他人への思いやりは、自分に返ってくる!
人は皆、幸せになりたいと思って生きています。
その中には、目先の欲望に目がくらみ、他人を騙したりして、自己の利益に執着する人もいます。
非常に残念に思います。
しかし、私達も自己の利益を求めるのは普通であり、他人を犠牲にしてまではとは思わないだけです。
私は、自己主義的に約50年間、生きてきました。
自己主義といっても、他人を蹴落とすことはしていませんし、いたって普通の社会人としてです。
数年前にパワハラを経験してから、幸せについて考えることが多くなりました。
ここ最近、「GIVEの精神」や「まずは人に与えてから」といったことを耳にする機会が増えました。
今まで、利己主義で生きてきたわけですが、今まで以上の幸せを感じることがなく、逆に、心に負担のかかることが多いように感じています。
実験の意味を兼ねて、「利他主義」へ方針を転換してみようと思ったのです。
本記事では
- 人生にアクセントをつけたい方
- 自己主義で生きてきた方
- 幸福になりたい方
に向けて、利他主義についてお伝えします。
なにかの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 人生の転機になる
- 様々な発見がある
- 人に親切になる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 人に親切にすることで自分が幸せになる
- 見返りを求めてはいけない
- 搾取されないように注意
ということです。
詳細は後述していきます。
自分にしてもらいたいように人に対してせよ
先日、損をしないようにチマチマ生きるのはイヤだ!|ゆとりある人生を送りたい【損して得取れ】で書いたように、私は、利己主義で生きてきて、自分の得に固執したとしても、結果、疲れるし、良いことがないと感じています。
「自分にしてもらいたいように人に対してせよ」というのは、よく聞くことです。
世界中の多くの宗教や文化に共通する伝統的な道徳ないし倫理基準になっているのです。
私は、このことを無視して今まで生きてきましたが、人のためにしてあげられることをすることで、気分がよくなるのは、経験済であります。
人に頼られたり、感謝されたりするのは、人の温かさを感じたし、幸せなことだと思いました。
人とのつながりを感じることができたからなのでしょう。
ここ数年で配属された職場では、なかなか人とつながることができていなかったので、他部署の人と、うまく繋がりをもてたことは、楽しく仕事をできていない中でも、数少ない充実感を得ることになりました。
利他的の方が人生において有利
最近、数多くの研究で報告されていますが、「利他的に生きることが幸せにつながる」といいます。
「ヒトは原始時代から利他と共有で生きてきたんだから、親切や相互サポートによってストレスが低下するのは自然だろう」
これらが意味するのは、やはり、「利他主義でやってみよう!」と自分に訴えかけているように感じます。
単純に考えて、利己主義が自分の得になるだろうと考えがちですが、長年の研究では、そうではないのです。
他人のためにと思って行動していると、それを良いことに、搾取することを目的にしている人も出てきます。
こういうテイカーにはあまり近づかないようにするか、それをわきまえた上で、線引して付き合うようにしなければ、吸い取られっぱなしになり、本来の目的から離れてしまいます。
たとえ利他主義になったとしても、見返りを期待することでは、少々違ってきます。
心からの利他主義でいく。
その根本は、自分の幸せのためでも構わない。
利己主義は視野を狭くする
利己主義は、視野を狭くします。
それは、自分のことしか考えないからです。
それに比べ、利他主義は、違います。
利他主義は、他人のことを理解する視点が必要になります。
「あの人が望んでいることはなんだろう?」などと、相手の気持ちになって考えます。
よくやりがちなのが、「自分がこう考えるのだから、相手も同じ考えでいるはず」という自分勝手な思い込みです。
これが原因で、人間関係のトラブルになることがあります。
自分と他人は違うのですから。
私自身も、「こんなあたりまえのこと、理解していて当然」と思い込んでいたので、そうでない場合、大きなストレスになっていました。
これに同調する仲間と一緒になって、「ありえないよねぇ!」と話すこともありました。
こういったネガティブな会話は、私のストレスになって、返ってきます。
このことを理解するのに、約半世紀もの時間を要したわけですから、人間的に成長が遅い私であります…
「他人は変えられない、自分が変わればいい」のです。
この方が、ずっとストレスがかからず、気持ちが楽になります。
自分勝手に期待して、その期待を他人に押し付け、その他人を悪者に仕立て、不満を言う。
当たり前に行われていますが、得策ではないですね!
私達が考えている常識の通りに行動しない他人には、過度な期待は禁物です。
私の職場にもそういった仲間がいますが、本人が気がつくまで、容認するようにしました。
本人が理解していないので、何を言っても、伝わらないし、争いが勃発するだけですから。
感謝することも大切
感謝することも大切だと思っています。
感謝することで、幸福感を得ることができます。
私は、数年前から、人生について考えるようになりました。
先程お伝えしたとおり、上司からのパワハラがきっかけでした。
大きなストレスを抱えるようになり、30年以上続けた仕事が苦痛となりました。
そして、持っていた幸福感が次第になくなっていき、私から笑顔が消えていき、苦痛ばかりを感じるようになりました。
さらにストレスは大きくなり、自宅にいても、仕事場で受けたショックが、頭の中を繰り返し反芻(はんすう)するのです。
こうなると、うつ病まっしぐらです。
幸い、そういったことにはなりませんでしたが、おそらく一歩手前だったのかもしれません。
そういったことがあり
- ストレス解消
- 幸福感
に敏感になり、意識するようになったのです。
おかげで、健康オタク気味にもなりました(笑)
以前のように、平和な人生(嫌なことはたくさんあった)であったら、何も考えることはなかったのかもしれません。
そのおかげ?で、様々なことを考えるようになり、生活スタイルを変え、考え方も変わり、性格も変わったと思っています(主観的なので)。
今の自分は、「自分2.0」です(視力は0.04)。
- 利他主義に生きる
- 健康的な生活
- 感謝する
- 損して得取れ
- 思考する
- 感情的にならない
- やめるカードを持つ
- 多少のリスクは当たり前
- 他人の人生を生きない
- 災難があっても受け入れる覚悟
- お金ばかりを追求しない
- 浪費しない
- 常識にとらわれない
- マネーリテラシー
- 見栄をはらない
- 効率を考える
- 時間は有限である
まとめ
多くの人が自分のことを中心に考えています。
それは当たり前のことで、他人のことを想うことは、宗教などを信仰している人だけのことかと思いがちです。
しかし、それは違っていて、「自分にしてもらいたいように人に対してせよ」というとこは、「利他的に生きることが幸せにつながる」と数多くの研究からも明らかになった事実であります。
「他人のため」というのは、スピリチュアル的なものではなく、科学的に証明されているのです。
他人にGIVEすることは大切なのですが、搾取する者(Taker)には気をつけなければなりません。
他人に与えること以外に感謝することも大切です。
感謝することで、幸福感を得ることができます。
なんだか、宗教っぽい話になりましたが、幸せの人生を目指す私としては、色々調べた結果ですし、試してみるのに損はない(損してもいいけど…)ので、やってみるしかないのです。
考え方次第で、受ける災難も感じ方が変わります。
できるだけ心穏やかに過ごせる人生を目指して参りたいと考えております。