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アラフィフが楽しく生きることを考える
ストレス

人生を攻めていくというのは、楽しむことか、安定を捨てることなのかを考えた

私の友人はトランスジェンダーだった。

ずっと男性として接してきた彼が、私にカミングアウトしたのはかなり前。

突然のカミングアウトに私は、特に驚くでもなく、「へー、そうなんだ」といった感じ。

以前女性だった彼も、苦労は多かったと思う。

それなのに、男同士の付き合いだった。

彼によると、女性時代は、豊満な胸は邪魔だったので、タイで切除したのだと。

それから、戸籍を男性にした。

彼と私は、特に気を使うこともなく、気さくに会話ができる。

彼は、私とは反対のところが多い。

几帳面だし、細かな気遣いができるやつだ。

彼は、私の趣味(運動、ガジェット)や情報に興味を示すことが多い。

今回も彼から連絡が入った。

彼女と旅行中で、少しの待ち時間があって、近況連絡をしてきたのだった。

その中で、「まだまだ人生を攻めていきます!」という発言が私の目にとまった。

 

人生を攻める

人生を攻める」ってどういうことなのかを考えてみた。

周りに同調することなく、自分のやりたいことをチャレンジすることなのか?

そのであるのなら、今の仕事に執着せず、他にやりたい仕事があれば挑戦することなのだろう。

彼は、海外ボランティアがキッカケとなり、医療系国家資格を取得して、国内で今の仕事についている。

どうやら、彼は、今の仕事に不満があるようで、転職は海外を視野に入れているらしい。

他に人生を攻めている人を紹介する。

その彼は、国立大学卒業後、馬産地の厩舎で働いた後、リハビリ大学へ4年間通い直し、現在は、理学療法士として活躍している。

人も馬も診ることができる理学療法士なんだとか。

理学療法士にも専門分野があり、治療法も技師によって異なる。

専門性が高いため、常に学んでいるといった印象を受ける。

人も馬も診ることができる彼は、毎週のように日本中を飛び回っている。

やりたいことを見出し、情熱を注ぎ、時間とお金を注ぎ込んでいる。

これも攻める人生の一つなのだろう。

 

守りの人生

守りの人生とは、定年までサラリーマンを頑張る安全の王道のこと。

今の自分もそうだ。

一ヶ月もすると脱サラリーマンになるので、状況は変わるが…

サラリーマンは、将来が予測しやすいので、安心だ。

安心ではあるが、社畜と揶揄されたり、自由度が少ないことが難点。

最近では、時代の変化に注意が必要になっている。

  • 少子高齢化問題
  • 労働問題

 

少子高齢化によって、今後の年金と社会保障が問題になる。

王道を言われたサラリーマンも、昔と違って老後に不安が出てきている。

このままでは、定年、再雇用の終了後も更に労働が必要になるかもしれないのだ。

なんてこった、60歳でリタイヤできるはずが、65歳、いや70歳になり、さらにまだ上がりそうだっていうんだよ!

死ぬまで働けってか!?

 

労働問題について考えてみたいと思う。

  • ハラスメント
  • 労働搾取
  • 年功序列制度、終身雇用制度の崩壊

現在、パワハラ、モラハラ、マタハラといったハラスメントに国も力を入れ始めている。

企業には、これらを遵守させる決まりがある。

しかし、実態は以前とさほど変わらない。

訴えてしまえばいいのだが、ハラスメントを受けると、ストレスで判断力が低下するので、冷静な行動を撮ることが困難になる。

私もパワハラを受けた過去があるが、メンタル病気味になり、判断力低下、自己嫌悪、不安だった。

 

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企業によっては、サービス残業が当たり前になっている。

企業の成績を良くするため、社員からの労働搾取が行われているのだ。

ただでさえ、賃金が上がらない状況で、さらにサービス残業となると、会社の奴隷なのかと思う。

サービス残業も大きな問題である。

 

昭和の高度経済成長の時代に多くの労働現場では、終身雇用、年功序列制度を人員確保のため用いた。

経済成長に乏しい今の時代では、崩壊し始めている。

そうなると、サラリーマンという人生の王道が崩壊しているということになる。

守りの人生のはずが、守られてない状況なのである。

 

守りの人生はリスク

昭和の終わりと同時期にバブル経済も終焉となり、そこから日本の経済は低調を続けている。

いい会社に就職する

家庭を持つ

マイホームとマイカーを持つ

定年まで終身雇用

退職金と年金でのんびり老後生活

上記の昭和の王道も今では崩壊しつつある。

預金金利はゼロに限りなく近い状況。

一生懸命働いても、税金や健康保険料の天引き額が多く、手残りが昔より少ない。

守りの人生のはずが、厳しい状況である。

今の時代は、守らない人生がいいのではないか。

人生は冒険した方が楽しいという人が言う通りかもしれない。

人生の後悔で多いのは、やった後悔はないのに対し、チャレンジしなかった後悔が多いという。

守らない人生で、時間を確保し、やりたい仕事を探す。

時間がかかっても、やって楽しいと感じる仕事を見つけるのだ。

 

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まとめ

友人が言った「人生を攻める」という言葉について考えてみた。

守る人生は昔と違って、厳しい時代になっている。

やりたいと思ったことを実践する攻めの人生もいいが、守らない人生もいい。

同様にも感じるが、無理して行動しなくてもいい。

ただ、やりたくない仕事を頑張り続けるのだけは避けるべきだ。

メンタルが壊れてしまっては、元も子もないからだ。

人生の後悔はやらなかった後悔が多いのだから、チャレンジはする方向で考えた方がよさそうである。

 

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Masazo
アラフィフフリーランサーです。 30年以上続けた仕事を上司からのパワハラで退職。 仕事の人間関係で悩み、メンタルがどん底まで落ちたけど、這い上がることができた方法や思考法を発信しています。 その他、健康のために、良い食事と運動を心がけていて、これもまた発信しています。 今まで、世間の流れのままに生きてきました。 最近、昔からの常識に疑問を持ち、何が正しいのか自分なりに考えるようになりました。 これについても発信しています。 色々な情報を自分に取り入れ、これからの人生に活かしていきたいと考えています。 今まで、嫌いだった読書も、いろいろな発見があって、面白いと感じています。 よりよい人生にするために、学んで行きます。 そして、発信していきます。