日本人の何割かは、良質な睡眠ができていないといわれています。
いわゆる睡眠不足です。
別に3時間睡眠でも問題ないという人もいると思います。
確かに、そんなに眠らなくても、一日をやり過ごすことはできます。
若いうちはそれで良いかもしれません。
しかし、睡眠不足のツケは、しばらく後にやってきて、体調を崩すことがあります。
その他にも、睡眠不足は、判断能力の低下など、様々なデメリットがあるのです。
睡眠不足はおすすめできませんね!
本記事では
- 睡眠不足でも平気だと思っている方
- 睡眠不足の弊害を知りたい方
- 睡眠をしっかり取れていない方
に向けて、睡眠不足のデメリットをお知らせします。
より良い睡眠をとるための参考にしていただければ幸いです。
本記事を読み進めることで
- 睡眠不足をしてはいけないことがわかる
- 睡眠不足にならない方法がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 睡眠不足にならないように気を配る
- 睡眠不足は、心身に影響を及ぼすので、良く寝る
- 睡眠不足のときに、重要な決断をしない
ということになります。
詳細は後述していきます。
睡眠不足のデメリットはかなり大きい
睡眠不足を軽視するなかれ!
睡眠不足が私達の心身に及ぼす影響は、かなりのものです。
現在は、ゲームやスマホなどの楽しい電子機器が充実しているので、ついつい朝方まで楽しんでしまう人も多いと思います。
学生時代は、夜になるとテンションが高くなり、何か楽しいことがあるのではないかと、ワクワクします。
そして、一睡もせずに朝まで遊ぶこともあります。
若い頃は、大した影響はでてきませんが、大分後になって年齢を重ねたとき、そのツケを支払うことになるのです。
睡眠不足によるデメリット
睡眠不足によるデメリットは
- 身体面のデメリット
- メンタル面のデメリット
があります。
心身面のデメリット
- 肌の衰え
睡眠不足の人は、そうでない人に比べて、肌がボロボロで、見た目の老化が進んでいます。睡眠不足による肌トラブルと、メンタルの悪化は同時に起きるようです。十分に睡眠をとっている人は、紫外線のダメージにも強く、傷の治りも早い傾向があります。
- がんにかかりやすくなる
時間が不規則な夜勤をしている人ほど大腸がんと乳がんの発症率が高くなります。
- 心臓病を引き起こす
ある研究によると、5時間以下の睡眠の人は、心臓病の発症率が45%も高くなるのです。眠いのに起き続けていると、血圧が上がり、心臓に負担をかけ、ダメージを与えてしまうよのです。
- 太る
睡眠不足になると、食欲を暴走させる作用があるので、肥満の大きな原因になります。その理由だと思いますが、深夜勤務をしている人に行う法定健康診断では、肥満をチェックする内容の検査項目があります。
- 風邪を引きやすくなる
睡眠不足は、免疫系への影響も大きく、7時間以下の睡眠の人は、そうでない人に比べて、3倍も風邪にかかりやすかったといいます。
- 糖尿病の原因になる
睡眠不足は、血糖値のコントロール能力を弱らせるので、糖尿病のリスクを高くしてしまいます。一般的に理想の睡眠時間(7〜8時間)の人と比べて、糖尿病になるリスクが、6時間睡眠だと1.7倍になり、5時間睡眠だと、2.5倍になるといった研究もあります。
- 筋肉が育たない
筋トレなどでダメージを受けた筋肉は、レム睡眠時に回復します。睡眠中に成長ホルモンが分泌するので、寝不足だと、筋肉の成長が遅れてしまうのです。
- 頭痛
偏頭痛の原因は様々ですが、睡眠不足は片頭痛の大きな原因のひとつです。
メンタル面のデメリット
- 不幸福感が増す
睡眠の質が悪くなるほど、幸福感が減ります。そして、仕事のプレッシャーに弱くなるのです。睡眠不足による悪影響は、賃金の低さよりも大きくなります。
- うつ病と不安が倍増
睡眠不足の人ほど、うつと不安の傾向が高く、自尊心も低い傾向があります。睡眠不足は脳の認知機能を低下させてしまいます。
- イライラと怒りが増す
睡眠不足には、ネガティブな感情を倍増させる作用があり、些細なことにお怒りを覚えてしまう傾向が高いのです。
- 学習が遅れる
記憶は、眠っている間に強化されます。よって、睡眠不足は、学習の効率を遅らせてしまうのです。よく寝た方が、テストの点数が高いくなるのです。
- 貯金が減る
睡眠不足は人の経済判断を狂わせ、よりリスクの高い投資やギャンブルに手を出しやすくなります。睡眠不足のときは、大きなお金を動かすのはやめたほうがよさそうです。
- アル中と連動する
睡眠不足になるほど、アルコールの消費量も増えます。睡眠不足は、脳の報酬系を狂わせ、リスクの高い行為に手を出しがちになるのです。
- 事故の死亡率を高める
睡眠不足は、交通事故の死亡率を2倍に高めるという結果が研究で明らかになっています。睡眠不足は、注意力が下がってしまうために、事故に巻き込まれやすくなるのです。
- うまく話せなくなる
睡眠不足の人に話をさせると、同じ単語を何度も使い、決り文句の繰り返しが多くなります。自分の考えをうめく表現できなくなるのです。イライラを見せるケースもあります。
睡眠不足にならないように気をつけていること
私は、睡眠不足になると、気分が落ち込みやすくなったり、不安を抱えやすくなるということがわかっているので、できるだけ睡眠不足にならないように、普段から気をつけています。
特に気をつけているのは次の通りです。
- 毎日同じ時刻に寝る
- 睡眠の質を悪くする原因を取り除く
毎日同じ時刻に寝る
私は、睡眠の質を高めるために、毎晩同じ時刻に布団に入るようにしています。
同じ時刻に寝るようにすることで、生活リズムを崩さないようにするのです。
寝る時刻が一定であれば、起きる時刻も毎日ほぼ同じになります。
起床してからのルーティーンも毎日ほぼ同じです。
生活リズムを一定に保つことで、みなさんが嫌がる朝のジョギングもなんの苦もなくできています。
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睡眠の質を下げる原因を取り除く
睡眠の質を下げる原因は以下の4つです
- ブルーライト
- カフェイン
- アルコール
- 明るい部屋
ブルーライト
パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトは、脳への刺激が強いため、良質な睡眠の妨げになります。
私は、朝から晩までパソコンを使用するので、遅くても、就寝の1時間前までに、パソコンの作業を切り上げるように心がけています。
理想は、さらに1時間、就寝前2時間まえに、パソコンから離れるようにできればいいのですが、なかなか難しいのです。
なので、1時間前から、パソコンやスマートフォンを覗かないようにしています。
就寝の直前までパソコンで作業をした夜は、良質の睡眠ができなくなります。
よほどのことがない限り、スマホとパソコンの画面を見ることがないように気をつけています。
カフェイン
私の朝のルーティーンのひとつで、コーヒーを淹れて飲んでいます。
朝のコーヒーは香りがよく、とても好きです。
以前は、夜もコーヒーを飲んでいましたが、コーヒーに含まれるカフェインが、睡眠の妨げになります。
実際に、コーヒーを夜に飲んだときと、飲まない時を比較したところ、飲んだ時の睡眠の質が悪かったのです。
それからは、午後以降、コーヒーを飲まないようにしました。
コーヒーを飲んでも眠れるかたイイじゃんと思っていましたが、睡眠の質が違っていました。
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アルコール
私はお酒が好きで、毎晩のように晩酌を楽しんでいました。
お酒を飲むと、睡眠の導入がよくなりますが、睡眠の質は低下します。
なので、お酒を飲んだ翌朝は、体がダル重いのです。
特に、お酒を飲みすぎると、寝不足が顕著になります。
お酒は、適度に楽しんで、できるだけ早いうちに就寝することをオススメします。
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明るい部屋
私が幼い頃、親戚の家に泊まるとき、豆電球をつけっぱなしで寝ることに違和感がありました。
いつも暗い部屋で寝ていた私は、明るいところだと、なかなか眠れずにいました。
部屋が明るいと睡眠の質を悪くします。
明かりが入ってこない暗い部屋で就寝し、朝は、自然光で目覚めるのが良いのです。
まとめ:良質な睡眠を意識する
軽視されがちな睡眠の質が悪く、寝不足になると、数多くのデメリットがあります。
身体面のデメリット
- 肌の衰え
- がんにかかりやすくなる
- 心臓病を引き起こす
- 太る
- 風邪を引きやすくなる
- 糖尿病の原因になる
- 筋肉が育たない
- 頭痛
メンタル面のデメリット
- 不幸福感が増す
- うつ病と不安が倍増
- イライラと怒りが増す
- 学習が遅れる
- 貯金が減る
- アル中と連動する
- 事故の死亡率を高める
- うまく話せなくなる
睡眠不足は、非常に多くのデメリットがあるので、そのようにならないよう、普段から気をつけることがいくつもあります。
- 同じ時刻に寝る
- ブルーライトを寝る前は避ける
- カフェインを午後から取らない
- アルコールを飲みすぎない
- 明るい部屋にしない
私は、寝不足で、不安やイライラしたり、ネガティブなことを考えてしまうことが非常に不快なので、そうならないように、睡眠に気を配っています。
睡眠不足になると、普段の生活を送ることが困難な病気になるリスクがあるので、睡眠を重要視して生活することが重要です。
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