日本では、労働者の約9割がサラリーマンをしています。
雇われの身なので、自由にならないことが多く、好きで仕事をしている人は稀なのだと思います。
たとえ好きな仕事ではなかったとしても、手を抜くことは許されません。
手を抜かない = 頑張り続ける
というように誤った受け方をしています。
日本のサラリーマンは、諸外国のように長期休暇を取ることを殆どしないので、リフレッシュすることが難しい状況に置かれています。
ただただ会社のために一生懸命働き続けているのです。
それだから、心身ともに疲れ果て、病気になる人が多いのでしょう。
私自身も、30年以上、サラリーマンとして頑張ってきました。
そこで得られたのは、年功序列制度に乗っかって、多少給料が増えたことと、いらない役職を頂いたことです。
アラフィフとなって思うことは、「自分の心を削ってばかりいる人生に嫌気が差した」ということ。
もっと楽に生きて行きたいのです。
本記事では
- ストレスを抱えている方
- 仕事が辛いと感じている方
- もっと楽に生きていきたい方
に向けて、私が考えていることをお伝えいたします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- ストレスの減らし方がわかる
- 今の仕事について考える
- 楽に生きていく方法がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 頑張りすぎをやめる
- 常識を疑ってみる
- 継続できることをやる
ということです。
詳細は後述していきます。
参考記事:サラリーマンで有り続けることは搾取され続けるということ【経済的奴隷】
苦しくても頑張ることを強いられてきた
私たちは学校教育で学んできたのは、できるだけいい会社で働き、できるだけ多く稼ぐことが幸せになる道だと刷り込まれてきたような気がします。
実際、そうなろうとしてきましたし…
いい会社に就職する
家庭を持つ
マイホームとマイカーを持つ
定年まで終身雇用
退職金と年金でのんびり老後生活
私たちは「昭和のレール」に乗って、幸せな人生になることを信じ、目指してきました。
しかし、平成の「失われた20年(30年)」で、日本経済は衰退したと言われて状況は変化しました。
そして、労働者を低賃金で働かせたり、長時間労働をさせて酷使してきました。
これでは、幸せを感じることなんてできませんよね!
このように、ストレスフルな状況で、頑張ることを強いられてきた私たち労働者の中には、精神的に追い詰められて、自殺した人や精神科で治療を受けなければならない人が決して少なくないという現実を無視はできないのです。
ここまで至らないにしても、過酷な状況で、毎月のノルマや、上司からのパワハラなどに悩んでいる人は多く、精神的に悪影響が出ているかもしれません。
- 判断力が低下している
- 「もっと頑張らなければならない」と自分を追い込んでいる
- 笑わなくなる
ストレスが大きくなると、判断力の低下や過度に自分を追い込む傾向があります。
冷静に自分を見つめることをオススメします。
参考記事:上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
無理に頑張らなくても
何事にも一生懸命に取り組むことは素晴らしいと思います。
ただ、「一生懸命」と「全力」を履き違えていることはないでしょうか?
過去の私は、全力は良いことだと勘違いしていました。
「全力」ばかりだと、うまく行かないことが多々あります。
「力加減」が必要だということです。
スポーツをするにしても、全て全力で行っていると、うまくできないのに、全力てやっていた失敗の経験が私にはあります。
仕事も全力でやり続けると、疲弊してきます。
上司の言うことを盲信していてもうまくいかないことがありますし、その場に応じて力加減をし、器用に立ち振る舞うことが大切なのです。
- 自分が頑張りすぎていることに気づく
- 全力が正しいわけではない
- 頑張らないことは怠けているわけではない
- 好きなことに積極的になる
自分が頑張りすぎていることに気づく
仕事は一生懸命が当たり前です。
しかし、ずっと緊張状態でいることとは違います。
軍隊のように、身体を一直線にビシッとすることではありません。
そして、決して自分の頑張っている感を求め過ぎてはいけません。
それが自分が好んでやっていることならばいいのでしょうが、好きでもない仕事を無理してまで頑張ることを当たり前にしてはなりません。
頑張ってる感は少しで良いと思います。
それと、承認欲求は捨てた方が良いです。
それは、他人の目を意識してしまいますし、頑張りすぎてしまうからです。
その他、会社の環境が頑張りすぎを生み出すことに繋がってはいませんでしょうか?
人員不足でもやらないといけない状況は多いと思います。
ある程度は仕方ないとしても、心身に影響がある状況ならば、今後を考える必要があるでしょう。
現在の仕事環境は、自分を追い込んでしまいやすい状況です。
自分の状況をよく監視し、無理のしすぎに注意しましょう!
全力が正しいわけではない
先程も申しましたとおり、全力で行うことが正しいわけではありません。
うまくいくとは限らないし、頑張り加減が大切です。
何事もバランスが重要になりますね。
怠けているわけではない
頑張りすぎないということは、力加減をしているだけで、決して怠けているわけではありません。
冷静に考えることができて、効率的な状況が良いわけで、頑張りだけが正解ではないということです。
マイペースでできるようになると、継続性や効率性の面で有効です。
頑張り過ぎを見直すだけで、状況はよくなるのではないでしょうか?
好きなことに積極的になる
仕事でも私生活でも好きなことがあれば積極的に取り組むことはとても良いことです。
嫌な仕事を無理に頑張りすぎることよりも、好奇心を持つことの方が人生においてよっぽど価値があると考えます。
子どもから大人になって、そして社会に出て行くに連れ、幼少期にはあった好奇心が、どんどん薄れていったように思います。
社会の荒波に飲まれ、頑張りすぎが原因で見失っていることは多く、大切なことって多くあるのだと思います。
なので、好奇心を持ち、好きなことを見つけて打ち込むことで、もっと幸せを感じることができるのではないでしょうか。
参考記事:仕事の辞め時はどのタイミングかを考える【頑張りすぎはメンタルがおかしくなる】
幸せな人生を考える
私は、幸せな人生を送るために、一生懸命仕事をしてきました。
たとえ上司から理不尽な扱いを受けても、家族のためにと考え、耐えて頑張り続けました。
だけど、それって、幸せとは違う方向に向かっているのではないかと感じるようになりました。
その理由は、職場では常に上下関係により、変な圧力や強制力がかかっているからです。
まるで、私が奴隷のようです。
絶対服従のような環境は、今の私には「まっぴらごめん」です。
もう、そういうの、疲れました…
30年以上頑張ってきて、人間関係で疲弊し、今後の税金は高くなる事が見込まれ、可処分所得は期待できず、年老いても好きでもない労働を強いられる人生はイヤだ!
自分の感情に素直になる
今の私が求めるのは、「心穏やかに過ごす」ことです。
それには、過度なストレスがない環境が必要になります。
一生懸命頑張るのなら、自分が嫌いではないことをやりたいです。
自分の感情に素直になり、自分の気持を大切にして無理をしない生活が望ましいです。
だけど、自分って自分のこと知らなすぎなのです。
だから、できるだけ自分を見つめてみることが大切なのですよ。
常識が正しいとは限らない
世間で言われている常識を疑ってみることも大切です。
- お金を稼げないと生きていけない
- 大量消費が当たり前
- 子供の教育
など、お金にまつわることです。
今のようにお金を稼ぐことができなければ、できるだけ支出を抑えた生活にすればいいのです。
頑張りすぎて、ストレスを溜め込んでいるせいで、いらないものまで買ってしまったりしています。
やはり、判断能力が低下しているのです。
よく考えてみると、買わなくて良いものって多いですよ!
あと、我が子の幸せを願うのは当たり前ですが、教育にお金をかけたからといって、幸せになるとは限りません。
大学に行くのが当たり前の風潮があります。
それはそのとおりだと思いますが、よく考える必要があります。
現役でなければ体裁が悪いという理由で、お金を出せば入れる大学に進むことに違和感を感じています。
子どもには、色々な経験をさせるのがいいと思います。
各家庭それぞれ事情があるので、一概には言えませんが、しっかりと考えてからにした方がいいでしょう。
参考記事:浪人するのは辛いと思うが、二浪してもいい結果につながったんだよ!
頑張らないでもできること
人生において、頑張らないでもできることを継続することはとても大切です。
- 健康的な生活
- 学ぶこと
健康的な生活とは
- 食事
- 睡眠
- 運動
です。
食事は、野菜を中心にします。
安くて手軽さが売りの加工食品は健康に悪影響があるのでダメです。
身体は資本になるので、しっかりと考えて食べることです。
睡眠を削って頑張ることをしてはいけません。
睡眠はとても重要で、健康と能力面で違いがでます。
睡眠をないがしろにする影響は大きいと言えます。
しっかり睡眠を考えることが大切です。
運動は、身体的・精神的に関わってきます。
認知症予防にも効果があります。
定期的な運動は、とても有益です。
運動を習慣化することを頑張るべきかと思います。
学ぶこと
この歳になってからでも学ぶことはとても楽しいと感じています。
なぜなら、学生時代のやらされていた勉強と違い、興味のあることを学ぶからです。
私は、嫌いだった読書から学びを得ています。
著書から、今まで聞いたことのない多くの情報を得ることができます。
人生的にみても、かなり有益です。
なので、積極的に読書をしています。
読むスピードは遅くても、次第に慣れると思うので、気にしないで楽しむようにしています。
参考記事:【読書のメリット】読書嫌いだった私が中年になってから読書を始めた理由
幸せは人それぞれ
私は、頑張ってきた仕事で、パワハラをされて、メンタルがどん底まで落ちた時、このままではイカンと思い、立ち直る努力をしました。
その中で、今まで常識にとらわれすぎて、見えていなかったものが見えたような気がしています。
それは、自分の幸せです。
対人ストレスにもっとも嫌悪を抱くようになりました。
まず私の幸せに欠かせないものは、仕事の対人ストレスを排除することです。
ストレスはある程度必要ですが、いらないストレスとして捉えています。
良い人間関係は人生の満足度を上昇させます。
悪い人間関係は人を不幸にします。
なので私には、仕事を見直してみる必要がでてきました。
一年以上悩み、考えて抜いた結果、退職を決めたのです。
退職について、上司に伝える時はドキドキしましたが、その後は首と肩付近の重さが取れ、とても気持ちが楽になりました。
今までのような収入はなくなりますが、死なない程度には生きられるはずです。
私は、退職してしばらくは隠居生活をするつもりですが、仕事に悩める皆さんには転職をオススメいたします。
転職エージェントを活用して、いい会社を探しましょう!
参考記事:アラフィフ男が退職願を提出した件(子育て終わってないのにいいのかよ!)
まとめ
私たちは幸せになるために、勉強して、就職して、頑張って働いてきました。
それなのに、幸せでない人が大半なのです。
さらに、その中には、不幸を感じている人も少なくはありません。
なにが原因なのでしょうか?
仕事を頑張りすぎていることではないかと思うのです。
そんなに力まなくても大丈夫なのに、力むことしか知らず、頑張りすぎてしまいます。
冷静になり、心に余裕も持って、自分を見つめ直すべきなのです。
睡眠を削ることはせずに、健康的な生活を送ることが大切です。
常識を疑ってみることも良いかもしれません。
お金を稼がないと生きていけないという思い込みや、大量消費が当たり前など、「あれっ?」とおかしなことに気づくかもしれません。
私たちから幸福感を奪っていることに目を向け、考えてみることが大切です。
一度限りの人生ですから、自分お幸せについて、自分の頭で考えてみてはいかがでしょうか?
参考記事:家族の為に頑張ってきたけど、自分の気持を尊重した方がいい【一度きりの人生】