私たちが、毎日生活をしている中で、予想外のことなど、いろいろなことが起こります。
例えば、車を運転しているとき、隣の車が急に割り込んできたりすると、怒りの感情が湧いてきたりすることがあります。
いつもカリカリして、怒りっぽい人や、その反対に、いつもおっとりしていて、怒る姿を見たことがない人など、様々です。
職場でも同様に、感情的になりやすい人、なりにくい人などいろいろな人種がそろっています。
仕事をしていると、つい一生懸命になりすぎて、自分の感情が入りすぎることもあります。
それとは別に、意見が食い違ったり、人間関係がギクシャクすることで、感情的になったりすることがあります。
本記事では
- 感情に流されやすい方
- 感情的になる人に悩んでいる方
- 人間関係に悩んでいる方
に向けて、感情コントロールについてお伝えします。
本記事を読み進めることで
- 感情的になることのデメリットがわかる
- 感情をコントロールできる
- 面倒な人との向き合い方がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 感情的になると、非生産的になる
- 感情的な人を真剣に相手してはいけない
- 感情コントロールできない人は、頭の良い人ではない
ということです。
詳細は後述していきます。
コミュニケーションの取れない上司がストレスになる
通常、仕事というものは、会社や上司が掲げる目標に向かって進むものです。
時には、上司の意向によって、急に方向性が変わることもあります。
その上司を支える部下たちは、急な変化にも対応しなければいけません。
部下が一所懸命に準備を勧めていても、状況の変化や、上司の気分の変化で、急に変更になったりすることがあります。
部下は、「やってられない!」という感情を抑えるため、自分自身で「しかたないんだ!」と言い聞かせます。
先日、他部署の職員が、私の上司に対して、かなりムカついていました。
残念ながら、私の上司は、多くの職員から嫌われています。
相手の意見を聞かず、個人の誰も賛同しない正義感を前面に押し出し、周りのことなんか無視し、ことを進めようとしたので、その社員と言い争っていました。
私は、偶然に、上司と言い争った社員の部署へ行くことがあり、言い争いの理由を聞かされました。
やはり、上司の社員のことを思いやらない行動が、問題になったのでした。
上司の頭の中では、自己中心的な考えが巡り、そのことが、現実世界でも当たり前になっているのです。
他人の気持ちなんて言うものは、どうでもいいのです。
上司が空想した世界の通りに部下や社員が動かなければ、否定するのです。
そんな上司と私は、以前から関係が悪く、表面上だけで、本当の意味では、うまくコミュニケーションがとることができていない状態です。
色々と悩み、試行錯誤した結果、上司のやろうとすることがベターではなくても、受け入れることで、無駄な争いをしなくても良くなりました。
そして、ムカついていた社員に対し、「職場のために一生懸命になっているあなたが、変わった考えの上司に対し、感情的になるのはもったいないよ」と言いました。
要するに、変な人だと分かっている相手に対し、まともな人と同じ対応では、うまくいかないということです。
真剣だからこそ感情的になる
私は、30年間以上サラリーマンを続けていますが、つい最近まで、職場に対し、かなり真剣に取り組んでいました(もちろん、現在も真剣です!)。
職場に悪影響が出ることに対して、許すことができませんでした。
自分のことのように、いや、それ以上に思いを込めて、仕事をしていました。
手を抜いて仕事をしていたり、サボったりしているのを見ると、すごく腹が立ったし、しっかり注意をしてきました。
経済面も会社のためにすごく考えて、支出を極力抑える努力もしました。
そんな会社に盲信していた私は、もちろん、残業手当なんていただきませんでした。
仕事に対して、フルコミット状態です。
しかし、今の上司に出会って、今までの私が全否定されるのです。
一生懸命にやればやるほど、否定されました。
私のことが気に食わなかったのでしょうね!
逆に、私と正反対に、のらりくらり仕事して、コスト意識も低い同僚ことを実力以上高く評価しました(もちろん、客観的に見てますよ!)。
さらにひどいことに、私が席を外しているときに、私の悪口を言う始末です。
だけど、使いっぱしりがいなくなったら困るしなぁ…
とパワハラをしはじめました。
私が上司の空想のとおりに動かないからです。
ただ、会社のために一生懸命やってきただけなのに…
パワハラされていることは、他の仲間が教えてくれました。
このことに私は、悔しい気持ちと、残念な気持ちでした。
このことで、私は、ひどく悩むことになりました。
休みの日なんかは、ネガティブな事が頭の中で連続再生する反芻思考に陥っていました。
そうなると、ものすごく消耗してしまいます。
真剣に考えれば考えるほど、私の精神状態は悪い方に行ってしまいました。
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感情的になっても
上司のねちねちパワハラで、すっかり仕事が嫌いになりました。
イヤイヤ職場に通い、ネガティブな感情を抱えながら仕事をする毎日に嫌気がさしました。
「辞めてやる−!」と感情的になり、退職も考えました。
冷静になり、色々と悩んだ結果、退職しようと思えば、いつでも辞められるので、本当にイヤになったら、我慢せず辞める覚悟を決めました。
そして、仕事に対する姿勢も変えることにしました。
- 今以上に一生懸命ヤル
- 感情的にならずに、冷静にやる
- 上司に余計な気を使わないようにする
- できるだけ定時に帰宅する
余計なことに手を出さず、求めがあったら対応することにしました。
その他、勤務時間は、自分のスキルを会社に対し、目一杯提供することで、堂々と定時に帰宅すると決めました。
社内の数人は、日中、ダラダラと仕事をし、終業時刻がすぎても、ダラダラと居残る風潮があります。
何か変ですよね!
それと、物事を俯瞰的に見るようにしました。
そうすることで、変な上司に気持ちを持っていかれないようになり、とても心身ともにいい感じになりました。
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感情的になるのは、賢明ではない
私の上司は、学業では、とても優秀だったと聞いています。
以前の職場から、上司を慕って、遊びに来たりする人も数人います。
私たちにとっては、とても付き合いにくい上司ですが、仲良くできる人はいるのです。
残念ながら、今の職場では、多くが敵として見ています。
上司がイヤで退職した社員も一人や二人ではありません。
上司と意見が合わず、言い争いをし、感情的になって辞めた人は多いです。
感情的になるというのは、感情を司る前頭葉が働いていないからです。
人間が手に入れた思考や感情をコントロールできる部位の前頭葉を生かさずして、どうするんだ?!
感情に流されていたら、判断力、思考力がチンパンジー並になってしまうのです。
私の上司のような人から攻撃を受け、感情が揺さぶられてばかりいると、疲弊してしまいます。
感情をコントロールして、冷静でいられることが、良い判断、いい思考ができ、余計な疲労感から開放されます。
喜怒哀楽には、注意が必要です。
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まとめ:感情的な言動や行動はストレスになる
真剣に仕事のことを考えるあまり、何かあれば、職場を守ろうと、感情的になってしまいます。
しかし、安易に感情的になっていたら、争いが発生しやすくなり、双方とも疲弊してしまいます。
なので、全力にならずに、少しだけ余裕を持つことで、たとえ、方向性が違う相手の意見を受け止められ、うまく対応できるようになります。
スポーツでもよくあることですが、力むとうまくできない事が多いです。
仕事も同じで、真剣のあまり、力んでしまうと、全体が見えなくなり、より良い方法を見つけにくくなります。
常に気持ちを乱さないようにし、何かあっても、冷静に対処できるように、いろいろなことを受け止められる練習をしましょう。
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