「少しずつ給料は上がっているけど、増えている気がしないんだよなぁ…」と思っている人は多いと思います。
給料から天引きされる金額も多いから仕方ないと考えてしまいます。
この、税金や社会保険料、厚生年金などを天引きされている額が年々増え続けていて、今後も増える予定なのです。
否応なしに、天引きするシステムは「源泉徴収制度」といって、納税に対する痛みを感じなせなくして、税について無知にさせるのです。
国にとって、とても優れたシステムということです。
本記事では
- サラリーマンの方
- 手取り額が少ないと感じている方
- 仕事を辞めたい方
に向けて、資本主義の現実をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 搾取されていることがわかる
- 仕事の向き合い方が変わる
- 好きな仕事を選ぶ
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ
はじめに結論から申し上げますと
- 資本主義のルールを理解する
- サラリーマンをするしかないという考えを捨てる
- 自分の価値に合わせた働き方をする
ということです。
詳細は後述していきます。
私が仕事をやめたい理由
私は、30年以上サラリーマンをしています。
嫌なこともありましたが、評価もされたし、順調にサラリーマン人生を歩んでこられたと思います。
しかし、数年前から、立て続けに、職場の人間関係で悩むことになりました。
過去記事:今の職場の環境悪すぎで、ヤバイよヤバイよ!(2年経っても馴染めない)
上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
色々な嫌なことがありましたが、その中で、強烈なこともいくつかあって、それが原因で、ひどくメンタルが落ちていきました。
そんな時に、ずっと同じ職場で勤め上げることを終わりにしたいと思いました。
人間関係に耐えられなくなり、色々と調べ、情報を得るようになっていったのでした。
そこで得た知識が、さらに私の考えを深めることになったのです。
仕事を辞めたい!
仕事を辞めたい理由が増えたのです。
仕事をやめたい理由
- 職場環境 ー 人間関係
- 経済的奴隷 ー サラリーマンでいるかぎり搾取され続けるということ
人間関係に嫌気をさした私は、ネットや本から情報を得ていきました。
それらから得た情報の中で、サラリーマンである限り、搾取され続けることがわかりました。
冒頭で伝えしたとおり、サラリーマンは源泉徴収制度で強制的に税金や社会保険料を納付しています。
この源泉徴収制度は、1799年のナポレオン戦争の際、貴族階級からの戦費調達を目的としてイギリスで創設された制度で、その後、ドイツのヒトラーが第2次世界大戦時に戦費調達のために広く国民を対象に導入しました。日本もこれにならって1940年に導入しています。
引用:吉川英一氏著「サラリーマンを辞めて月100万円で楽しく過ごす働かないという生き方」より
この制度は、国、労働者の双方にメリットがあります。
国は、会社に税金の計算と徴収を課せ、サラリーマンから税金を大量に搾り取ることができています。
一方、納税側のサラリーマンは、各種税務処理を全く行わなくていい代わりに、その代償として「納税意識」を奪われています。
サラリーマンは、会社からも搾取されています。
毎月、給料が支払われる対価として、人生の時間を提供しなければなりません。
会社が得る利益よりも社員を安く雇入れ、業績を伸ばしています。
上記のように、外国では賃金が上昇していますが、日本人の賃金は20年以上も上がっていません。
それどころか、下がっているのが現状です。
これと反比例しますが、企業の業績は上がっているのです。
企業の業績が上がっているのに、賃金に反映されていないのです。
いったい、どういうことなのでしょうか?
会社の利益は、内部留保と株主に流れているということです。
要するに資本側ということです。
我々サラリーマンは、資本側に搾取されていることになります。
これが悲しいかな、資本主義の現実であります。
会社員生活が生活の支えになっていて「辞めるに辞められない」現状の人がほとんどでしょう。
私は、人間関係で疲弊していることと、国、会社から搾取され続けることが嫌でたまりません。
可能であれば、環境を変えたい。
自分に合う生活を目指したい。
時間、心、お金の搾取から開放されたいのです。
資本主義のルールを学ぶ
日本の教育は、お金について何も教えていません。
よって、日本人はマネーリテラシーが低い国民に成り下がっているのです。
日本の教育システムは、「物言わぬ良質な労働者量産教育」です。
労働人口の約90%がサラリーマンです。
いい会社に就職する
家庭を持つ
マイホームとマイカーを持つ
定年まで終身雇用
退職金と年金でのんびり老後生活
上記のような昭和のレールで生きることが普通と思っています。
しかし、社会は変化していて、終身雇用制度や年金制度が悪い方へ変わっています。
このままでは、ジリ貧になりえません。
資本主義の働きアリ状態です。
資本側に搾取されるがままなのです。
資本側になることも考える状況です。
私たちサラリーマンは、自分の貴重な時間を提供する対価として給料をもらっています。
しかし、度々会社側は契約違反をするのです。
- サービス残業があたりまえ
- 有給休暇が取りにくい
会社の業績を良くする方法は、経費を節約することです。
大きな経費は、人件費です。
正社員がサービス残業をしてくれれば、時間単価を安くできます。
サービス残業が当たり前になっているところも多く、過去に私も会社の奴隷でしたので、そのように考えていました。
会社との契約で有給休暇を与えられているのですが、自分の部署には、人数が充足しているわけでもないので、有給休暇の半分以上を捨てている状況です。
せっかくの権利なのですが、上司が使えない雰囲気を出しているし、戦力になってしまうと、休むために、相当苦労して、準備をしなければならないのです。
要するに休みづらい環境となっているのです。
「給料UP=仕事量UP」なので、給料が増えても手放しで喜んで入られません。
仕事量アップで、メンタル崩壊の原因になったり、パワハラが加わればさらに悲惨です。
上司が変われば評価も変わります。
人の評価は当てになりません。
ダメ上司の評価は、ダメ評価かもしれません。
出世のメリットって「給料 ✖️ 承認欲求」です。
会社への忠誠心で決まることが多いです。
これらのように、雇われる側って、何かと不憫なことが多いのです。
これが資本主義なので、仕方ありません。
色々勉強して、行動にでるしか抜け出す方法はないのです。
逆に搾取してやる
サラリーマンが搾取されていることに気づくと、「働かないおじさん」になろうとする人がいます。
働いても働かなくても、もらえる給料は、ほとんど変わりません。
だからといって、手を抜いて仕事をすることは、よろしくありません。
働かないおじさんになることは、非常にもったいないことです。
それは、何もスキルが上がらないからです。
自由な時間があるのであればそれもありですが、拘束されている以上、無駄に過ごすことは人生を無駄にしていることに等しいのです。
退屈な職場は最悪です、
それが得と考えるのは愚かなことといえます。
それは、退化しているのと同じです。
一所懸命に仕事をして、自分のスキルを高めましょう!
会社にも貢献できるし、自分のスキルアップにつながるので、今後の転職にも役に立ちます。
どうせ、会社に時間を切り売りしているのだから、その売った時間を会社に貢献するふりをして、自分のために使いましょう!
そうすると、逆に評価されてしまって、逆方向に向かうことになるかもしれません。
自分が好きなことをする
国は会社からの搾取から逃れるには、今のままではダメです。
「自分が好きだな、不快じゃないなという組織に入ること」で幸せに働くことができます。
たとえ給料が安くても、搾取される金額は減るし、ストレスを抱えなくてもよくなります。
その他、副業をして、収入を増やすことも考えるも必要です。
今の時代、ネットが普及しているので、動画編集やプログラミングなど副業もさまざまです。
ただし、時間がかかるものが多いので、自分に合った本業とセットで考える必要があります。
まとめ
サラリーマンは、国と会社に搾取されている資本主義の現実について、お伝えしてきました。
品玄関系などのストレスを抱えて、一生懸命仕事していても、搾取され続けると考えたら、やる気が失せますよね。
学校教育で学んできたこと一辺倒ではダメなのです。
今は、インターネットで多くの情報を入手できる時代です。
特に、情報弱者になると、搾取されまくりです。
しっかり情報を入手して、合理的に生きるべきなのです。
みんながやっているからと、周りに流されていては、搾取され続けます。
資本主義の勉強をして、行動することが重要です。
自分が幸せと思える生き方をすることが、大切です。
搾取されているという現実を受け入れ、このままで良いのか、ダメなのかを考えていかなければならないのです。