1日に朝・昼・夕と3度の食事が当たり前で、1食でも抜いてしまうと、体調を崩す恐れがあると多くの人は思っています。
そんなみなさんは、きちんと朝食、昼食、夕食の3食を摂っていますか?
おそらく、3食しっかり食べないとだめだよなんて、母親から言われてきたのではないでしょうか?
私も例にもれず、幼い頃から、3食しっかり食べるように教育されてきました。
そして、自分の子供達にも、しっかり3食、食べさせていますし…
時には、体調を崩してしまい、食欲がなくても、回復するために、頑張って無理やり食べていた記憶があります。
1日に3食を食べることは、自分自身でも大切なことだとずっと思ってきました。
病院のお医者さんも3食しっかり食べるように、言われています。
しかし、当たり前だと思っていた「1日3食の生活は食べ過ぎです!」という話が、私に舞い込んできました。
長年3食生活を守ってきたアラフィフの私に、突然そう言われても、そう簡単に信じることなんてできるはずはありません。
本記事では
- プチ断食(ファスティング)について、知りたい方
- ダイエットに興味のある方
- アンチエイジングに興味のある方
へ向けて、ファスティングの情報をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 体調を良くする方法がわかる
- 集中力を上げる方法がわかる
- ダイエットの方法がわかる
- アンチエイジングの方法がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに、結論から申し上げますと
- 3食は食べすぎ
- 空腹で飢餓状態の時間を作ることで、体に良い作用が起こる
- 食べないことで、消化につかうパワーを代謝に使うことが出来るので、疲労しないし、ダイエットやアンチエイジングになる
ということです。
詳細は後述していきます。
プチ断食(ファスティング)の方法
断食(ファスティング)と聞くと、修行僧をイメージしてしまいますよね!?
私がお話するのは、そういったストイックな話ではなくて、今までの食べ過ぎを少し抑えて、空腹時間を少し長く持つという「プチ断食」ことです。
プチ断食(ファスティング)を実践することで、空腹を感じる時間はありますが、この辛さを遥かに上回る様々なメリットがあります。
プチ断食(ファスティング)の条件としては、16時間の空腹時間をつくる必要があります。
簡単な方法として、朝食を抜くことで達成できます。
例えば、前日の夕食後20時から昼食の12時まで食べないでいると、16時間となり、プチ断食脱性です。
水分はOKです。
やり始めは、慣れないため、空腹感が辛いと感じる方もいるかも知れませんが、数日で慣れます。
朝食を取らないだけなのに、得られるメリットは、とんでもないことになります。
プチ断食(ファスティング)の効果
プチ断食(ファスティング)を実践することで、期待できる効果は、
- ダイエット効果
- 美肌になる
- 腹筋割れる?
- 免疫力が上がる
- 血液がサラサラになる
- 睡眠の質が上がる
- お腹の調子が良くなる
- 風邪をひきにくくなる
- 生活習慣病の予防になるかも
- アンチエイジング など
朝食を抜くことで、カロリーコントロールがしやすくなるので、簡単にダイエットができます。
消化に使うエネルギーを代謝に回すことになるので、代謝が良くなり、アンチエイジングに繋がります。
朝食の準備しなくてもよくなるので、食費と時間の節約になります。
よく朝食を抜くと集中力が上がらなくなると言われいましたが、実際、そんなことは全くありません。
逆に、朝食を抜くとこで、集中力が増し、仕事の効率が上がります。
オートファジーがすごいのです!
空腹の何が凄いって?
聞き慣れないかも知れませんが、オートファジーがものすごいのです。
オートファジーとは、「自らAuto」を「食べるPhagy」自食作用のことです。
細胞が自らの細胞成分を食べて分解することでアミノ酸を得る機能で、細胞内の「リサイクルシステム」です。
このメカニズムを解明したのは
大隅 良典 東京工業大学 栄誉教授です。
2016年ノーベル生理学医学賞を受賞したすごい人です。
古くなったタンパク質のゴミが細胞内にたまると、細胞の老化や体調不良につながります。
断食によりタンパク質の供給がなくなると、古くなったタンパク質を分解し、それを材料にして、新しいタンパク質を作り出します。
病気などの原因だった古いタンパク質が一掃されて、健康体へと向かいます。
ミトコンドリアも新しくなり、エネルギー産生効率が良くなり、活性酸素の量が低下します。
オートファジーは、16時間以上の空腹状態が必要です。
生活習慣病や感染症などの予防効果が期待できます。
肌や筋肉などの老化防止効果も期待できます。
注意点としては、脂肪も減りますが、筋肉量も減ります。
その予防策として、筋トレを取り入れることが大切です。
古くなった機能不全の細胞が体調不良の一因なのですが、ファスティングで飢餓状態になると、ゴミ細胞などを分解し、再利用してくれるので、とてもありがたい機能です。
食事代が節約できるうえに、肌もきれいになって、一隻2兆どころか、3兆や4兆にもなります。
プチ断食(ファスティング)の感想など
私は、投稿時、プチ断食(ファスティング)を始めて約10ヶ月になります。
私個人の感想と感じた効果は
- 痩せていく
- 疲れにくい
- 集中力アップ
- 仕事中、眠くならない
- 朝食を食べないので、時間的余裕が生まれる
- 腸内環境のため、納豆を夕食に食べる
- 以前は腹八分目だったけど、意識的にたくさん食べるようにしている
- 簡単な筋トレを日課にした
- 花粉症を和らげたいと思っている(腸活も併用)
- 睡眠時間が少なくても平気(短時間睡眠はよくありません)
- 便通がよくなった
- 朝の下痢がなくなった
- 活力が湧く
- 食事をするのが当たり前ではなくなった
などですかね。
花粉症などのアレルギー対策には、腸内環境も関係してくるので、そちらも意識しています。
まとめ:プチ断食(ファスティング)で簡単にダイエットとアンチエイジング
私は、約半世紀もの間、3食が当たり前と思っていました。
西洋では、もともと2食だったところを、発明王で有名なトーマス・エジソンが自分で発明したトースターを売るために「朝食必要論」を提唱しはじめたという裏話があるそうです。
面白いですね!
私が始めてプチ断食(ファスティング)の話を聞いたとき、とても信じられませんでした。
今まで、何もなく3食で過ごしてきました。
いまさら、どうして、そんなすごそうで魅力的な情報が来るんだい!?
昔から、体調が悪い時でも、しっかり食べて治すと考えていましたから。
体調が悪いときには、逆に何も食べないで、消化のパワーを代謝に回し、回復に努める方が良いのです。
調子の悪いときは食べないほうが良いのです!
消化することにパワーは必要ないと考えていましたが、とてもパワーが必要だったのです。
プチ断食(ファスティング)で得られるオートファジーにはとても驚きました。
人間は飢餓状態になることで、生命のパワーを発揮するなんて。
古くなったタンパク質を利用して、新しく生まれかえるなんて、すごすぎます。
新しくなったミトコンドリアで、エネルギーの生産効率がよくなり、活性酸素の量が少なくなるなんて、アンチエイジングにもってこいですね。
突然ですが、ここで疑問が生じます。
ノーベル賞を受賞するような凄い研究なのに、私には、全く認識がありませんでした。
受賞当時はメディアにも取り上げられたのでしょうが。
ファスティングの事は、自分から、本やインターネットで調べてみないと得ることができない情報です。
こんなすごいことなのに…
多くの人がプチ断食(ファスティング)を実践したら、困る何かがあるのでしょうか?
多くの人が、ファスティングを始めると
- 食料の消費量が減るので、食品業界が困る
- 生活習慣病の患者が減るので、薬の売上が減り、医療費を抑えることができる
- 仕事の効率が上がるので、会社の実績が上がる
など、良いことが多いのですが、一般的に認知されていないので、なかなか難しいのかもしれません。
是非、一度、試してみる価値はあるのではないかと思います。
注意:何か病気を抱えている方は、主治医に相談してからにしましょう!
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