際に辞めてしまうと、収入が途絶えるので、どうやって家族を養っていけばいいのだろうと大きな不安に襲われます。
こうなると、やっぱり退職は無理だなぁと考えを改めるのです。
退職する、しないということを繰り返し考え、常に大きな不安を抱える状態でした。
最終的に、退職することを選択できたのは、思考する力のおかげです。
慎重になって考えることと、「なんとかなるさ!」という楽観的な考えをすることで、多少のリスクを取る選択ができます。
これまで持ち合わせていなかった楽観性は、この状況にならなければ、得ることができなかったでしょう。
この楽観的思考によって、失敗も許容できるようになり、以前より積極的に行動できるようになりました。
不安や心配事を考えすぎるのはダメですが、しっかりと物事の捉え方を考えることは非常に大切です。
しっかり考えることで、驚異に値しないと捉えることができたり、考えてもしかたのないことだと判断できます、
こういったことから、不安を遠ざけようとしなくても良くなるのです。
まとめ:不安を遠ざけなくても大丈夫!向き合い方を整える方法
私が実践した自分を苦しめるような大きな不安との向き合い方は次の通りです。
- 自分いじめをやめる
- 俯瞰する
- 不安とともに生きる
です。
クリスティーン・ネフ著「セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる」を読んでから、自分いじめがなくなりました。
自分を受け入れることができたからです。
不安に襲われたとき、まず最初に行うべきことは、落ち着くことです。
深呼吸が手っ取り早い方法です。
ゆっくり鼻から吸って、一呼吸おいてからゆっくりと吐き出します。
これをやるだけで随分と違ってきます。
不安との向き合い方を整えることで、気持ちは楽になるし、行動的になって、不安が気にならないくらいに小さくなりました。
この楽観的思考によって、失敗も許容できるようになり、以前より積極的に行動できるようになりました。
不安や心配事を考えすぎるのはダメですが、しっかりと物事の捉え方を考えることは非常に大切です。
しっかり考えることで、不安に値しないと捉えることができたり、考えてもしかたのないことだと判断できます、
こういったことから、不安を遠ざけようとしなくても良くなるのです。
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