20代、30代の若い頃は、自分が老いていくとは考えもしないと思います。
そんな若い人も、子供の頃、自分が大人になるって思わなかったのに、実際には、立派な大人になっているのです。
今は年老いていくことを考えていなくても、ヒトは必ず老いていくものですし、死はやってきます。
どんなに嫌がっても、その時は必ず訪れるのです。
自分が老いる事を誰だって喜ばしいと思う人なんていません。
老いることをネガティブにとらえてしまうことは、健康に悪いという研究報告もあるくらいですので、今回は、老いに対して、前向きに捉えようではないかと考えて行きたいと思います。
本記事では
- 最近、老いを感じている方
- 自分が老いていくのが悲しいと思っている方
- 自分がもう若くないんだと諦めている方
に向けて、老いに対しても向き合い方をお伝えします。
男性も女性も本記事を読むことで、何かの参考になれば幸いです。
本記事を読みすすめることで
- 自分が老いていくことに向き合うことができる
- アンチエイジング方法がわかる
- 老いに対して前向きに捉えることができる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 食事・運動・睡眠に気を配り、健康的な生活をする
- スキンゲアに気を配る
- 人に優しくしたり、感謝をする
ということです。
詳細は後述していきます。
老化とは
老化とは、加齢に伴い、身体機能が衰えることです。
老化に気づくときは
- 外見の老化
- 身体機能の老化
です。
外見の老化
同窓会などで、しばらくぶりに同級生と会うと、「随分、老けたなぁ!」とか「全然変わってないなぁ!」と思ったり、男子であれば、正直に思ったことを言ったりします。
見た目が老けていたり、昔のままだったりするのですね。
その外見が老けて見える原因は
- 酸化(サビ)
- 細胞の死(細胞分裂終了)
- 新陳代謝が悪い(ターンオーバー)
です。
酸化(サビ)
体が酸化するということは、金属が錆びるのをイメージするとわかりやすいと思います。
要するに劣化してしまうということです。
原因は、体内から発生する活性酸素が原因です。
元々、活性酸素は、私達の身体を外的から守ってくれるのですが、多すぎると、自分自身を攻撃してしまうのです。
この攻撃から守るために、抗酸化作用のある食品を摂ることです。
オススメなのは、野菜や果物を食べることです。
細胞の死(細胞分裂終了)
私達ヒトは約60兆個の細胞で成り立っています。
その細胞は分裂を繰り返します。
細胞分裂には限界があるのです。
分裂ができなくなると、その細胞が死をむかえます。
細胞分裂を繰り返すたびにテロメアが短くなっていきます。
テロメア (telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ。telomere はギリシア語で「末端」を意味する τέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語である。末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳される(中国語:端粒)。
元気な細胞は、テロメアの長さで決まります。
テロメアが長いほど、若いということになります。
新陳代謝が悪い(ターンオーバー)
若い人の肌は、透明感があります。
その理由は、新陳代謝の期間が、年配者より短いからです。
若い人の透明感のある肌は、古い角質が新たに生成された、きれいな角質に押し出されて、常に新鮮な角質だからです。
年齢を重ねることに、新陳代謝は遅くなります。
それが原因で、肌がくすんでしまうのです。
身体機能の老化
年老いていくと、若い頃できたことができなくなったりします。
できなくなったにも関わらず、昔のできていた記憶が頭の中に鮮明に残っています。
実際にやってみると、身体と記憶のギャップが生じ、自転車で転倒したしすることがあります。
- 運動機能の老化
- 認知機能(脳)の老化
運動機能の老化
老化と聞くと、運動機能の老化をイメージすることが多いと思います。
若い頃にできていた走ったりする運動ができなくなったりします。
さらに運動機能の老化が進むと、基本的な生活動作ができなくなります。
着替え、トイレ、入浴などです。
生活に支障が出てしまうと、家族やヘルパーさんのお世話にならなければ生活できなくなります。
認知機能(脳)の老化
認知症って聞いたことがあると思います。
特別な人がなるのだと思ったら、そうではありません。
人間は他の動物と違い、脳が発達しています。
その大きな特徴は、前頭前野というおでこの部分が大きく発達し、人間らしい生活を送ることができるのです。
この前頭前野は、成長が最も遅く、老化し始めるのが最も早い部位です。
なので、だれもが認知症になる可能性があるのです。
実際、多くの人が認知症になって、介護を受けています。
老化を受け止める
老化を毛嫌いしたところで、不老不死にはなりません。
しかし、心がけ次第で、老化のスピードを遅らせることができます。
アンチエイジングです。
まず、老化という、人間の摂理を受け入れることが大切です。
その中で、できるだけ老化スピードを遅くできることをやっていきます。
どうせ、歳だからといって、不摂生をして、わざわざ老けるような生活をしてはいけません。
年齢を重ねていくと、代謝や抵抗力が低下し、病気になりやすくはなります。
だからといって、病気にかかたり、薬を飲むことが当たり前ではありません。
むやみに医療費をかけないで頂きたいです。
若くないからといって、引け目を感じる必要なんてありません。
確かに若くはありませんが、自分に自信を持って、生活するべきです。
よく、なかなか思い出せないという人がいます。
それは、今まで培ってた情報が多いので、情報を取り出すのに時間がかかったり、情報の保管場所がわからなくなっただけということもあるのです。
若い頃より、多くの経験や情報を持っているのです。
アンチエイジングで心がけること
年齢を重ねても、若々しくいるために、普段から心がけるべきことがあります。
- 食べすぎない
- 運動不足にならない
- 睡眠不足にならない
- スキンケアを怠らない
- オーラルケアを怠らない
など
食べすぎない
現代人は、食べすぎです。
食べ過ぎるから、病気にかかるのだと訴える人もいます。
特に気をつけることは、
- 糖質
- 脂質
- カロリー
- アルコール
の取りすぎです。
間違いなく、老化を促進させます。
一般常識で、1日3食が当たり前とされています。
これは、諸説ありますが、食品業界が仕組んだとも言われています。
私達は、3度の食事が当たり前をしていますが、これだとどうしてもカロリーオーバーになってしまうのです。
その他、食品添加物の摂取がアレルギーなどの原因となっていると言われています。
なので、1日2食もしくは1食で、健康を手に入れることができるといいます。
もちろん、栄養バランスは重要になります。
関連記事:現代人は食べすぎで病んでいる!【断食(ファスティング)のススメ】
運動不足にならない
現代人は運動不足の人が多いです。
アンチエイジングを志すのであれば、食事同様、運動は必須になります。
運動をすると、運動機能や代謝がよくなるのはもちろんですが、脳機能にも良い効果があります。
衰えていく一方だと思われた脳機能ですが、運動で成長するのです。
運動をすると、脳内から様々な脳内伝達物質が分泌されます。
気分がよくなりますし、ストレス対策にもなります。
それよりも、BDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が分泌されるのです。
これに、色々考えたり、学んだりするという脳刺激で、脳神経が成長するのです。
関連記事:【こころとからだの健康】運動することはメリットしかなく、運動しないは損である!
睡眠不足にならない
睡眠はすごく重要で、判断力やメンタル面に大きく影響します。
その他、アンチエイジングにも重要です。
人にもよりますが、6時間から8時間の睡眠が良いとされています。
睡眠時間が6時間未満の人は、早死するとも言われています。
私もたまに睡眠不足になることがありますが、その時は、イライラしたり、不安になったりすることが多いです。
要するに、睡眠不足の時は、頭が悪い状態になるということです。
関連記事:7時間以上の質の良い睡眠を【メラトニンの抗酸化作用で睡眠とアンチエイジング】
スキンケアを怠らない
高級化粧品を使うと、きれいな肌になると思いがちでしょうが、そうではありません。
確かに安価なものよりも高額な化粧品の方が良いのかもしれませんが、基本的な考え方は簡単です。
- 保湿する
- 体の内側から
- 紫外線対策
の3つのことです。
保湿
水分を逃さないように保湿が基本です。
色々な化粧水を使ったとしても、表面が潤っているだけで、浸透しているわけではありません。
肌の潤いをキープするために、油の膜で覆う必要があります。
俗に言う、乳液というものです。
しかし、高級なものでなくてもかまいません。
油の膜を張るのが重要なのですから。
驚くかもしれませんが、私が使用しているものは
- ワセリン
- ココナッツオイル
です。
この他、アマニ油も評価が高いです。
以前は、1本数4千円程度の男性用化粧水と乳液を使っていました。
いまでは、ワンコインでもお釣りがくるワセリンですから、常識というものがこれほどまで、私達を惑わせているのだと愕然としてしまいます。
身体の内側から
きれいな肌は、身体の内側からケアをします。
要するに食事です。
抗酸化作用のある野菜や果物を積極的に摂取するということです。
具体的に言うと
- ブロッコリー
- キャベツ
- ほうれん草
- ブルーベリー
などです。
これらの他、ビターチョコレートやコーヒーも抗酸化作用があります。
さらに、腸内環境にも気を配ったほうがいいので、納豆やヨーグルトなどの発酵食品も重要な食材となります。
参考記事:【アラフィフの食生活改善】常識はまちがいだらけ|簡単にできる健康的な食事とは
参考記事:腸活を意識して、快適生活を目指す(心身共に充実させる)
紫外線対策
紫外線は、アンチエイジングにおいて、大敵です。
紫外線を浴びると、細胞が傷つき、しわやシミの原因になり、老け顔になりやすくなります。
なので、日焼け止めを塗る必要がでてくるのです。
私は、ウォータープルーフのタイプのを使用しています。
アメリカのショッピングサイトのiHerbから購入をしています。
Badger Company, スポーツ、天然ミネラルサンスクリーンクリーム、クリア亜鉛、SPF35、無香料、2.9 fl oz (87 ml)
オーラルケアを怠らない
歯医者には虫歯にならなければ行くことはありませんでした。
しかし、定期的に通うことが大切なのです。
虫歯以外に恐ろしいのは、歯周病です。
歯周病(ししゅうびょう)とは、歯肉、セメント質、歯根膜および歯槽骨より構成される歯周組織に発生する慢性疾患の総称である。歯周疾患(ししゅうしっかん)、ペリオ (perio) ともいい、ペリオは治療のことを指すこともある。ただし、歯髄疾患に起因する根尖性歯周炎、口内炎などの粘膜疾患、歯周組織に波及する悪性腫瘍は含まない。歯を失う最もな病気ともいわれている
歯周病になると、歯だけではなく、体全体に菌が広がり、様々な病気の原因にもなるのです。
毎日の歯磨きでは落とすことのできない歯石があると、そこに菌が住み着いて、歯周病を発症させます。
なので、定期的に歯医者に通い、歯石を落としてもらうことが重要になります。
その他、歯のクリーニングをしてもらい、白い歯をキープして、清潔感を保ちましょう!
参考記事:銀歯のコンプレックスとさよならして、本当の笑顔になる!
まとめ
年齢を重ねていくことによる老化していくのは、仕方のないことです。
毛嫌いするのではなく、ポジティブに捉えることが大切です。
老化をすると、見た目や身体的機能が低下します。
できるだけ、老化しないようにアンチエイジングを心がけて生活することはとても重要なことです。
気をつけることは
- 食べすぎない
- 運動不足にならない
- 睡眠不足にならない
- スキンケアを怠らない
- オーラルケアを怠らない
などです。
結局、健康に気を配る生活をすることがアンチエイジングになるということです。