毎日仕事をしていると、いつもストレスを抱え、消耗してしまいます。
ストレスは私達にとって、不快以外の何物でもないと思っています。
そんなものですから、できるだけストレスを避けたくなります。
仕事を続ける上で、ストレスとうまく付き合っていく必要があります。
本記事では
- 仕事のストレスで悩んでいる方
- 仕事がイヤでしようがないと思う方
- 毎日が楽しくない方
に向けて、仕事のストレスに関することをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- ストレスのメカニズムがわかる
- ストレスの向かい方がわかる
- ストレスに強くなる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに、結論から申し上げますと
- 仕事のストレスの捉え方を変えてみる
- ストレス解消に努める
- どうしてもダメなら、環境を変える
ということです。
詳細は、後述していきます。
ノルアドレナリン
私は、以前、仕事のストレスに悩まされていました。
猛烈なパワハラ上司がいて、呼び出される度に叱責されていました。
当時は、自分のできが悪いと思いこんでいました。
しかし、今考えると、決して自分ができなかったわけではありません(できたわけでもありません(笑))。
その上司は、自分の思うようにならないと、部下個人の出来が悪いと言い続け、潰そうとします。
上司は、自分ができる人間と勘違いしていまいた。
まぁ、それは置いといて。
仕事のストレスは、ノルアドレナリンという脳内伝達物質が関係しています。
ヒトに備わっている機能で、危機的な状況を切り抜けるために、爆発的な中注力をもたらします。
狩猟採集民のときに、敵と遭遇し、身の危険を感じたとき、「闘争か、逃走か」の状況で、対応するため
- 心拍数
- 素早さ
- 除法処理能力
をアップさせます。
私も、パワハラ上司がいる職場で、常に心拍数が100を超える異常な状況でした(スマートウォッチで確認できます)。
ちなみに、リラックス状態のときは、40台後半から50台前半です。
激しい緊張にさらされていたわけです。
仕事で、ストレスを受けると
- 恐怖
- 不安
- プレッシャー
を感じます。
仕事をしているみなさんなら、心当たりあるのではないでしょか?
しょっちゅうですよね!
そうしたストレスを受けるのは
- 締め切りで多忙な時
- イヤイヤ仕事をしている時
- 場の空気が張り詰める時
です。
そのような状況で受ける「不快」なことから自分自身を守るために、ノルアドレナリンを分泌するのです。
参考記事:上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
諸刃の剣
爆発的な集中力をもたらすノルアドレナリンは、分泌し続けることは危険です。
ノルアドレナリンは、短期集中型のホルモンなのです。
ノルアドレナリンが枯渇すると
- 燃え尽き
- 意欲がでない
- 気分が落ち込む
- 集中力と注意力の著しい低下 → 燃え尽きてしまう
てな感じになります。
ひどい場合は、鬱になることもありますので、注意が必要です。
私も、締切が迫った仕事をMax集中しまくって、猛烈にこなした後に、味わったことはあります。
長期にならなかったので、良かったですが。
ノルアドレナリンとの上手な付き合い方
「楽しければ忙しくても大丈夫」は幻想です。
仕事の頑張りすぎによるノルアドレナリンの過剰分泌と枯渇は避けましょう!
- ノルアドレナリンの分泌をストップする時間を確保します。
- 仕事をしている限り、ストレスがかかり、ノルアドレナリンを分泌させています。
- ストレス環境下かた開放する時間を持ちます。
- しっかりと休みましょう。
- メリハリをもって、ノルアドレナリンが回復する時間が必要です。
ドーパミン型モチベーションとノルアドレナリン型モチベーションを組み合わせる
ノルアドレナリンと違った作用のドーパミンを利用して、心と体の負担を減らしましょう。
ドーパミン
ドーパミンは快の刺激をもたらします。
快の刺激とは
- 楽しさ
- ご褒美
- 褒められる
ときの感情です。
長期的にモチベーションを保つことが可能です。
短期的目標を設定し、それをクリアすると、ドーパミンが分泌し快の刺激を受けます。
そして、次の目標を設定し、クリアしていくといった感じです。
能動的に集中して、仕事をする感じですね。
ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは不快から避けるために分泌されます。
不快とは
- 恐怖
- 不安
- 叱られる
です。
私がパワハラ上司と仕事をしていた時は、常に感じていました。
生きている心地がしませんね!
変な汗でるし…
その話は置いといて…
ノルアドレナリンは短期的モチベーションには有効です。
しかし、やる気を失うのは時間の問題です。
機動戦士ガンダム00のトランザムをイメージしてしまいます(笑)
食事に気をつける
ノルアドレナリンを体内で作るには、フェニルアナリンという必須アミノ酸が必要です。
フェニルアナリンを含む食材は
- 肉類
- 魚介類
- 大豆製品
- かぼちゃ
- たまご
- 乳製品
- チーズ
- ナッツ類
です。
偏食しないで、普通の食事をしていれば摂取できます。
積極的に食べると良いでしょう。
まとめ
仕事で受ける恐怖、不安、プレッシャーなどのストレスから守ってくれるのがノルアドレナリンという脳内物質です。
ノルアドレナリンは、危機的な状況を切り抜けるために、爆発的な集中力をもたらします。
しかし、ノルアドレナリンの持続時間には限りがあり、燃え尽き、意欲が出ない、気分が落ち込み鬱になるといった負の側面があります。
時には、しっかり休息をとってあげないと、心身に異常を起こすリスクがあります。
仕事で、短期的な目標を建てるなどをして、ドーパミンの能力も利用しましょう。
ドーパミンは、長期的にモチベーションを保つことができます。
ノルアドレナリンを枯渇させないためには、食事に気をつけることも大切です。
ノルアドレナリンを体内で作るには、フェニルアナリンという必須アミノ酸が必要です。
肉類、魚介類、大豆製品、かぼちゃ、たまご、乳製品、チーズ、ナッツ類に多く含んでいます。
偏食しないで、普通の食事をしていれば大丈夫です。
仕事は力まないで行うことをオススメします。
スポーツもそうですが、100%のパワーを出して行うだけでは、うまくいきません。
運動音痴ではいけません。
その時の状況にあった力加減が必要です。
恐怖、不安、プレッシャーを感じる場面で、頑張りすぎて、視野狭窄を起こして、能力を発揮できないのでは、逆効果です。
仕事は頑張りすぎなくても、能力は十分に発揮できます。
力みすぎないことが肝要です。
程よい緊張感と脱力感で、充実した仕事になるはずです。
落ち着いて仕事をすることで、自分のスキルアップに繋がります。
最後に、職場の環境が悪く、どうしても耐えられない状況である場合は、心身が壊れる前に環境を変えるべきです。
私は、その一歩前まで行きました。
仕事だけが人生ではありません。
人生のための仕事なのですから。