期待をするから苦しいんだ!
私たちは感情に振り回されて、生きています。
その多くは、ネガティブな感情です。
ネガティブ感情は、私たちを不安にさせ、苦しめます。
その苦しみから逃れるには、考え方の癖を鍛えることです。
そのヒントがこの著書に書かれています。
今回も、リチャード・カールソン著:「小さいことにくよくよするな!」を読んだことの続きです。
今回も私たちが考え方の癖を変えることで、
もっと楽に生きることができるよ!というお話です。
今、仕事の悩みを抱えていたりして、生きるのがしんどいと感じている方向けです。
何かの参考になれば嬉しいです。
「小さいことにくよくよするな!」シリーズ
期待を手放して人生を楽に生きる方法
日ごろの心がけがその人をつくる
日頃からネガティブな感情に支配されてはいないでしょうか?
- 上手くいかないことがあるとイライラする
- 批判されるとムキになって自己防衛に出る
- 自分の正しさを主張する
- 不運なことがあると頭の中でネガティブ雪だるまを大きくする
- 人生を非常事態だと受け止める
こういう習慣が身についていると、
人生は、ネガティブ感情の繰り返しになってしまいます。
いつまで経っても欲求不満でから抜け出せず、
欲求不満におちいる癖がついてしまっています。
ネガティブな癖ではなく、ポジティブな癖を身につけることをおすすめします。
ポジティブな癖をつけると、状況は同じでも人生が楽しくなるからです。
ポジティブな癖とは
- 思いやり
- 忍耐
- 親切
- 謙遜
- 平和
これらの他にも、時間の使い方も重要な要素です。
- 健康を維持する時間
- 自分を成長させる時間
- リラックスする時間
多くの人は、心に栄養をつける時間をとっていません。
- 楽しくもないテレビを見る
- SNSで多くの時間を費やし、他人の凄さに疲弊する
「日ごろの心がけがその人をつくる」ということを頭に入れておくと、
今までと違う癖や習慣を選ぶようになるでしょう。
親切のお返しは心のぬくもり
お返しを期待しないで親切な行為をすることがどれほど簡単で快いことか。
理由はかわりませんが、
自分が〇〇したから、妻や他の人が△△するのは当然と、
自分勝手なルールを作ってしまいます。
あの人にしてあげたのに、お礼を言わないことに対し、
なんて失礼な人なのかしらと、
勝手に行った親切に対して、返報が当たり前という慣習になっているのです。
これはおかしいでしょう!
本来、人のためになにかするときは、
それをするだけで穏やかでやさしい気持ちが生まれます。
(心が静まっていれば…)
激しい運動が脳内のエンドルフィンを高めて
爽快な気分になると同様に
親切な行為は感情を豊かにしてくれるます。
その豊かな感情こそが報酬なのです。
お返しはもちろん、「ありがとう」の言葉さえいりません。
相手に知られなくたって良いのです。
お返しを頭でもくろみながらの親切は穏やかな感情が消えていきます。
すごくもったいない。
お返しを期待しないで、穏やかな気持が手に入るのなら
もうけもんですよ!
私の体験からも見返りを求めない親切は心を平穏にしてくれます。
妻に感謝を伝えると、その場がとてもいい空気になります。
自分が妻に親切をしたときは、何も言わないで落ちて、
後から気づいたときも、とてもいい空気になります。
親切な行為は人々の心を温めてくれます。
さらに、お返しを求めず、さりげなくやってしまうようにすると、
相手が親切に気づいていなくても、
そわそわすることがなくなるのです。
自分の心の平穏が保たれるのです。
知らないほうがいいこともある
私たちは、ネガティブな出来事に目と心を奪われ、
視野狭窄に陥り、冷静な判断ができなくなることがあります。
「もう、最悪だ!」と決めつけてしまうことが原因です。
著書の中では、
農作業に必要な息子が怪我をしてしまい、
父親は、コレは一大事と取り乱しました。
その後、戦争が勃発し、その地域で健康な若い男性が徴兵されていきました。
幸いにも最悪な出来事と思われた怪我のおかげで、最愛の息子は死なずに済んだのです。
なにが起きるかなんて私たちには知るよしもありません。
なのに、知っていると思っているだけです。
私たちは、つい大袈裟に騒ぎ立て、頭の中で悪いことばかり起きるシナリオを書きあげます。
殆どの場合、そのシナリオは間違っています。
落ち着いていろいろな可能性に心を開くこと。
心を開いていれば、やがてすべてはよくなると信じられるようになります。
「そうかもしれない、そうじゃないかもしれない」なのです。
自分のすべてをありのまま認める
私たちは自分が完璧な存在にはほど遠いと認めようとします。
そのかわりに、自分のいやなところに目をつぶろうとするのです。
自分の良いところ、悪いところをありのまま認めてしまえば、
もっと自分にやさしさと共感をもれるようになるからです。
不安だらけのときも
なんでもないフリをしないで、
恐怖でおののいている事実を認めると、
「びくついていてもかまわないんだよ」と自分に言ってあげられる。
嫉妬したり、貪欲になったり、怒ったりしたときも
その環状を否定しないで、
認めるようのなれば、
さっと乗り越えて前に進んでいけるのです。
自分のネガティブな感情を不安がったり否定したりするのをやめれば、
ネガティブな感情に振りまわされなくなります。
自分のありのままを認めるのは
「自分は完璧じゃないかもしれないが、このままでいいんだよ」
と自分に言い聞かせるのと同じことです。
私はありのままの自分を認めることで
生きることが楽になりました。
ネガティブな性格を認めたくない時期は、
いつも不安で、苦しかったです。
最近になって、ネガティブな性格を受入れると、
何かが吹っ切れたのか、気持ちが楽になりました。
ネガティブなのだから、不安になるのは当たり前と
自分に言えたのです。
他にも、人の成功を喜ぶ気持ちの中に
嫉妬の感情も少し感じました。
自分は嫉妬しているんだと素直に認めました。
自分の感情に素直になると、生きるのが楽になります。
期待を捨てれば自由になる
私たちは、ピリピリしながら毎日を過ごしています。
ピリピリの原因は、何かが期待通りにいかないとき、
こんなはずじゃなかったと感じることです。
私たちは、様々なことに期待してしまうのですが、
期待どおりにいかないのが人生なのです。
ベンジャミン・フランクリンはこうのように言っています。
私たちはかぎられた視野と希望と不安をモノサシにして人生をはかり、
その環境が理想と一致しないと、それを苦難としてとらえる
要するに、私たちは勝手に期待して、
上手くいかないと、怒ったり、悲しんだりして
勝手に苦しんでいるのです。
そうなのだとしたら、期待をやめることです。
このきまじめさから抜け出すには、
自分に問題があると認めることです。
これまでの自分を変えたい、
もっと気楽に生きたいと願うこと。
自分の緊張感は自分が作り出していることを認めるのです。
自分が勝手に設定した生き方、
それに対する反応のしかたで緊張感が生まれています。
自分の期待度が高いほど、憤慨したり、悩むことが多くなります。
期待を捨てて人生をあるがままに受入れると、自由になるのです。
なにかにしがみつけば、生真面目になり、緊張します。
何かを手放せば軽くなるのです。
私たちは、何かのアクションを起こす度に、成果などの外的なことに期待します。
大抵の場合、期待した成果は得られず、気持ちが落ち込み、やる気を失います。
期待をせず、自分が信じる道を進むことだけに注力すれば、
歩みを止めることはなくなります。
人間だから、少しでも期待の通りになったときは、嬉しいです。
その嬉しさという快楽を求めてしまうと、後々苦しむ結果になります。
期待を手放して、自由になりましょう!
まとめ
私たちは、何かの出来事に対し、感情が発火し、不安になったり、怒りに囚われ、苦しむことが多いです。
感情が暴走しないように工夫することで、苦しみから脱することができるのです。
今回も、リチャード・カールソン著:「小さいことにくよくよするな!」からヒントをいただきました。
- 日ごろの心がけがその人をつくる
- 親切のお返しは心のぬくもり
- 知らないほうがいいこともある
- 自分のすべてをありのまま認める
- 期待を捨てれば自由になる
私たちが目指すべきことは、心穏やかに生きることです。
そのためには、ポジティブな感情をより多く引き出すことが重要になります。
- 思いやり
- 忍耐
- 親切
- 謙遜
- 平和
これらの他にも、時間の使い方も重要な要素です。
- 健康を維持する時間
- 自分を成長させる時間
- リラックスする時間
多くの人は、心に栄養をつける時間をとっていません。
- 楽しくもないテレビを見る
- SNSで多くの時間を費やし、他人の凄さに疲弊する
「日ごろの心がけがその人をつくる」ということを頭に入れておくと、
今までと違う癖や習慣を選ぶようになるでしょう。
「小さいことにくよくよするな!」シリーズ
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