自分を必要としてくれる人には、大いに尽くす!
社会人になると、色々な人と関わりを持ちます。
上司や先輩、そのうちに自分の後輩や部下との出会いもあります。
このように自分の周りに多くの人があらわれるのです。
その人たちの中で、上手く立ち回ることは、仕事をする上でとても重要になります。
私は、30年以上もの間、同じ会社で仕事をしています。
様々な問題や出来事が起こり、考えたり、悩んだりして、一生懸命やってきたつもりです。
仕事のときの私のキャラは、自分で言うのもなんですが、「いい人」や「優しい人」になっています。
仲間が困っていたり、非効率な仕事をやっている仲間を見ると、放っておけません。
上記キャラで、一生懸命頑張ったことで良い結果につながったことはたくさんありました。
が、中には、私の行動を良しとしない人もおり、私は攻撃を受けました。
おせっかい的な部分があったのかもしれません。
いい人 を志していたので、目障りだったのかもしれません。
攻撃されたことで、大きく傷つき、多くの時間を仕事のことで、頭の中が埋め尽くされ、とても不快な思いをしてきました。
本記事では
- いい人キャラで苦労している方
- いい人をやめようと考えている方
- 仲間とどう接していいのかわからない方
に向けて、職場における仲間との接し方についてお話します。
なにかの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 職場内での悩みが減る
- 自分の方向性がわかる
- 他人のことを気にしなくなる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論からいいますと
- いい人でいると、つけ込んでくる人間がいるので、仕事の時は、いい人ばかりを出さない方がいい
- いい人を出すタイミングを把握しておく
- いい人であることに自信を持つ
ということです。
詳細は、後述していきます。
人の気持がわかる
何度もいいますが、私はこれまで30年以上、仕事を続けてきました。
転職は一度もせず、今の会社に一途であります。
内部異動や転勤が数回あり(ない人はないのですが…)、様々な業務をしてきました。
内部や外部の人と接する業務をやってきました。
外部の人との業務は、多くの情報をやり取りするので、色んな意味で勉強になりました。
数多くの人と接していると、様々なことが見えるようになります。
その他、クレーム対応も数多くやりました。
クレーム対応って、多くの人は、敬遠しがちです。
なので、私は、貧乏くじを引かされました。
一見、貧乏くじに感じるクレーム対応っていうのは、人の心を掴む良い訓練になります。
数をこなすと、ある程度パターンが見えてきます。
ここで重要なのは
相手の言いたいことをしっかり聞く
こちらの言い分を小出ししていく
次第にこちらよりになってくる
です。
相手の悩みを理解し、共感し、解決へと導いてあげることです。
その人のかゆい部分がわかると、後は、傾聴し、言い分を理解して、共有します(時間は取られますが)。
その中で、相手が間違っている部分を丁寧に伝えます。
相手の立場になって話をすると、満足して、帰っていくのです。
そのような業務をしていたこともあり、相手を先回りして、意を汲み取ってしまうクセがつきました。
上司いろいろ
長年仕事をしていると、私の上司や部下も数多く入れ替わります。
特に上司については、個性が様々でした。
- 少し怖かったけど、一緒に頑張れた上司
- 部下にも、自分自身にも甘く、仕事のできない上司
- わがままで、パワハラをする上司(最悪、許せぬ!)
などです。
① 少し怖かったけど、一緒に頑張れた上司
少し怖かったけど、一緒に頑張れた上司は、とても厳しかったですね。
しかし、大きな仕事をやり遂げると、労をねぎらってくれたり、良いところを褒めてもくれました。
怒ると怖いけど、一生懸命努力して、頑張ってやっていれば、認めてくれるました。
大変だったけど、自分の居場所を作ってくれる上司でした。
その上司とは、10年以上前まで一緒に仕事をしていました。
今でも、数少ない年賀状をやり取りする中のひとりです。
② 部下にも、自分自身にも甘く、仕事のできない上司
部下にも、自分自身にも甘く、仕事のできない上司は、部下からバカにされやすい上司でした。
ですが、絶対に目上の人をバカにしてはいけません。
私の上司がだらしなく、仕事が出来なかったので、私がフォローしていました。
そのおかげで、苦労はしましたが、多くの仕事やその他のことをを覚えることができました。
出来ない上司の下で働くと成長するということです。
とはいっても、全てをフォローできたわけではないので、部長からは、いつも怒られていたようでしたが…
③ わがままで、パワハラをする上司
わがままで、パワハラをする上司は、私のような、なんでも言うことを聞いてくれる人間を気嫌いしているようでした。
できるだけ、パワハラ上司の言わんとすることを先取りし、気を利かせたりしても、逆効果でした。
後から考えてみて、分かったことですが、上司のことを思って、気を使うと、逆の方向に向かってしまうということです。
ハイハイと、いつもYesで答えるいい子でいると、上司に歯向かわないのだと認識され、グイグイ私を追い込んできます。
はっきり物事を言う部下には、無理なことは言いませんし、逆に気を使っているようにも見えました。
なので、上司には、はっきりノーと言えるように訓練しておかなければいけないと思いました。
職場の仲間との距離
職場の仲間との距離も大切だと思います。
良かれと思って、一生懸命サポートしてあげると、上司同様、それが当たり前だと、付け込まれやすくなります。
楽を覚えてしまいます。
知識や技術を自分のものにすることがいいのですが、何でもやってくれる使い勝手の良い人で捉えられてしまうのです。
テイカーの餌食になってしまいます。
職場の仲間との距離も、ある程度必要です。
職場では、少し冷たいくらいでも良いくらいです。
そうでもしなければ、自分が壊れてしまいます。
私は、色々と悩んだ経験から、職場では昔のように、必要以上に明るいキャラはしていません(といっても、暗くはありませんよ)。
まわりの仕事に関係のない騒音は聞こえないふりをしています。
最近では、少し冷めた感じで、仕事をしています。
自分だけどんどん忙しくなるから。
過度な優しさを封印している状態です。
優しくしてもいい
私は、職場での優しさを封印していました。
そんなある日、外の人からの電話を取りました。
その電話をかけてきた人は、少し緊張している様子でした。
電話口から、その相手の今の状況が分かった時、私は、瞬時に先回りの気遣いと、優しさをMaxにして、応対しました。
相手が何を言いたくて、今、どんな気持ちでなのか、何に困っているのかが、私の中に瞬時に飛び込んできました。
相手の不安を取除く為、私は一気に相手との距離を縮めるべく、バカ丁寧な対応から、一気にほとんどの壁を取り払って、以前からの知人のような対応に切り替えました。
そうすることで、あっという間に話が進み、お互い笑いながら、用を済ますことになりました。
封印していましたが、優しさは大切だと言うことです。
人の良さ、優しさは自分の武器です。
これを上手く出し入れして、自分のスタイルを築くことです。
以前のように、私を煙たがる人がいても、気にしないようにします。
その人よりも、私のことを本当に必要としてくれる人に、私のキャラを提供し、その相手が喜んでくれたようであれば、私も嬉しい。
自分が親切にすることで、自分に帰ってくる。
そのために、私は、クレーム対応など、人の嫌がる貧乏くじをやってきたのだから…
まとめ:いい人でいると、パワハラ上司から付け込まれるが、優しさは手放してはいけない
私は、長年培ってきた気遣いや優しさを仕事に活かしてきたつもりでした。
しかし、その事で、パワハラ上司や、テイカーである同僚に、いいように付け込まれ、結果、自分が大きく傷つき、しばらく悩むことになりました。
そして、怖さも知りました。
人のためと思った優しさですが、誰にでも役立つものではないことが分かりました。
自分を守るため、優しさを封印したりもしました。
しかし、優しさが必要なときは必ずあることも分かりました。
気遣いや優しさは、提供する人を選んで使うようにすると、携わった人のためになるのです。
そして、自分に帰ってきて、自分も幸せになる。
ノーと言える勇気を持ち、気遣いをできる人のままでいられるように、精進いたします。
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