会社を辞めると生きていけなくなるというのは、ただの幻想だ!
人間の根本的な欲求は、生きること。
そのためには、食べることと、身の安全を守ることです。
現代社会に生きる私達は、命を守り安全な生活をするという欲求を満たすことは容易くなっています。
恵まれすぎて逆に、生きている喜びを見失いやすく、他人との関係に悩むことが多い。
自分がどのように見られているかだったり、評価を気にしていたり、自分の人生ではなく、他人の人生を生きているのではないかと、思ってしまう。
- 命の危険が迫っているわけではないのに、苦しい思いをしている
- 金銭的に裕福なのに、他人と比べてしまい、自分は貧乏に思えてしまう
- 自分が幸せな人生を歩めていないと多くの人が感じているように思う
それは、資本主義社会の中で、大きな渦に巻き込まれ、お金や人間関係に悩むことが多くなっているからだと思うのです。
冷静になって考えてみると、生きていく方法は今の生き方以外にも多くあることに気がついていないだけです。
視野狭窄と思考停止が起こり、見えるものが見えなくなっているのです。
資本主義の罠
私達は、生きていくために仕事をしています。
労働をすると、疲労とストレスが溜まります。
疲労とストレスを発散するため、お金を使います。
お金を使うとなくなるので、お金が必要になります。
お金のために労働をします。
このように、資本主義の無限ループにハマってしまうのです。
労働
ストレス ストレス発散(散財) 労働さらに、住宅ローンのような長期にわたることになれば、嫌なことがあっても、容易に抜け出すことができなくなります。
お金の奴隷になるしかないのです
やりたいことがあっても、自分にはやりたいことがないと思うようにしたり。
サラリーマンは、自分の多くの時間を会社に提供する対価として、給料をもらっています。
仕方のない話ですが、人生の多くの時間を捧げているのです。
多くの人が、それが当たり前だと考えています。
学校教育でそのように叩き込まれてきたから。
仕事で過度な苦痛を感じていないのであれば、とてもいいことです。
サラリーマンは苦労したり、苦しくても仕方ないという考えはナンセンス。
グローバルな現代社会において、昔のような考えは通用しません。
会社として、悪いレッテルを貼られてしまいます。
ブラックな職場は悪なのです!
嫌悪する仕事、悪い人間関係、過度な仕事のプレッシャー、楽しいと感じない仕事以外の付き合いを強いられてはいないでしょうか?
日本の社会は、同僚圧力が強く、他人より目立ったり、違う行動をする人を攻撃することが多くあります。
これらに屈していては、他人の人生を歩むことになってしまいます。
常識や世間体は気にしない
そういう私も、30年以上の長きに渡るサラリーマン生活をしてきました。
一生懸命働き、ストレスを抱え、散財し、また働くという無限ループの中にいました。
更に悪いことに、他人からの攻撃を受けたストレスは、大切な家族に、はけ口として向けてしまいました。
そんな私も、2年前から今の生活をどうにかしたいと悩み始め、今月(投稿時)でサラリーマンから離脱することにしました。
苦しくても、雇われて働き続けることが当たり前だという昭和時代の考えを持つ人は多いです。
そういう人からは、
- 仕事を辞めてどうするんだ?
- 次の働き先は?
という、どこかで雇われなければ生きていけないという思いから発せられる言葉をいただくことが多いです。
職場の人間関係の劣悪さに耐えきれなくなったのがキッカケで、辞めることに決めたのですが、
そうなってはじめて、生きるということに向き合うことができるようになりました。
自分に素直に生きてみたい。
それは、
心穏やかに暮らす
ということ。
会社員時代の苦しい生き方と決別するには、勇気を必要とします。
簡単な決断ではありません。
悩んで苦しかったけど、決断し、一歩踏み出してよかったと思う。
心が平穏になり、豊かになった。
これまでのストレスでどれだけ心身を蝕まれたことか…
小さく生きる簡単な方法
仕事を辞めると、収入がなくなります。
我が家では、妻も働きに出ているので、妻という予備のエンジンで飛行を続けていきます。
もちろん、私というメインエンジンもオーバーホールの後、稼働させるつもりです。
不思議なことに、私達は収入に目を奪われがちです。
給料明細も手残り金額にしか注目しなかったり…
単純な話ですが、収入が少なければ支出を抑えればいいだけのこと。
要するに、収支のバランスを整えることで、生活は破綻しないのです。
節約で大切なことは、決して苦しまないこと!
不快感なくやれることをやるのです。
我が家では、食費を節約しています(というか、結果的に節約になっているだけ)。
- 断食
- 質素
- 外食を極力しない
という、すごく単純なことです。
私は1日1食で、妻は2食です。
ケチるために我慢しているわけではなく、健康法として取り入れているだけです。
空腹時間を多くすることで、集中力は増すし、健康になるわで、いいことずくめです。
プチ断食をしてから、薄味が美味しく感じるようになりました。
そうなると、より質素なものを好むようになります。
温かいごはんがあれば幸せで、それに納豆や卵、海苔の佃煮、野菜を多く食べるようになりました。
お米も白米ではなく玄米です。
子供が地方で寮生活や一人暮らしをしているせいでしょう。
食事に費やす時間、労力、お金が激減しました。
妻は、昔から自分の意に反して、無理やり朝食を食べていました。
産後、肥えはじめ、年数を重ねるうちに、10キロ以上増加する始末。
ダイエットを成功させたいという希望には叶わなかったけど、朝食を取らなくなってから、容易に痩せることができました。
3食食べなきゃダメ!という常識は恐るべしです。
このように、質素な食事に喜びを感じるようになりました。
この他、朝の景色や、四季折々の風景を眺めるだけでも、幸せなんだと気づくことができるようになりました。
今の生活では、当たり前に、電気や水が供給され、とても便利に暮らせています。
このことは、本当にありがたいことなのです。
そのように感謝しつつ、心穏やかに暮らすことができる幸せを噛み締めています。
収入は必要
幸せに生きるため、仕事を辞めましたが、収入ゼロでは自由に生きることが困難になります。
ある程度のお金という便利な道具は必要です。
稼ぎ方をこれから先、見つけようと思っています。
うまく行かなければ、働けばいいだけのこと。
これまでやってきたサラリーマンでは、税金取られ放題。
いくらサラリーマンで頑張っても、豊かさを感じることができない。
サラリーマンには、定年というもので、クビを来られる。
どれだけ会社に貢献していたとしても、時期が来ればサヨナラです。
だから老後でも稼ぐ手段を見つけた方がいいと思うのです。
たとえ時間がかかろうとも、稼ぐことができれば、年金問題をクリアできる。
蓄えを切り崩す手段だけでは、長生きリスクが生じます。
なので、好きなことで稼ぐ手段を…
▼参考記事
まとめ
今の仕事(サラリーマン)を続けなければ生きてはいけないというのは幻想です。
資本主義社会に生きる私達は、負の無限ループにいます。
労働
ストレス ストレス発散(散財) 労働
心が傷ついても、働き続ける現実。
それがメンタル疾患の多い理由でしょう。
仕事を辞めても生活を小さくすることで、生きていくことはできます。
多くを求めず、質素に生きる。
自分の周りを見つめ直し、恵まれていることに気づく。
そして、幸せを感じる。
そうすれば、心穏やかに生きていくことができます。
仕事で過度な苦痛ななければそれでいい。
しかし、大きく心が傷ついているのなら、いろいろな生き方を考えてみるのもアリでしょう。
人生は一度きりです。
世間体を気にしたり、同調圧力に屈せず、
他人の人生ではなく、自分の人生を生きていきましょう。
自分は自分、他人は他人なのですから。
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