ネガティブな感情を見つめてみる!
動物である人間って、とてもすごいのです。
他の動物にもある原始脳が反応して起こる怒りや恐怖の感情を、人間は高次脳機能で加工できることがすばらしい。
怒りを抑えたり、恐怖の解釈を変えて安心できたり…
それなのに、動物的振る舞いをしてしまうことがあるので、残念です。
今回は、感情についてのお話です。
可能な限り制御しつつ、何かのヒントに気づくことでしょう。
怒りや不安の感情に飲み込まれやすい方向けです。
何かの参考になれば嬉しいです。
ネガティブな感情が起きても見つめてみると理由がわかる
それぞれの個人が勝手に常識という、善し悪しを決めていて、自分以外の人がそれに反すると、勝手に不快になったり、怒ったりしています。
ほっといてくれたら良いのにと思いますが、そうはいかないのです。
私たちの生活の中には、ネガティブな感情が起こる原因が多くの場面に潜んでいます。
特に、職場や家庭、外出先などでは意図しないことが起こるので、それらがネガティブにさせるもとになるのです。
怒りの原因は反応すること
他人の言動や行動に対し、過剰反応することで怒りの感情が湧いてきます。
例えば、渋滞に巻き込まれたとき、自分の前には、ほとんどスペースがないにも関わらず、強引に割り込んでくる車にイラついてしまうことはあるでしょう。
その他では、自分のことを誤解して、マイナスに勘違いされそうなときも、ムクムクムクっとネガティブな感情に襲われます。
これらのように、他人に反応して苛ついているのです。
- 割り込んでくる他人を許すことができない
- 自分のことをマイナスに勘違されることは心外だ
こういう反応は当たり前だと考えていると、毎度同じようなことで、イラつくことを繰り返すのです。
このままでは、一生涯続きます。
そのような考えを手放すことができたのなら、無駄に苛つくことはなくなるのです。
怒りは疲労の原因
怒りが湧き起こってから、頂点に達するまでは、あっという間です。
原始脳が発火して、アドレナリンが分泌し、怒りの感情が発砲されます。
興奮が収まった後は、心身ともに疲れ果ててしまうのです。
怒りで得ることよりも、失うことが多いはず。
発火してから、6秒間我慢できるのなら、怒りは引いていきます。
わざわざ無駄に疲れる行動は、非合理的です。
そのパワーを生産的なことに使いましょう。
ネガティブな感情を見つめると自分の気持がわかる
自分のことは自分が一番わかっていると考えがちです。
しかし、自分より他人のほうが見立てが正しかったりします。
それでも、自分をよく観察することで、見えてくることもあるのです。
例えば、自分の配偶者に苛ついたとしましょう。
その時、どうして自分はイライラしているのだろう?と自問するのです。
配偶者がだらしない行動をとったことが苛ついた。
Q:はたして、イラつく必要はあったのか?
A:ない!
でも、だらしないことはダメなことだから…
Q:自分はだらしない行動をすることはないのか?
A:もちろんある!
- 要は、自分に怒っていることと同じ
- 人間なんだから、だらしないことだってある
そのときには、イライラは解消されていて、不必要な感情だったことに気づきます。
次は、不安の感情に襲われたとします。
不安の原因はなんだろうか?
なんだか、仕事が手に負えないくらい重なっていて、どうしていいのかわからなくなっているということがわかります。
その仕事は、どういったものがあるのかを、一つずつ紐解いて確認してみます。
紙に羅列してもいいでしょう。
個々に分けられた仕事を確認してみると、思っていたよりも、心配する必要のないことがわかります。
そして、落ち着きを取り戻し、少し頑張ればなんとかなることがわかり、安心できます。
その他の不安を深堀りしていくと、本心ではやりたくないことで、我慢してやっていたことが見えることもあります。
自分の本心に気づけたのなら、そのとおりに行動するといいのです。
やりたいこと、やりたくないことがわかると、自分の気持ちに沿ったことができるようになります。
不快感の原因はネガティブなことに注意が向いていること
私たち人間は、ネガティブなことに注目する本能があります。
それは、危険を回避するためには、常にのネガティブな情報を必要としていたからです。
現代は、崖から落ちたり、猛獣が襲ってきたり、毒蛇に噛まれるような危険はありません。
それでも、本能はそのままなので、噂話や事件事故、有名人のスキャンダルに興味津々になってしまうのです。
先日、私に元職場の元同僚から電話がありました。
その私の元職場は、相変わらずの劣悪な環境で、私にパワハラをした元上司も相変わらずで、離職が絶えないというのです。
その電話が終わってから、なんとなく不快感がありましたが、翌日になると、さらに増していました。
その不快の原因を探ったところ、元職場の情報が原因ではないかと疑ったのです。
元同僚からの情報がもとで、私の頭の中で、ネガティブワールドを作っていたのです。
昔のネガティブな経験が想起され、わずかですが、心が苦しかった時期を再体験していました。
原因がはっきりしたことで、私はフォーカスしないようにしたのです。
ネガティブワールドを手放すことが容易にできたので、不快感はすぐになくなりました。
元職場の話を聞いていて、懐かしくもあったので、楽しく感じたことは事実です。
それと同時に、ネガティブな感情が思い起こされたのも事実。
そして、ネガティブな情報に注意を持っていかれたのです。
こうやって冷静に考えてみると面白く感じます。
不安や恐怖などの感情を取り払おうとすると、逆に気になってしまいます。
その一方で、ネガティブな感情は消えないから仕方ないと考えると、気持ちが楽になるのです。
フォーカスを変えることで、ネガティブな感情と喧嘩しないで済みます。
ほんと、ネガティブな感情は面白い!
まとめ:感情は道標となるから反応せずに見つめてみる
私たちの生活の中には、ネガティブな感情が起きる原因が多くの場面に潜んでいます。
特に、職場や家庭、外出先など、意図しないことが起こるので、それらがネガティブにさせるもとになるのです。
- 怒りの原因は反応
- 怒りは疲労の原因
- ネガティブな感情を見つめると自分も気持ちがわかる
です。
他人の言動や行動に対し、過剰反応することで怒りの感情が湧いてきます。
怒りが湧き起こってから、頂点に達するまでは、あっという間です。
原始脳が発火して、アドレナリンが分泌し、怒りの感情が発砲されます。
興奮が収まった後は心身ともに疲れ果ててしまうのです。
不安を深堀りしていくと、本心ではやりたくないことで、我慢してやっていたことが見えることもあります。
自分の本心に気づけたのなら、そのとおりに行動するといいのです。
やりたいこと、やりたくないことがわかると、自分の気持ちに沿ったことができるようになります。
私たち人間は、ネガティブなことに注目する本能があります。
それは、危険を回避するためには、常にのネガティブな情報を必要としていたからです。
元職場の話を聞いていて、懐かしくもあったので、楽しく感じたことは事実です。
それと同時に、ネガティブな感情が思い起こされたのも事実。
そして、ネガティブな情報に注意を持っていかれたのです。
フォーカスを変えることで、ネガティブな感情と喧嘩しないで済みます。
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