普段生活をしていると、様々なことが起こります。
いい出来事、悪い出来事などですが、特に悪い出来事は、苦痛を感じたりするので、記憶に残ることがあります。
自分にとって悪い出来事が起きると、冷静でいられなくなる人も多いのではないでしょうか。
冷静でいられなくなると、家族や他人に攻撃的になったり、感情をコントロールするのが難しくなります。
感情的をコントロールすることができていない時の行動や言動は、相手も自分も双方が痛みを伴う残念な結果になるのです。
できることなら、感情的になりたくないと思う人は多いでしょう。
だけど、感情をコントロールするのは、容易くないので、苦労している人が多いと思います。
本記事では
- 感情的になりやすい方
- 感情をコントロールできるようになりたい方
- ネガティブなことに注意をもっていかれる方
に向けて、以前より感情をコントロールできるようになった私の経験をお伝えします。
なにかの参考になれば幸いです。
本記事を読みすすめることで
- 感情的になることが減る
- 感情をコントロールできる
- ネガティブなことに注意をもっていかれなくなる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 感情的にならないほうが無駄に疲弊する人が減る
- 感情をコントロールするには、時間がかかる
- 健康的な生活は感情コントロールに良い
ということです。
詳細は後述していきます。
感情に流されてしまう理由
本心では、感情をあらわにしたくないのに、あることがきっかけで、自分自身を制御不能に陥れてしまいます。
そういう人の特徴は以下の通りです。
- 完璧主義
- ストレスを抱えている
- 睡眠不足
完璧主義
完璧主義(かんぺきしゅぎ、英: Perfectionism)とは心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと。定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。このような思想を持ったものや、そのような心理状態の者を完全主義者、もしくは完璧主義者(英: perfectionist)と呼ぶ。
完璧主義の人は、どうしても結果にこだわります。
なので、色々と心配事は絶えませんし、うまく行かないことも多いと思います。
能力のある人ならまだいいでしょうが、能力が低いにも関わらず、完璧主義の人は特に感情的になりやすいです。
自分の実力と、自分が思い描く結果との差が大きく、フラストレーションが起きやすくなります。
ストレスを抱えている
ストレスを抱えると心に余裕がなくなり、感情的になりやすいです。
ストレスを抱えることによって、判断能力も低下し、より感情をコントロールできにくくなります。
やる気を出させるような、ストレスは、人にいい影響を与えますが、苦痛を感じるようなストレスは、マイナスに影響が多くなります、
悪いストレスに追い込まれ、冷静な判断や対応ができにくくさせます。
睡眠不足
人は、睡眠不足になると、能力が大幅に低下します。
イライラすると思ったら、前日の睡眠時間が少なかったとか、経験があるのではないでしょうか。
私は大いにあります。
睡眠不足になると、イライラしますし、自分以外の人に対して、ネガティブな感情をいだきやすくなる傾向があります。
睡眠不足は、何においても良いことはありません。
感情をコントロールしているのは前頭前皮質
ネット上には、感情コントロールについて、色々な情報がでています。
- 自分の感情に気づく
- 感情を受け入れる
- 整理する
- 意味付けを変える
などありますが、たしかにそのとおりなのかもしれません。
しかし、すぐに実践できるかと言ったら、残念ながら、そうはなりません。
私は、以前にも感情コントロールについて書きました。
関連記事:感情をコントロールできないのは、脳(前頭前皮質)が機能していないから!
結局の所、原始脳の扁桃体が発する感情を人間らしさを発揮する脳の前頭前皮質(前頭葉)が制御しなければならないということです。
前頭前皮質の成長は体の中で最も遅いのです。
そのことから、こどもの感情がなかなか制御できないのは、そのことが理由です。
感情を抑えつけるのではなく、合理的な判断ができるようになることで、感情をコントロールできます。
残念なことに、すぐにできるようにはなりません。
中長期的な訓練が必要になります。
脳を鍛える
原始脳の扁桃体から生まれる感情は、前頭前皮質で制御する必要があります。
それには、それ相応の能力が必要になります。
その能力を発揮できるようになるには、ある程度脳を鍛える必要があります。
過去の私は、感情的になることが多かったのですが、あることがきっかけで、脳を鍛えることするようになり、感情的になることが激減しました。
- 運動
- 睡眠
- ストレス解消
- 瞑想
- 思考する
運動
運動することで、健康体になります。
身体的能力向上は、イメージすることろです。
さらに運動は、脳機能向上にも一役も二役もするのです。
運動をする
BDNF(脳由来神経栄養因子)が作られる
ニューロン(脳細胞)の成長や新生を促す
学ぶことでニューロンを刺激する
頭がよくなる
運動をすることで、簡単に脳を鍛えることができます。
脳のために運動をすることは、いいのです。
過去の記憶で、次のような人はいなかったでしょうか?
学生時代の同級生の運動部で少し勉強しただけで、トップレベルになったという人がいたと思います。
もともと出来がいい人だったかもしれませんが、運動部にできる人がいて、私は印象的でした。
やはり、運動と学業成績は関係あるのだと考えています。
参考記事:【こころとからだの健康】運動することはメリットしかなく、運動しないは損である!
睡眠
先程もお話したとおり、睡眠不足は、人のポテンシャルを激下げします。
判断能力やメンタルが侵されます。
イライラするときは、睡眠不足のときが多いです。
睡眠は健康、美容、アンチエイジング等に影響が大きいのです。
世の中には、ショートスリーパーと言って、少ない睡眠で活動をしている人もいますが、ショートスリーパーの遺伝子を持つごく少数に限っての話です。
一般の人は、6時間上の睡眠を取るようにしてください。
睡眠不足は、早死につながるともいいますので…
参考記事:良質な睡眠を意識するのは、不安やネガティブ感情にとらわれず、気分を向上させたいから
ストレス解消
ストレスを抱えると、睡眠不足と同様、ポテンシャルを下げてしまいます。
ストレスを抱えた状態だと、判断能力を低下させ、冷静さを保つことも難しくなります。
なので、日々のストレス解消が大切になります。
私は、過去に受けたパワハラなどのストレスでメンタルがボロボロになるくらいまで、追い込まれた経験があります。
今では、日々のストレス解消が日課になっています。
- 運動
- 自然に触れる
あわせ技で、自然の中で運動をします。
参考記事:仕事のストレスで負ったダメージは、自然と触れ合って回復させる
瞑想
瞑想と聞くと、なにか宗教的で怪しいと感じる人はいるかもしれません。
かつても私もそうでしたから。
仕事のストレスをどうにか解消したいと考えていた私は、色々調べる中で、「マインドフルネス瞑想」でストレスを解消することに決めました。
マインドフルネス(英: mindfulness)は、現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある。新しい考え方ではなく、東洋では瞑想の形態での実践が3000年あり、仏教的な瞑想に由来する。現在マインドフルネスと呼ばれる言説・活動・潮流には、上座部仏教の用語の訳語としてのマインドフルネスがあり、この仏教本来のマインドフルネスでは、達成すべき特定の目標を持たずに実践される。医療行為としてのマインドフルネスは、ここから派生してアメリカで生まれたもので、特定の達成すべき目標をもって行われる。マインドフルネスは、大きくこの2つの流れに分けられる。医療行為としてのマインドフルネスは、1979年にジョン・カバット・ジンが、心理学の注意の焦点化理論と組み合わせ、臨床的な技法として体系化した。
心をリラックスさせたり、清めたり、思考を制御したり、不快感を即解決することではない。
上記説明の通り、瞑想には即効性はありません。
リラックス効果を得るには、すぐにでも教授できます。
しかし、メンタルに関しては、最低でも2ヶ月を要します。
渡しの場合は、2ヶ月でも効果を感じることはありませんでした。
しかし、私が気づかないところで、効果が積み上げられていきました。
半年後、ふとした瞬間、以前とメンタルや考え方が違うことに気づきました。
以前より、合理的で柔軟な考えができるようになり、不安に対して、感受性が少なくなっていました。
簡単な表現をするのであれば、生きやすくなったということでしょうか。
思考する
思考するということは、色々考えるということです。
考えるといっても、悩むということではありません。
色々な目線で考えてみるということです。
いろいろな考え方をすることで、見えなかったものが見えるときがあります。
それが、ある問題を解決するきっかけになることもあります。
困難を乗り越えるのに、思考することは必須な行為です。
色々考えることで、脳に刺激が入り、成長するのです。
その他、他人の目線から考えることができるので、争い事も減ります。
自分だけの一方的な考えだけでは、誤解が生じたりすることが大いにあるのです。
常に思考する習慣はこれからの時代、重要な要素になります。
これらのように、脳を鍛えておくと、予想外の出来事にも対応できるようになります。
突然のことで、驚いて感情を乱すのではなく、冷静な判断で、できること、できないことを考え、行動に移すことができます。
まとめ
自分も含めて、私たちの周りには、感情をコントロールできない人がいます。
過去の私がそうでしたが、現在では、かなりコントロールできるようになったと思います。
それでもたまには、イライラしたり、何気ない言葉に反応したりすることはあります。
それでも、感情的になっている時間は短く、切り替えができ、あっという間に自分を取り戻すことができています。
感情的になりやすい理由には次のことが考えられます。
- 完璧主義
- ストレスを抱えている
- 睡眠不足
これらのことには、注意する必要があります。
感情をコントロールするには、時間はかかるものの、脳を鍛えるのがいいのだと思います。
- 運動
- 睡眠
- ストレス解消
- 瞑想
- 思考する
私は、仕事でのストレスを抱えたとき、ストレス解消のために、上記について、日々取り組むようになりました。
すぐには効果は現れませんでしたが、現在では、合理的な考えをするようになりました。
そして、感情的になることが罷業に不合理的であると、すぐに考えるようになったのです。
過去と比較すると、格段に生きやすくなったというのを感じます。
以前は、仕事のストレスを抱え、感情的になり、疲弊していたからです。
脳に刺激を入れ、成長させていくことで、感情をコントロールできるのです。
認知症の老人が怒りっぽくなる症状があります。
これは、脳が萎縮し、感情をコントロールできなくなった状態なのです(認知症の種類、程度にもよる)。
やはり、感情コントロールは脳(前頭前皮質)が関与しているのです。
脳を鍛える行動は、健康的な生活を送るのと同様です。
なので
- 食事
- 睡眠
- 運動
- ストレス解消
が重要です。
日々の健康的な生活を楽しんでいきましょう!
参考記事: 上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために