私たちは生活するために仕事をしていますが、色々な苦労が絶えません。
体力的にキツかったり、業務量やプレッシャー、人間関係などで苦労をします。
それらによって感情を揺さぶられたりすると「こんな仕事、辞めてやるー!」だったり、「もうイヤだ、辞めたい…」と思ったことがある人は多いのではないかと思います。
時々起きる「辞めたい感情」と付き合いながら、今まで頑張ってきたのだと思うのです。
やはり辞めるということに対し、ハードルが高いと感じますし、「にわかに辞めたいと思っただけ」と自分の中で処理されているのではないでしょうか?
そうこうしながら、続けられる仕事を持っていられることは大変素晴らしいことです。
もし、それが自分に無理をさせているのであれば、注意が必要です。
本記事では
- 今の仕事が辛いと感じている方
- 今の仕事を続けるべきか悩んでいる方
- 今の仕事を辞めたいと考えている方
に向けて、私が経験したことをお伝えいたします。
なにかの参考になれば幸いです。
本記事を読みすすめることで
- 今の仕事のありがたさがわかる
- 仕事を辞めるかどうかの指標を持つことができる
- 自分の人生について考える
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- よく考えて決める
- 世間の常識に縛られてはいけない
- 自分を甘やかさないで、無理もさせない
ということです。
詳細は後述していきます。
参考記事:アラフィフ男が退職願を提出した件(子育て終わってないのにいいのかよ!)
よく考えること
私は、30年以上もの間、同じ組織に属し、サラリーマンとして一生懸命頑張ってきました。
それでも、退職を決意し、先日退職願を提出しました。
そんな私は、「できるだけ現在の仕事を続けること」を基本として考えています。
やはり、退職するということはかなりのリスクがあるということを肝に銘じておく必要があります。
巷では、「退職を決めました」などと気軽に退職できるような印象を与える書き込みをめにしたりしますが、退職する時期や理由は人それぞれなのです。
なので、安易に「仕事辞めたいから辞めるわー!」ということにはしないで、色々と考えてから決めてほしいと思います。
特に、仕事が立て込んだりして、忙しくなり、心に余裕がなくなると、「辞めてやるー!」という感情が起きやすいので、注意してください。
辞めたいという思いが浮かんだら、ひたすら考え抜いてみましょう!
辞めた後の生活プランだったり、家計についてだったり、辞めて何をするかなど。
よく、仕事を辞めると毎日が日曜日になると感じる人もいますが、ダラダラと過ごそうなんて考えず、時間ができたときにやれることを、仕事をしているときからやってみることをオススメします。
注意したいのが、考えるだけ考えて、仕事を辞めるべき時に辞めなかったことで、体調を崩してしまわないように、しっかりと自分の状態を監視し続けましょう!
仕事を辞める理由
仕事を辞める理由などは人それぞれです。
親を介護しなくならなくなったので辞める人もいれば、自分に合わないと辞めていく人もいます。
なので、退職理由を見ていきましょう。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
続いて建前の退職理由を見ていきましょう
1位:キャリアアップしたかった(38%)
2位:仕事内容が面白くなかった(17%)
3位:労働時間・環境が不満だった(11%)
3位:会社の経営方針・経営状況が変化した(11%)
5位:給与が低かった(7%)
6位:雇用形態に満足できなかった(4%)
6位:勤務地が遠かった(4%)
6位:仕事に対する責任がなく物足りなかった(4%)
9位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(2%)
9位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(2%)
出典:リクナビNEXT
まぁ、企業が調査した結果なので、うまくまとめられていますよね!
キャリアアップや給与、評価が低いと待遇面に不満を持つ人は多いでしょう。
その他、下記のような理由もあります。
- ハラスメント・いじめ
- 負担が大きい
ハラスメント・いじめ
パワハラやセクハラで仕事を辞める人も一定数いることでしょうね。
そんな私が退職を決めたキッカケもパワハラでしたし。
ハラスメントやイジメで心が蝕むようであれば、退職を考えた方がいいと思います。
私自身、パワハラで被ったダメージはしばらくの期間、抜けませんでした。
なので、ハラスメントが横行している環境に身を置かない方が懸命です。
会社に訴えて解決してもらえればそれに越したことはないのですが、私の職場はそれができなかったので、私の方から出ていくことにしたわけです。
参考記事:上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
負担が大きい
仕事以外の時間にも仕事のことが頭から離れなかったり、仕事関係から受ける負担が大きなときは、退職を考えてもいいと思います。
- 仕事以外の時間にも仕事のことが頭から離れない
- 普段の生活が楽しいと感じない
- イライラすることが多い
- 職場に居る時間が苦痛でたまらない
- 職場に気を許せる人がいない
など、私が経験した辛い過去です。
仕事以外の時間にも仕事のことが頭から離れない
職場で受けた人間関係の強い衝撃や仕事のプレッシャーで、何度も頭の中に職場に関する事が受動的に反芻(はんすう)してしまいます。
特に浴室での一人の時間は起きやすかったです。
思考が仕事にフォーカスされてしまうのです。
できるだけ、他のことに没頭できればいいのですが、このときの心理状況では難しいでしょう。
参考記事:【ストレス解消】私が行った反芻思考(反すう思考)から今すぐ抜け出す7つの方法
普段の生活が楽しいと感じない
昔は、仕事が辛くても、週末に好きなことをしていれば楽しく感じていました。
パワハラを受けてからは、家族で旅行にでかけたとしても楽しい気分にはならなくなりました。
今考えると、この状態のときに退職を考えても早くはなかったと思います。
でも、それがおかしいということは感じていたので、「どうしたら楽しめるようになるだろう?」とか、「できるだけ楽しむことを意識しよう」と考えるようになりました。
楽しいことが少なくなってきたら、今の自分の状況を確認してみると良いと思います。
参考記事:ストレスが「興味・喜びの喪失」を生み、旅行の楽しみを奪った恐ろしい過去
上記のほか、他人の行動にイライラすることが増えたり、職場にいる時間が苦痛で仕方なかったり、職場に気を許せる人がいない人は要注意です。
これらは、全て私自身のことですので、当てはまらない場合もあるかもしれません。
参考程度にとらえてください。
人生レベルで考えてみよう
私たちは学校教育で自然と「いい会社に入って長く務めることが当たり前」と叩き込まれています。
これもあってか、「今の仕事を辞めると生きていけなくなる」という感覚があります。
まるでそういった暗示にかけられているかのように…
でも、実際には違っていて、日本に住んでいる限り餓死することはないのです。
凝り固まった常識と言われているものに、影響を受けているのかもしれません。
参考記事:人生に悩んだ結果、常識が間違っていることが判明【洗脳されていた5つの事】
ただ、いままでのように過剰な浪費などはできなくなるので、それと混同しているのかもしれません。
消費大国アメリカの影響なのか、消費することが当たり前になっています。
消費するために仕事をしているのかもしれません。
よく自分の消費行動を観察してみると、消費ではなく、浪費していることがわかってきます。
週末にショッピングは当たり前に感じていたり、バーゲン品は欲しくなくても買ってしまっていたりしていないでしょうか?
過去の私はやっていました。
仕事のストレスがかかるとさらに加速します。
一度自分の消費行動を見直してみましょう!
参考記事:浪費をなくし、消費を工夫してお金を産む
また、仕事を辞めることで、家族を露頭に迷わせてしまうのではないかと考えてしまいがちです。
家族を不自由なく養おうとずっと考えてきましたから。
ここで何が大切なのかを考えてみましょう。
仕事を辞めたほうがいいくらい、仕事から受けるダメージが大きくても、家族のためにと頑張り続けた結果、メンタルを壊す結果になったら、それこそ本末転倒なのですよ!
参考記事:仕事のストレスで「うつ」になるリスク【がんばり屋さんはメンタル疾患に気をつけて!】
退職も申し出るにもハードルが…
できることならこのまま仕事を続けることがいいのかもしれないけど、辞めることを決意したら、退職することを上司に申し出なければなりません。
私の場合は、1年以上前から決めていて、退職日から半年前に申し出るということで、先日の7月1日退職願を提出しました。
退職日は12月31日です。
日本の法律では、退職日の2周間前に申し出ればよいとされています。
これを実施できる人は、影響のない仕事しかしていなかった人か、サイコパスのような他人のことを考えない人などでしょう。
多くの会社の就業規則では、1ヶ月前としているようです。
私が勝手に想定した退職までの道のりは
6ヶ月前 → 退職願提出
4ヶ月前 → 後任者決定(希望)
3ヶ月前 → 後任者着任(希望)、引き継ぎ開始(引き継ぎ期間3ヶ月)
今いる人たちにも引き継ぎたいところですが、残念ですができないのです。
それくらいの人たちだったら、私は辞めようとまで思わなかったでしょう。
なので、退職後も円滑に業務を回すことができる方法は、後任の専任と引き継ぎ期間が重要になるのです。
そういったことで、退職を申し出るわけですが、私にパワハラをしてきた上司に退職を申し出ることは、大きなハードルに感じていました。
色々と面倒な仕事を任されてきたので、何を言われるか不安だったり、恐怖も感じていました。
その場面を考えただけでもドキドキしました。
散々悩んで決めたことなので、後には引けませんし、苦痛を避けることは、自分の中では許されません。
頑張りどころなのです。
そして、退職理由も聞かれることが予想されます。
私は上司に向かって「あなたのパワハラなどで辞めるのです」とはとっても言えません。
なので「一身上の都合」を徹底することにしました。
実際、退職理由を聞いてきましたが、執拗に聞いてくることもなく、あっさりと伝えることができました(ドキドキしたけど…)。
たとえ理由を聞かれたとしても、それ以上答える義務はありません。
辞めた後のこと
今の仕事を辞めた後は、何もなければ転職するのが良いと思います。
退職を決める前に転職活動はやっておいた方が良いです。
転職活動事態にはお金がかかりませんし。
転職をするには、マイナビエージェントなどの転職エージェントを利用するのがオススメです。
退職を申し出る前に転職活動をしていれば、今の会社の方が良いことが判明するかもしれません。
今の仕事のままか、別の仕事にするかなど、選択肢を増やすことで、より良い方向に進むことができます。
そんな私は、しばらく専業主夫で頑張ろうと考えています。
それは、いままで仕事の方向にしか向いてこなかったので、今度は、自分の成長に目を向けたいと思っているのです。
参考記事:おじさんだって成長できる!|人生100年時代を生き抜くために【マインドセットが大切】
まとめ
今回は退職についてお伝えしました。
安易に退職をしないで、よく考えましょうということです。
退職するタイミングの逃したり、家族のためと無理に頑張りすぎて、病気になっては、なんのために仕事をしているのかわかりません。
なので、自分の状態をよく観察しておきましょう。
私の経験から、退職を考えた方が人は次の通りです。
- ハラスメントやイジメを受けている
- 仕事以外の時間にも仕事のことが頭から離れない
- 普段の生活が楽しいと感じない
- イライラすることが多い
- 職場に居る時間が苦痛でたまらない
- 職場に気を許せる人がいない
仕事というのは、よりよい人生にするために行っているのですから、過剰なダメージは避けなければいけません。
同じ仕事を続けるべきと凝り固まった常識にとらわれることなく、自分の人生として考えることが必要になってきます。
また、実際に退職を申し出るときも勇気が必要になります。
そこがひとつの頑張りどころなので、やるしかありません。
ドキドキしますが、伝えた後は、達成感で満たされるでしょう(一歩前進)。
退職後は、転職エージェントを活用した転職活動がオススメです。
それも、在職中から始めた方がいいでしょう。
選択の幅が増えますら。
転職活動にはお金はかかりませんし、実際に転職をしなくても大丈夫です。
今より自分に合った職場が見つかる可能性が高くなります。
用意周到に、時間をかけて今抱えている問題に対峙していきましょう!
参考記事:家族の為に頑張ってきたけど、自分の気持を尊重した方がいい【一度きりの人生】