私たちが生活していくためには、ある程度の収入が必要です。
お金を持つことができなければ、社会というコミュニティで生きて行くことができません。
収入を得るためには、働かなければなりません。
自分の労働に対し、できるだけ多くお金を得るために、より良い会社への就職を目指すものです。
そのために、いい大学を目指し、学校以外の時間の塾通いや、遊びを我慢して勉強をしてきた人は多いと思います。
念願かなって、将来有望な会社に就職し、賢明に働き続け、会社の為に尽くしてきたのに、気づいたら、「仕事が辛くてたまらない」状態になっていることもあります。
心が重い状態で、頑張り続けようとするのですが、辛いことに注意を持っていかれ、さらに辛くなる。
私はこんな状態に陥りました。
私と同じ境遇の人は以外に多いのではないかと思います。
仕事を辞めたいという思いが日に日に大きくなり、そのことで悩んでいる人はいるのではないでしょうか?
自分の努力で解決できないことであれば、退職してもいいんだと思いますよ。
仕事を辞めても良いのか問題
日本では、昭和の時代から終身雇用・年功序列制度を採用している会社が多いです。
就職当初は多くない給料も、20年・30年働き続けることで、ある程度収入は増えていきます。
それを期待して辛いことがあっても、会社にしがみついていることでしょう。
頑張ることは良いことですが、ストレスが積み上がり病んでしまわぬうちに辞めてもいいのではないかと思います。
病んでしまってからだと、元の自分には戻れないし、転職に不利になることが多いですから。
まずは、メンタルクリニックで診てもらいましょう。
自分の状態を確認し、問題なければラッキーだし、問題があればすぐに対処できますから。
仕事を辞める基準は、自分の努力で解決できない環境にいる場合でしょうね。
私はこれまで仕事を辞める選択をしてきませんでした。
社会の常識といいますか、定年まで働き続けることが当たり前で、多くの人の人生パターンだと思います。
「今の仕事を辞めてしまうと、生きていけなくなる」というようなマインドブロックにかかっていることも多いでしょう。
冷静になって考えてみると、「家族が路頭に迷ってしまう」という心配をしなくてもすむ方法は見つかります。
てか、そんなことにはならないのです。
簡単に言うと、収入に合わせた生活をすればいいだけなのです。
収入を増やそうとするよりも、支出を減らすことの方が容易いです。
固定費を見直し、いらないものは解約し、契約先やプランを変更します。
こうすることで、かなり支出を抑えることができます。
関連記事:「お金はそんなにいらない」と考えることで不安が軽減する【お金に縛られない】
私が仕事を辞める決断をした理由
私は数カ月後に仕事を辞める予定でいます。
そのことを上司に伝えると同時に退職願を提出しました。
関連記事;アラフィフ男が退職願を提出した件(子育て終わってないのにいいのかよ!)
退職理由は、「一身上の都合」です。
本当の理由は、人間関係が辛いからです。
私は転勤族で、今までに4箇所で仕事してきました。
その中の2〜4番目の3箇所の職場で、メンタルが疲弊しました。
3番目の職場では、上司のパワハラで、私の心にダメージが残りました。
そして、4番目の現在の職場では、人間関係が悪く、仕事中に感情的な言動や態度が飛び交っていました。
私は、そのことで止めを刺された感じです。
このままでは、自分が自分でなくなってしまうと感じました。
上司からの理不尽な扱いや、仕事をしないで感情的で高圧的な態度をする同僚と一緒にいるだけで不快でした。
なので、いつもその場から離れたい気持ちでいっぱいだったのです。
2年前から、仕事を辞めたいと考え始め、それからは具体的に悩みました。
辞めてもいいものか?
暮らしていけるのか?
辞めたい、辞めたい、辞めたい…
「よしっ、来年の冬のボーナスをもらってから辞めよう!」
「それまでは頑張ろう!」
と思ったのは、1年以上前のことでした。
私は、マイホームなどの財産は持っていないけど、借金をしていないことは、それだけ選択の幅が増えるので、良かったと思っています。
それと、妻はパートをしていて、家計を助けてくれています。
パートなのですが、国家資格を活かして働いているので、それなりの収入を得ているようです。
私は、元々お金を使わない人だったので、収入が少なくなっても、支出を抑えることができます。
それといくらばかしの蓄えもあり、老後に使うための退職金も少し期待できるので、しばらくの間は生活が破綻することはないでしょう。
それでも、不安を完全には拭うことはできません。
不安を抱えていても、一歩を踏み出さなければ、人生を変えることはできないと思うのです。
前を向いたと思えば、後ろを向いたり、繰り返し「辞める辞めない」を考え続けました。
その結果が今の「辞める」に落ち着いたので、このまま進もうと思います。
ていうか、すでに退職願提出したから、後戻りはできないのですが…
関連記事:今の職場の環境悪すぎで、ヤバイよヤバイよ!(2年経っても馴染めない)
以前の職場からオファーが…
私が仕事を辞めることを聞きつけた、1番目の職場から、私に声がかかりました。
今の職場を辞めるのなら、組織のことを理解している私に来てほしいというものです。
私はその職場で入社から19年間働きました。
そこは唯一、仕事をして楽しかったという思い出があります。
とても忙しく働きましたが、一緒に働く仲間がよかったので、みんないっしょに頑張った感がありました。
偶然ですが、オファーがあった前日の夢にその職場が出てきて、楽しかったことを思い起こさせてくれたのです。
1年前にオファーがあったら、それに答えていたかもしれません。
「とてもありがたいお話で感謝しています。」
「ですが、しばらく休むことに決めていますので…」
とお断りしました。
今回のことを機に人生を変えたいと思っているのに、今までと同じ路線に戻るわけにはいかなかったのです。
まとめ
自分の努力ではどうしようもないことで、悩み苦しんでいるのなら、仕事を辞めることを視野にいれてもいいと思います。
その理由は、メンタルを病んでしまうと、元通りには戻らないからです。
自分が気づかないで、頑張りすぎてしまい、メンタル疾患にでもなれば、転職にも不利になることもあり、今後の人生に支障をきたすおそれが大いにあるのです。
それであれば、メンタルクリニックなどで診てもらって、早めに対処するのがいいでしょう。
たとえ、思い過ごしだったとしても、大丈夫であったのなら、ラッキーと考えるべきです。
自分の状態は把握できにくいので、頑張りすぎてしまう傾向にあります。
なので、心が辛いと感じたら、無理せず、自分を労ってあげてほしいのです。
これからの人生は長いので、仕事でつまづくことがあってもいいですが、心を痛めることはあってはなりません。
やり直しがきくことと、きかないことがあるのです。
元気があれば何でもできるのです。
仕事を辞めると生きてけなくなるというマインドブロックは取り払いましょう!
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