(写真は過去の引っ越しの様子になります)
春は別れの季節であります。
そして、新生活が始まる季節でもあります。
進学、新社会人と期待と不安の両方を合わせ持ち、笑ったり、悩んだりが始まるのです。
これは、本人だけに限った話ではありません。
送り出した、実家の両親にも言えることです。
今回は、私(父親:50代)目線で我が子が巣立つ現場で見た、家族の心の葛藤を自分なりに考えてみましたので、何かの参考になったり、興味を持っていただければ幸いでございます。
私たち夫婦は少子化対策担当
我が家には、4人の子ども(♂、♀、♂、♂)に恵まれました。
幼児期に小児喘息だった子もいましたが、すっかり丈夫になり、大きな病気などなく、今では、私の身長(174cm)を超え、身体だけは大きく育ったものです。
そんな子どもたちも、残っていた2人が進学の為、巣立っていきます。
家族6人で暮らしていた今から4年前、転勤族の私の転勤辞令が発令されました。
そして、2浪していた、長男の大学進学が決まり、関西方面へ引っ越し。
長女は、就職のため、住んでいた隣の地方都市へ引っ越し。
同時期に3つの引っ越しが重なりました。
その時は、忙しすぎて、寂しいという思いはできず、あっという間に残った二人の転校手続きやら、住所変更やらに追われ、非常に忙しかった記憶があります。
それと、まだ下の子たちがいるから寂しくはありませんでした。
そして、今回、その下の2人の子たちが、希望していた大学、高校へ進学します。
そして、銘々に、生活することになったのです。
にぎやかだった我が家が静まり返るのです…
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気持ち(母・父・末っ子)
今回、妻(母親)が最も忙しい思いをしていたと思います。
それを含めて、なんな思いなのかを考えてみました。
母親
今回、母親は、ストレスと忙しさで、少し変な場面も見られました。
入学金の払込、寝具などの準備(発注は私)、生活に必要な物の準備、教科書の購入確認などなど…
末っ子は中学を卒業したばかりなので、まだ頼りないと感じていたのかもしれません。
そのためなのか、「〇〇したほうがいいよ」とか事細かく、末っ子に対して言っていました。
心配なのは理解できますが、「思っているほど子供じゃないし」と私と本人は思っていました。
少し、完璧主義になっていました。
完全に冷静さを失っていたのです。
あまりにも口うるさかったので、末っ子本人が母親に対して、「うるさいよ、そんなに言わなくても大丈夫だよ!」と不機嫌そうに言いました。
私も「心配なのはわかるけど、なんとかなるんだよ!」と伝えると、妻(母)はショックを受けましたが、落ち着きを取り戻した様子でした。
そうなのです。
母親というのは、子供のこととなると、冷静でいられなくなることが多いのです。
母性をもっているので、我が子には幸せになってもらいたいと、過剰に思っています。
これが、あまり度が過ぎると、我が子は嫌悪してしまうのです。
母親は、我慢して、少し言いたいことを抑えた方がいいのでしょう。
私(父親)
今は、スマホがあるので、まるで一緒にいるかと思うくらい、情報交換をすることは容易になっています。
こどもが年頃になると、食事以外、部屋に閉じこもって、ほとんど顔を合わせなくなります。
なので、一緒に住まなくなっても、少しは寂しいとは思いますが、それほど寂しくはならないでしょう。
なにかあれば、車で3〜4時間で行くこともできますし。
親と離れると、自分の事は自分でやらなければなりません。
何かと失敗をするのだと思います。
そのお陰で、気付きが増え、色々と勉強になって、良いと思います。
友達もいるので、あれこれ考えて、工夫したりするでしょう。
なにかあればスマホで問い合わせしてくるだろうし、自分で調べて解決するかもしれません。
今回、家から出るということは、大きな一歩になると思います。
末っ子(本人)
本人は、至って普通にしていました。
家を出ることができるので、楽しみにしているようにも見えました。
すっと幼いと思っていたのですが、一気に大人になったみたいです。
なので、私は、子供扱いしないで、一人の大人として、尊重しましたし、対話もしました。
昔は、否定してばかりでしたが、最近になって、行動が自立しているようだったので、それなりに感心して見ていました。
昔から優しく、甘えどころだった母親に、最近はすっかり甘えることがなくなっていました。
そんな状況なのに、母親が昔のように色々とサポートしようとするので、本人は少し嫌悪している様子でした。
おそらく、母親のサポート姿勢はしばらく続くと思います。
それは、母親は我が子が大人になっても、可愛がるものだからです。
母親の愛情、子供の成長を見守って行きたいと思います。
夫婦ふたりの生活がはじまる
私たち夫婦は結婚して25年になろうとしています。
あっという間に銀婚式ですよ!
そんな私達夫婦は、二人だけの生活はほとんどありませんでした。
すぐに長男を妊娠したので、すぐに子育てがスタートしたのです。
それから数年おきに家族が増えていきました。
慌ただしい25年でした。
そして、楽しく幸せに過ごせた25年です。
そんな子供たちに囲まれた生活も終わります。
そして、新たに夫婦ふたりの生活がスタートします。
そんなふたりも、すでにミドルエイジです。
子供がいなくなるタイミングで、妻は仕事(パート)のボリュームを大きくしました。
これからは、仕事で忙しくすることにシフトしたのです。
なので、寂しいと思う暇はないのではと思います。
子育てが終わって、やっと自分の時間ができたと思ったら、50代です。
私たちはこのときのために、健康的な生活を送るようにしてきました(意識したのはここ最近ですが…)。
「食事・運動・睡眠」が重要になります。
医療の発達で、平均寿命が80歳を超えている日本です。
その中で大切なのは、健康寿命です。
健康でなければ、自由に動き回れません。
自由なままであれな、やりたいことの選択肢が多く持てます。
なので、野菜、果物を積極的に食したり、肉・魚をバランス良く食べたりします。
これからは、体力勝負です。
自分で考え、自分で行動していきます。
関連記事:中年おじさんの生活習慣改善(退職後も健康であるために、今から良い食事、運動習慣を心がける)
関連記事:【こころとからだの健康】運動することはメリットしかなく、運動しないは損である!
それと、特に私ですが、仕事で消耗しないようにと考えています。
サラリーマンは会社に尽くすと考えていました。
最近、色々考えることがあり、それは間違いであると思うようになりました。
このままのやり方で進むと、私の心は壊れてしまうと思ったからです。
- 無理して稼がなくてもいい
- 多くのお金を欲しがらない
- 心の健康を保つ
- 長く楽しく働ける仕事を探す
- 慎ましい生活
- 楽しく生きる
上記のことを考えて、残された青春を謳歌しようと思います。
参考記事です。