みなさんは、3食しっかりと摂っていますか?
私は、昔から、食は健康の源ということで、具合が悪くて食欲がないときにも、回復させるには食べた方が良いと思い、無理やり胃に流し込んでいました。
ある日、船越俊介さんの著書:「3日食べなきゃ、7割治る」を読みました。
いわゆる断食の本です。
読み進めていくと、ぶっ飛んだ内容が書かれていました。
ざっくりまとめると
現代の人々は食べすぎなのです。
いろいろな病気を患っている人が多いが、食べることをやめれば回復に向かうことが多いよという内容。
具合の悪いときには、「何も食べないで寝ていろ!」というのです。
私のやっていることと真逆…
なんのこっちゃ?と思い、文字面を追っていくと、具合の悪く体力が落ちているときは、食べることをしないで体力を温存し、ただただ寝て過ごし、体力回復を待てというもの。
消化するよりも、代謝にパワーを回せとな。
どういうこと?
要するに、昔の狩猟民族のように、空腹の時間を多くしなさいということでした。
ファスティング
現代社会は、飽食の時代で、食べすぎです。
確かにそうだと思います。
食べ過ぎが原因で、昔なかったような、色々な病気、特に生活習慣病になるんだとか。
なるほど〜!
確かに、食べすぎの方は多いかと思います。
食べるためにお金を使って、食べ過ぎたからダイエットにお金を使ってみたいに、無駄なことしている感はありますよね。
できれば1日1食でもいいらしい
有名芸能人で1食生活している人もいると聞きます。
さらにですよ、数日の間、水分と栄養素だけで断食する方もいるんですって。
ファスティングっていうのです。
長い期間ずっと不食の方もいるようで、何がなんだかわからなくなってしまいます。
断食道場もあるらしく、色々な病気が断食で良くなっているらしいですよ。
オートファジーと言って、古くなって要らなくなったタンパク質を自分で分解して吸収してしまうというのです。
いわゆる自食っていうやつです。
オートファジー
空腹の何が凄いって?
聞き慣れないかも知れませんが、オートファジーがものすごいのです。
オートファジーとは、「自らAuto」を「食べるPhagy」自食作用のことです。
細胞が自らの古くなった細胞成分を食べて分解することでアミノ酸を得る機能で、細胞内の「リサイクルシステム」です。
このメカニズムを解明したのは
大隅 良典 東京工業大学 栄誉教授です。
2016年ノーベル生理学医学賞を受賞したすごい人です。
古くなったタンパク質のゴミが細胞内にたまると、細胞の老化や体調不良につながります。
断食によりタンパク質の供給がなくなると、古くなったタンパク質を分解し、それを材料にして、新しいタンパク質を作り出します。
病気などの原因だった古いタンパク質が一掃されて、健康体へと向かいます。
ミトコンドリアも新しくなり、エネルギー産生効率が良くなると代謝も良くなり活性酸素の量が低下します。
例えば、血管壁に余計なもの(プラーク)が付いていたら、自ら除去したりするとのことです。
オートファジーは、16時間以上の空腹状態が必要です。
生活習慣病や感染症などの予防効果が期待できます。
肌や筋肉などの老化防止効果も期待できます。
注意点としては、脂肪も減りますが、筋肉量も減ります。
その予防策として、筋トレを取り入れることが大切です。
ファスティング(プチ断食)を実践
オートファジーなんて、とても信じられませんが、他にもたくさんメリットがあるらしいので、私もファスティングに挑戦することにしました。
始めは、朝食だけを抜きました。
現在は、昼食も抜き、空腹を補うため、昼にナッツを食べています。
参考記事:ナッツは、健康とダイエットにいいスーパーフードだ!(過去のナッツ嫌いがオススメします)
ファスティングの目的
- 体質改善
- アンチエイジング
- アレルギー改善
- 代謝向上
ファスティングを実際にやってみると、実践はじめのころは空腹感がありますが、特に辛いということはなく、逆に集中力が上がるのを感じることができます。
当たり前かもしれませんが、脂肪は落ちましたね。
アレルギーにもいいらしいので、花粉症がよくなるか人体実験してみようではありませんか。
その結果、花粉症の症状は緩和したと感じました。
約50年も3食取らなきゃいけないと思ってきましたが、それは間違いかもしれないと思っています。
食事の準備もなくなるので、自由な時間が増えます。
その分のお金をかからなくなります。
唯一の食事、夕食がとても美味しく感じます。
濃い味が好きだったのに、味が薄くても、食材やだしの風味や微妙な美味しさを感じるようになりました。
素朴な食事をより好むようになりました。
それだけでもメリットを感じています。
仕事では、後半の集中力がいい感じです。
ファスティングをしていて、唯一のデメリットは
脂肪も落ちるが、筋肉も落ちる
なので、筋肉を落とさないように、軽い筋トレを日課にしながら、ファスティングを続けていこうと思います。
まとめ:現代人は食べすぎで病んでいる!【断食(ファスティング)のススメ】
船越俊介さんの著書:「3日食べなきゃ、7割治る」には、現代人は食べすぎによることで病気になっていると書かれていました。
食べなきゃ、様々な体調不良が改善するというのです。
断食で空腹時間を長く保つと、オートファジーと言って、古くなって要らなくなったタンパク質を自分で分解して吸収するようになります。
このことで、さまざまな良い効果を起こします。
- 体質改善
- アンチエイジング
- アレルギー改善
- 代謝向上 など
私も実践していますが、メリットしか感じていません。
最初のうちは、体調に気を配りながら、始めて見ることをオススメします。
参考記事:プチ断食(ファスティング)で簡単にダイエットとアンチエイジング