普段から色々なことを思考することは良いことです。
しかし、あれこれと考えすぎてしまって、不安に陥ってしまうこともあります。
突然、何かしらのトラブルがあっても、回避できるように、いろいろな場面を想定し、その準備をすることは、よくあることです。
この想定を、変に考えすぎることによって、起こるはずもないことや、自分にはどうしようもできないことに心が奪われてしまい、余計な不安を抱えてしまい、疲弊することもあるでしょう。
本記事では
- 心配性な方
- つい、色々と考えてしまい、不安になってしまう方
へ向けて、不安の解消方法をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 考えすぎても何のメリットもないことがわかる
- 考えすぎないようにする方法がわかる
- 考えすぎによる不安を軽減する方法がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 未来のことを考えても不安になるだけ
- 考え過ぎは精神と体力を消耗するだけ
- 今に集中しよう
ということになります。
詳細は後述していきます。
そもそも心配事の96%は取り越し苦労である
私達、人間には、もともと危険を察知する能力が備わっています。
これは、私達の先祖、狩猟採集民の時代からそのまま受け継いできている機能です。
人間が敵にに襲われないように、危険を察知するようにして生きてきました。
狩猟採集の時代から社会は現代に変化しましたが、その危険察知能力はそのまま私達に搭載されたままなのです。
それが今の社会にマッチせず、過度な不安を抱いてしまうようになるわけです。
しかし、面白いことに、私達が一生懸命心配していることの80%は実際には起きないという研究があります。
米国ミシガン大学の研究チームの心配事の実地調査によって、そのことが明らかになりました。
- 心配事の80%は実際には起こらない
- 心配事の16%は、事前に準備していれば対処可能
- コントロールできない天災などは4%
この結果から、心配事の96%は自分で何とかなるということです。
ということは、不安の96%は取り越し苦労なのです。
不安を抱いて、消耗していることは、無駄なだけ!
抱いた不安に対して分析して考えてみる
色々なことを考えていると、時にはネガティブな方向に考えが及んでしまい、不安を抱くことがあります。
そんなときは、そのネガティブな感情を冷静に分析してみることで、今後のヒントが見えたりします。
- 発生したネガティブな気持ちを具体化してみる
- 自分でコントロール出来る事なのか考える
- 自分にとって重要な問題なのかを考える
- コントロール可能で重要なことについてのみ、すぐ出来ることを考える
発生したネガティブな気持ちを具体化してみる
私達が気分を害しているときは、ただなんとなく、ネガティブな気分になっていることがおいです。
そんなときは、冷静になって、自分の心に問いてみましょう。
この気分は、どこからきているのか?
そうしていくと、原因がはっきりしてきます。
ネガティブになった原因がわかってしまうと、その原因ってそれほど重くなかったりすることが多いのです。
別に悩むほどほどでもなかったり、簡単に解決ができ、容易に不安を解消できたいりするのです。
原因をはっきりさせることで、簡単な問題が絡み合っていて、とても大きな問題のような感覚になっていたことがわかります。
自分でコントロール出来る事なのか考える
ネガティブな感情の原因がはっきりしたら、その問題を分類してみます。
その問題が自分でコントロールできるものなのかを判断します。
他人が問題であるのなら、自分にはどうにもできません。
他人をコントロールしようとする人がいますが、そもそも他人を変えるのは無理だし、他人をコントロールしようとすると、様々なトラブルに発展しかねません。
自分にとって重要な問題なのかを考える
自分がコントロールできる問題として分類されたら、その問題が重要か重要ではないのかを分類します。
コントロール可能で重要なことについてのみ、すぐ出来ることを考える
ネガティブになった原因をいくつかの過程で経て、導き出したことで、自分でコントロールできて、重要なことについてだけに、対処方法を考えます。
その他のことは、とりあえず無視しておいて、今しなければならないことに注力します。
ここまで来たら、不安を抱くことは無意味だし、不安を抱かなくなるでしょう。
未来のことを考えていても、不安になるだけ
先のことを考えていても、何もいいことはありません。
未来のことは、誰にもわからないのです。
先のことに対して、準備をすることは、大切ですが、未来の状況や結果に対して不安を抱くことは、非効率で非生産的なことです。
先のことを考えても
- 不安になるだけで、何のメリットもない
- うまくいく確率が上がるわけでもない
- 精神力と体力を消耗するだけ
- 今のことだけを考えることが重要
となるわけです。
やはり、未来のことは誰でも気になります。
しかし、未来にばかり囚われていたら、幸福感が低下してしまいます。
先のために、することを決めたら、あとは気にしないようにするのがポイントになります。
将来のために考えること
私は、将来のことを考え行っていることがあります。
- 運動
- 老後資金
運動をする理由
運動をするのは、脳にいいからです。
連例を重ねていくと、認知能力が衰えていきます。
運動をすることで、脳に血流が促され、認知機能の向上が期待できます。
将来、認知症になることへの不安から、積極的にジョギングをするようになりました。
関連記事:運動をしないというのはありえない!ー運動はメリットだらけ!【少しずつ運動習慣を】
老後資金
昔の人は、60歳で定年し、その退職金でのんびり生活できていました。
今の時代は、年功序列制度、終身雇用が崩壊しています。
その他、低金利なので、貯蓄のメリットは、ほとんどありません。
年金 + 退職金貯蓄利息と取り崩しでは、老後の暮らしをまかなうのは、不可能です。
さらに、寿命が伸びているので、昔とは、大きく変化しています。
この状況を考えると、将来に対して不安を抱くことは、当然です。
これで、何も考えないというのは、相当なリスクを抱えることになります。
私は、この状況を踏まえて、老後の不安に対しては、貯蓄以外に、資産を増やすため、つみたてNISAなどの制度を利用して、投資信託を行っています。
これだけでは、完全に解決しませんが、将来のためにできることをやるのは大切だと思っています。
関連記事:「預金」をするなら「つみたてNISA」もやってみよう!【リスクが低い投資もある】
運動や老後資産について不安を抱かない
色々考えすぎることで、不安を抱くことはあります。
しかし、不安を抱く理由が未来のことを考えてであるのは、無駄なことなのです。
私は、将来のために運動とつみたてNISAをしているわけですが、
運動をしているけけど
- 病気になったらどうしよう
- 認知症になったらどうしよう
老後の生活について
- 生活資金がなくなったらどうしよう
と不安を抱くことは一切ありません。
絶対病気にならない確信はないのですが、将来の病気や認知症に関して考えることをしないので、不安を抱かないでいられます。
このように、考えても仕方ないことを考えるか考えないかで、不安を抱くことになったり、抱かなくて済んだりするのです。
要するに
考えても仕方のないことを考えなければ、不安にはならない!
ということになります。
重要なことを行い、余計な不安を抱かないようにすることです。
今に集中しよう!
未来の余計なことを考えずに、今に集中することが大切です。
今に集中するには
- 運動
- 瞑想
がオススメです。
運動をすることで、不安やストレスを軽減することができます。
私は、自然の中で、有酸素運動するのが好きです。
過去記事:自然の中での運動は、ストレス解消の他、幸せレベルも向上する(ダイエットにも)がオススメです。ご参照ください。
マインドフルネス瞑想は、今に意識を集中することで、今の自分を見つめてみることです。
自分に絡みついている不安を解消したり、様々な効果があります。
詳しくは過去記事:健康 マインドフルネス瞑想でストレスと不安を解消したいをご参照ください。
まとめ:考えすぎないことを考える
普段から思考することは、いいことです。
考えすぎや、考えることの方向を間違えると、不安を抱くことになるので、注意が必要です。
- 未来のことを考えても不安になるだけ
- 考え過ぎは精神と体力を消耗するだけ
- 今に集中しよう
ということが大切になります。
ある研究で、心配事の96%は取り越し苦労で
- 心配事の80%は実際には起こらない
- 心配事の16%は、事前に準備していれば対処可能
- コントロールできない天災などは4%
なのです。
無駄に心配することが、いかに無駄だということがわかります。
先のことを考えても
- 不安になるだけで、何のメリットもない
- うまくいく確率が上がるわけでもない
- 精神力と体力を消耗するだけ
- 今のことだけを考えることが重要
です。
未来のことをいくら考えまくっても、未来のことなんか誰にもわからないのですから。
大切なのは、
- 発生したネガティブな気持ちを具体化してみる
- 自分でコントロール出来る事なのか考える
- 自分にとって重要な問題なのかを考える
- コントロール可能で重要なことについてのみ、すぐ出来ることを考える
ことです。
色々と未来について、心配なことがあると思いますが、どうにもならないことを心配することは、自分にとってマイナスにしかならないのです。
自分を見失わずに、力を入れることろを見極めて、未来に備えていきましょう!
関連記事:【メンタルが不調】不安定な精神状態を改善させた7つのこと