人に頼られることは、嬉しいことです。
人のために何かをしてあげるということは、やる側の幸福感も高くなります。
逆に、人に利用されることは、とても迷惑な事です。
優しく、頼まれごとに応えることを繰り返すと、心無い人は味をしめて、便利に使おうとするようになります。
人に頼られるということは、信頼があってのことです。
人に利用されるということは、信頼ではなく、利用する側の自分本位の考え方からくる行為です。
本記事では
- 利用されがちな方
- 近くに利用してくる人がいる方
- 自分で仕事をやろうとしない同僚がいる方
へ向けて、注意しなければならないことをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 利用してくる相手への対応がわかる
- 対応を見直す
- 疲弊しなくなる
ようになります。
しばらくの時間お付き合いくださいませ。
はじめに結論を申し上げますと
- 人から何か依頼があっても、自分の範疇外のことは断る
- やってあげることに線引をする(できないことだけに手を貸す)
- 相手の成長をあきらめる
ということです。
詳細は後述していきます。
頼られる
筆者は転勤で今の職場に在籍しています。
今まで、色々な事を経験したので、部下から頼りにされました。
あっさり解決
喜ばれ、感謝される
してあげた側も嬉しい限り
めでたしめでたし
再び
あっさり解決
喜ばれ、感謝される
してあげた側も嬉しい限り
めでたしめでたし
そんな事が繰り返される
さらに頼りにされる
あの人、〇〇やってくれないんですー
正義感をくすぐられる
では私がやってあげよう
ありがとうございます。助かりまーす
そんな事が繰り返される
少し疲れる
さらにハードルが上がる
〇〇さんの行動は、おかしいと思いませんか?
そうだね、おかしいね。
どうにかしないといけないですよね?
じゃぁ、私から注意しておくよ。
ふぅ…
さらに
〇〇さんの行動は、おかしいでっすよね!?
そう思うよ
どうにかしないといけませんよね!?
注意したけどなおらないよ
えーっ…
上司として放っておいていいんですか?
しかたないじゃないか
おかしいですよ、この職場
できることとできないことがある
もうっ!!!
依頼側も頑張っていた
比較的大きな問題も解決してきた
自分の枠外のことも
ストレスになった
消耗した
なんでもかんでも
やりすぎた
反省…
頼るから利用するにシフトしたようだ
都合のいい人ではダメだ!
自分でもできるのに、はなからやってもらおうと思っている
このままでは成長しない
こちらが疲弊する
自分でやらせてみよう
〇〇を調べてみると解決できるよ
えーっ…
自分でできる
喜ばれない、感謝されない
自分でできるとうれしいはずなのに…
自分でやってみてダメなら、声かけて
けっこうできる
よろこばれない、感謝されない
支援が減少
よしよし
さらに
あの人、〇〇やってくれないんですー
正義感をくすぐられる
では、本人に直接言えばいいでしょ
期待はずれな顔
自分の課題ではないことはしない
さらに
〇〇さんの行動はおかしいですよね?
そうだけど、自分の範疇外だからどうすることもできません
残念そうな顔
やりすぎた
今回、部下ちゃんの甘えるクセにまんまと乗ってしまったのでした。
以前の勤務先でも、頼られることはかなりありましたが、節度がありました。
そのおかげで、私も精一杯その依頼に対して最大限やってあげることができました。
しかし、今回の場合、やればやるほど、部下ちゃんのためにはならなかったのです。
部下ちゃんも悪気があったわけではありませんが、頼っていたつもりが、次第に利用するようになっていったと思います。
部下ちゃんは、一生懸命仕事に打ち込むし、なんとか助けてやろうと思い、面倒をみてきました。
その中で、私は、他の人間関係のストレスに悩まされていました。
部下ちゃんからも職場をなんとかしないとアピールがあり、ストレスはさらに強いものになりました。
自分は何もしないけど、正論を言って、自分の不満を上司を利用して、解消することが目的です。
私は、多方面からのストレスで、職場に行くことがイヤになりました。
そこで、いろいろとあがいてみて、他者と自分との境界線を超えてはいけないことに気づきました。
人に頼れること、つい嬉しくなって、ぐいぐい積極的にやってしまっていました。
丁度いい加減を把握し、いい感じで協力することが大切ですね!
まとめ
人から頼られることに喜びを感じます。
しかし、節度がなくなると、利用というかたちになってしまいます。
こうなると、依頼者する側は、自分本位に、物事を解決しようとし、他人を利用してしまうことになります。
決して悪気があるわけではありませんが、利用される側は疲弊してしまいます。
頼られる側も、頼っているのか、利用に変わっているのかを判断できるようにならなければいけません。
利用していると判断できたのならば、はっきりと断ることが大事です。
できないからといって、いつまでもやってあげていては、本人の成長に繋がりません。
しっかりサポートしながら、自分でやらせてみましょう。
本当は、できるのに、自分でやらないだけなのです。
少し、距離をとり、遠くから見守ってあげましょう。