みなさんの周りに、大学受験に失敗した人はいますか?
私は、受験に失敗した経験のある子を持つ親でございます。
現在、私には、新社会人の子どもがおります。
その子は、過去に大学受験を失敗しました。
その当時は、親子でかなり落ち込んだりもしましたが、
ショゲていても仕方がないので、
すぐに、その後のことについて考えました。
その結果、現役にはこだわらないことを決め、浪人をすることを選びました。
その結果、国立大学に進学することができました。
充実したキャンパスライフを送ることになったのでした。
本記事では
- 浪人することに対して不安な人
- 受験に対して不安な人
に向けて、親の立場から子供の気持ちになって考えたり、経験したことをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 受験に対する恐怖が少なくなる
- たとえ浪人しても良かったと思える
ようになります。
少しのお時間お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- たとえ受験に失敗したとしても、人生は終わったわけではない
- 浪人はキツイかもしれないが、この時の努力が将来役に立つ
- 大切なのは、楽に大学進学することではなく、努力して、将来の事を考える
ことになります。
詳細は後述します。
大学受験に失敗した子の気持ちを想像してみた
周りの同級生は、すでに進路が決まっていて、やる気と期待に満ち溢れるなか、自分だけが決まっていない状況で起こる浪人時の感情は
- 心細い
- 不安
- 寂しい
- 取り残された感
- 恥ずかしさ
- もどかしさ
- 申し訳無さ
- 次こそは
などではないでしょうか?
不安で眠れなくなる人もいると聞きます。
大学進学とだけ、視野を狭くしていると、ストレスや不安で押しつぶされそうになります。
大学進学は、社会人になるきっかけとなる大切な時間です。
しかし、そこで人生が決まるわけではないということだけ、頭に入れておくことが大切です。
試練を乗り越える(不安対策)
浪人していると、不安で勉強に身が入らないこともあるでしょう。
不安対策を講じることが大切です。
- 気持ちを前向きにー好きな音楽を聴く
- 食事
- 運動
- 睡眠
- 時間にメリハリをつけ、自由な時間は必ずつくる
- 瞑想
気持ちを前向きにー好きな音楽を聴く
休憩時間などに、好きな音楽を聴くことはいいことです。
気持ちが前向きになりやすいですから。
食事
食事はとても大切です。
魚、野菜中心の健康的な食生活を心がけましょう!
ジャンクフードなど、砂糖や脂肪はできるだけ避けましょう。
脳の働きを悪くしたり、気分が落ち込みやすくなります。
ストレスが溜まるくらい、好きなものを遠ざけることは別として、できるだけ体に良いものを食べましょう。
免疫力が高まりますし…
参考記事
砂糖が体に及ぼす影響は?【大量摂取は、脳機能低下や炎症性腸疾患のリスク】
【アラフィフの食生活改善】常識はまちがいだらけ|簡単にできる健康的な食事とは
を参考にしてみてください。
運動
勉強も大切ですが、運動も取り入れましょう。
運動をすることで、脳への血流がアップするのと、BDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌し、思考力が高まります。
経験ありませんでしたか、運動部で頭のいい人、いたはずです。
IQもあるでしょうが、運動が及ぼす脳への影響が大きいのです。
以外でしょ?
参考記事:私が運動(ジョギング)を続ける理由は、幸福感を得るためで、ダイエットは副産物
睡眠
睡眠は7時間はほしいです。
ただ眠るだけではなく、良質な睡眠です。
睡眠不足は、絶対に避けましょう!
睡眠不足の人は、パフォーマンスが著しく低下します。
その理由は
- 6時間睡眠を14日継続 すると 48時間徹夜しているのと同じ能力
- 6時間睡眠を10日継続 すると 24時間徹夜しているのと同じ能力
- 仕事が14%長くなる
- 8時間の仕事が9時間7分かかる 睡眠不足で毎日1時間、仕事が長くなる
このパフォーマンスは、本来持つ能力を1〜2割も低い状態です。
そんな状態で勉強をしているのですから、いい学習なんてできません。
イライラしたり、ミスばかりしたり。
そんなわけで、睡眠に関する記事を参考にしてみてください。
参考記事:7時間以上の質の良い睡眠を【メラトニンの抗酸化作用で睡眠とアンチエイジング】
時間にメリハリをつけ、自由な時間は必ずつくる
ただひたすら勉強だけをしていても、学力が向上するとは思えません。
人の集中力は、長くても30分くらいと言われています。
休憩を入れながら、学習することは大切です。
ダラダラ勉強するのではなく、予定を立てて、集中し、気分転換の時間も予定に入れましょう。
決して、休憩の時間の方が長くならないように!
瞑想
実は、私が一押しなのが瞑想です。
背筋を伸ばしたまま、床でも椅子でもいいので、座り、目を閉じて、過去や未来に問わられることなく、今、この瞬間を意識します。
呼吸に意識を集中するのがやりやすいと思います。
それで、なにがいいの?とおっしゃりたいことはわかります。
不安の原因は、私達の先祖の狩猟採集民族のときから、危険を察知する能力が備わっていました。
それが今の時代の不安ということです。
現代には、マッチしないところがあり、瞑想をすることで、行き過ぎた不安を抑えることが可能になります。
即効性はありませんので、できるだけ毎日コツコツと5分でもいいので、実践することが大切になります。
瞑想をすることで、すぐに疲れた脳がリセットされ、勉強に集中できるようになります。
詳細は別記事:マインドフルネス瞑想でストレスと不安を解消したいをご参照ください。
マジでイチオシ!
浪人したけど、良かったこと
浪人生活は辛いとよく聞きます。
しかし、辛い経験をして、良かったこともあります。
- 親との絆が強くなった
- 孤独の辛さを知った
- 大抵のことは頑張れるようになった
- 自分を見つめ直す時間があった
- 超つらい浪人期を乗り越えたという自信がついた
- 本気でやれば夢は叶うということを知った
やはり、成功体験が大きいでしょうね!
本気になって、取り組むことは、私達大人も忘れてはいけませんね!
頑張った結果
「学歴なんて今の時代はもうすでに無関係」という人もいますが、一定ライン以下の大学だけ会社説明会の予約が取れないなんて日常茶飯事です。
企業側も優秀な人材を採用するのに躍起になっています。
優秀な人材の基準の一つとして、学歴は必ず関係してきます。
学歴なんて関係ないのですが、無関係ではないということです。
参考記事:不合格を受け止めるー信念を持って未来を見つめる【不安でも仕方ない、切り替えよう!】
卒業校は進路が決まっていてほしい
学校の先生は、受験を失敗した生徒に、これからでも入学可能な大学や専門学校の情報を教えてくれます。
とてもありがたいお話なのですが、ランクの低い大学に進学したとて、就職活動がとても大変になります。
何の目的もない中、進められた専門学校へ進学しても、その生徒のためになるのでしょうか?
我が子をただお金儲けのための学校へは行かせたくありません。
浪人生活
私のこどもは、1年間、予備校に通いました。
毎日、約1時間かけて、電車で通いました。
授業料の他に定期代もかかりました。
お金、時間、体力を使って、頑張ったと思います。
予備校で勉強中、お腹が空くと、毎日のように近くのコンビニで、100円パスタで空腹をしのいでいました。
モチベーションを保ち続けるのが大変だったと思います。
2回目の大学受験
前年よりも合計で100点伸ばすことができました。
1点上げるのに1万円かかった計算になります(笑)
期待しましたが、2回目も桜は咲きませんでした。
やはりショックでした。
しかし、乗り越えるしかありませんので、親子で相談しました。
参考記事:大学進学は当たり前ではない【今は楽してはならない】
浪人生活2年目
もう1年浪人することに決めました。
もちろん本人が決めました。
仲の良い友人は、1回の浪人後、見事、進学を決めました。
今回は、予備校に行かずに、自己学習で挑むことにしました。
それと、過去2回とも、親の願望も含んだ大学(背伸びして)を受験してきたので、今回は、親の願望なしとしました。
本人が決めた目標の国立大学は、決してレベルが低いわけでもありません。
なので、自分で勝負にいったのでした。
3度目の正直
合格発表の時間、スマホで確認した子の部屋から、「ヤッターッ!」と大きな声が聞こえてきました。
そんなに感情を表に出さない子なのに。
2年間の浪人生活を過ごした後、念願かなってやっと合格できました。
700日と少し遅くなりましたが、大学でのキャンパスライフが始まりました。
あっという間の4年間
大学生活は、学業、部活、バイトに忙しくしていました。
学ぶことは楽しいとも言っていました。
実家には、1年に1度、年末年始に帰省しました。
そんな大学生活も3年が過ぎ去ろうとしているときに、企業のセミナーに参加したり、就職活動に入りました。
就職活動
3年の秋になると、忙しく、色々な場所へ出かけているようでした。
企業のセミナーに参加しているとのことです。
その中で、試験や面接を受けて、篩にかけられていきます。
数社はダメだったけど、順調に試験をパスしていっている様子でした。
数社から内定をいただく
とても順調に進んだようです。
複数の会社から内定をもらっていました。
その中で、意中の企業からの内定をいただき、現在はその会社で新社会人生活をスタートさせました。
昔は全くうまく行かなかったけど、今はうまく行き過ぎて怖い!
大学受験に複数回失敗し、失意のどん底にいたこともあるのでしょう。
そんな不毛なときに、少しずつ努力を積み上げてきたわけです。
自分を信じ、頑張ってきた成果が今なのでしょう。
過去の失敗があって、今があるのです。
今が正解というわけではありませんが、成果を得る経験ができたことは大きな収穫になったことでしょう。
まとめ
大学受験に失敗しても、焦らず、落ち着いて今後のことを考えることです。
楽して大学へ進学したとしても、就職活動で苦労し、心身が疲弊します。
浪人したからといって、必ずうまく行くという保証はありませんが、私の子は浪人の道を選んで、結果、良かったと思っています。
周りの同級生に惑わされることなく、しっかりと考えることです。
自分を見失わないようにし、冷静に判断することが重要なのです。
参考記事:都会のワンルームマンションでの新生活準備①【ドラム式洗濯機を設置したい】