高校を卒業すると、半数以上が大学に進学します。
将来目指すものがあって、大学進学する人
ただなんとなく、自分の学力に合った大学に進学する人
進学目的は、人それぞれです。
私には、大学受験に失敗した経験のある子どもがおり、色々と心配の種が絶えない状況でした。
本記事では
- 大学進学を目指す子がいる方
- 大学受験に失敗した子がいる方
に向けて、大学に進学する目的についてお伝えしたいと思います。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることによって
- 大学進学について、深く考えてみる
ようになります。
しばらくの間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 目的がないのに、大学進学をする必要がない
- 本人が望んでいないのに、大学進学をさせる必要がない
- 時代は変わっているのに、昔と変わらない教育システムはマッチしていない
- 本人が何をしたいのか考えさせる
ということです。
詳細は後述します。
大学進学が必要であるという変な常識には惑わされない
上記のとおり、高校卒業者のうち、半数以上の54.7%が大学や短大に進学しているのが現状です。
昔と違って、現在では、大学進学が容易になっています。
しかし、名門大学へのハードルは低くなっていません。
昔と比べて、生徒数が減少しているにも関わらず、大学や専門学校の数は、反対に増えている状況なのです。
供給過多な状態です。
専門学校も商売なので、あらゆる手で、営業しています。
資格がなくても就職できるのに、資格が必要にみせかけたり…
例えば、医療事務は、知識が必要ですが、資格は必要ありません。
一部、認定資格はありますが。
医療事務で扱う情報は、基本2年毎にバージョンアップします。
なので専門学校で学んだ知識は、時間が経過すると、過去の遺産になってしまうのです。
実践で学んでいったほうが、無駄になりません。
このように、高校を卒業したら、大学や短大、専門学校へ進学するのが当たり前であるという変な常識や、他者に同調するといった、思考停止状態になってはいけないということです。
大学へ進学すること自体が本当に価値ある選択なのか?
昔から多くの人は、高校を卒業し大学へ進学、そして就職する。
60歳くらいまでに何度か転職するかもしれないが、定年まで仕事をして、家族を養う。
ということを生業としてきました。
入りやすくなった大学(名門はそうではない)が多くなった今でも、元手が必要なのはかわりません。
どこでも入れればいいと思って進学すると、
それは、無駄金になってしまいます。
大学に進学することが本当に価値があることなのか、
よく考えるべきだと思います。
働く手段がテクノロジーの進化によって劇的に変わっている昨今で、大学はこの変化を捉え教育できる場所なのでしょうか?
何十年も変わらない教育を続け、教授の研究に付き合う場所になってしまっているかもしれません…
日本の教育は洗脳かも
大学などへ進学するひとつの目的は、少しでもいい会社に就職し、サラリーマンを目指すということです。
今の日本は、結果を見ると、国に従順な納税者、社会保障費を言うとおりに収める国民を製造するための教育をしているように思えてしまいます。
サラリーマンは、収入が安定しているといういい面がある反面、全てにおいて、強制されるデメリットがあります。
- 時間に縛られる
- 長時間労働になりがち
- 有給があっても使えない
- 強制的に税金や社会保障費が控除される
- 節税できない
- 悪い環境にいると、病む
長く、永遠に感じてしまっている自分の人生っているものは、そんなに長くはないのです。
その人生を決まったレールを進むことは、幸せなのでしょうか?
それで満足できる人もいると思いますが、30年以上レールを進んできた私は、幸福な人生だと思わないようになりました。
現役にこだわらない
周りの人達のほとんどがすぐに進路を決めていますが、そこで焦ってはダメです。
学校側もとにかく進学先を決めたがります。
先生の言われるままに進学を決めて、後悔している人もいます。
ですから、先生からの情報はありがたく頂いて、自分たちでもよく調べて、しっかり考えた上で、自分で決めるべきです。
なぜなら、仮に失敗してしまったら、先生の責任にしてしまうからです。
現役にばかりこだわっていて、程度の低い大学になんかに進学してしまったら、お金はかかるし、就職活動で苦労してしまいます。
浪人で一生懸命勉強して、より上のレベルを目指すほうが、有利になります。
実際に、私の子どもの一人が二浪して、国立大学に入学し、就職活動も余計な苦労をせず、すすめることができました(浪人しているときは、苦労しましたけど…)。
お金儲けが目的の学校
供給側が多いので、楽に入ることができる大学があります。
俗に言うFラン大学です。
こういった大学は、数多く生徒を入学させて、経営の安定化を図っています。
自分の子には、こういう学校に行ってほしくないし、親としてお金も出したくありません。
専門学校でも、今までよりカリキュラムを1年多くしたり、少子化の今日、経営が大変なのです。
将来、やりたいことがあるのか?
将来、目指すものがあれば、大学や専門学校も視野に入ってきます。
親子で思考して、答えを導き出さないと、ただお金が無駄になりかねません。
奨学金という借金はできるだけしないにつきます。
奨学金は、目的によって有効活用できるので、この部分もよく思考するべきことです。
決して、目的が曖昧なまま、無理して進学しては、いけません。
昔は、大学は裕福な家庭でないと通わせられないとも言われていました。
現在の高い進学率からすると、日本がそれだけ裕福になっているといわれます。
しかし、私には実感がありません。
無理して進学している人が多いのだと思います。
無理したところで、しっかりとした進学目的がなければ、意味はないのです。
思考しましょう!
ダメダメな大卒社会人
私は30年以上サラリーマンをやっています。
その中で、色々な人と一緒に仕事をしてきました。
大卒の人、専門学校卒の人、高卒の人。
素晴らしい人もたくさんいますが、仕事ができないだけではなく、人間としておかしい人も数人見てきました。
皮肉にもすべて、大卒でした(大卒が多い職場だから)。
それも国立卒など、学業成績優秀者でした(勉強だけできた人)。
そんなダメダメ大卒生は、人の気持ちがわからなく、共感力がない人でした。
自分さえよければOKですし、プライドがすごく高いので、自分のミスを認めないのと、謝ることができない人たちです。
たくさん苦労させられました。
こういった人は面接で篩にかけたいところですが、面接試験ではなかなか正体を見抜くことができないのです。
履歴書を見る限り、とてもすばらしいと思ってしまっていて、先入観が先走りする傾向があります。
進学以外の選択肢
受験に失敗したあとは、どうしたらよいでしょうか?
まぁ、なんとでもなりますよ!
- 実家大学
- 海外へ行く
- 国内で住み込み労働
- 浪人
など
実家大学
実家で勉強です。
これは私が一番やりたいことです(無理な話ですが…)。
今では、インターネットがすごく発達し、YouTubeなどで有料級で有益な情報を容易に入手できます。
いろいろなジャンルを学ぶことができます。
色々なスキルも身につけることが可能です。
なので、そこから起業も可能です。
もちろん、やる気さえあればです。
海外へ行く
海外への留学やワーキングホリデーで語学力を身につける事ができます。
多少お金がかかりますが、エージェントを利用しての留学は、簡単なので、良いかもしれません。
業者に一度資料請求すると、いろいろなお知らせメールがグイグイ送られてきます。
よく考えて、相手に流されず、自分で決めましょう。
国内で住み込み労働
自分の好きな土地に、住み込みで働くこともいいなぁと思います。
若いときにしかできない冒険チックな暮らしって、憧れます。
今しかできないことにチャレンジ!
浪人する
モチベーションを保つことができるのなら、次の年の大学入試にチャレンジするのもありです。
予備校に通ったり、通わないで自宅で勉強し、翌年希望の大学に入っている人もたくさんいます。
まとめ
たとえ、大学入学試験に失敗しても、向かう道はたくさんあります。
まわりに流されることなく、この先長い人生ですので、色々と経験するのもいいですよ。
いい大学に入ったから幸せとはかぎりませんし、いい会社に入ったからといって、幸せになる保証はありませんから。
人生は良いことばかりではありません。
悪い事のほうが多く感じたりもします。
しかし、悪いことでも経験しておくと、後に役に立ったりすることもあります。
その時は、全く考えもしませんが。
なので、前向きに色々なことに取り組んでみることです。
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