社会人になって、労働の対価として、給料をもらってきました。
そのお金で、近代的な生活を営むことができているのです。
ある時期になると、人生の伴侶となる女性と出会い、結婚します。
そして、子どもが生まれます。
子供の成長への喜びと心配を抱えながら、生活してゆくのです。
仕事の責任が次第に大きくなり、プレッシャーやストレスが大きくなっていきます。
ときには、逃げ出したい衝動に襲われることもありますが、逃げ出すことなく、仕事を続けるのです。
仕事を続けていると、理不尽なことを経験したり、人間関係で悩んだりと心の負担は決して小さなものではありません。
そんな身を粉にして行う仕事は、人を蝕むものになっている場合どうしたらよいのでしょう?
本記事では
- 仕事が辛い方
- 仕事のやる気がなくなった方
- 仕事で心が病みそうな方
に向けて、辛い仕事から抜け出す方法をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 今の仕事について考える
- 自分の人生に考える
- マインドブロックから開放される
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 現在の仕事に依存しない
- 転職を考える
- 楽しく働ける仕事をする
ということです。
詳細は後述していきます。
働く理由
私たちが働く理由は何でしょう?
もちろん、生活の為だと思います。
その前提は、心も体も健康である場合に限ってのことになるでしょう。
働く理由についてもう少し突っ込んで考えてみると
- 家族を養うため
- 趣味やプライベートの充実
- 生活の質を下げないため
- 貯金、老後の蓄え
- 子供の教育費
などが主な理由でしょう。
家族を養うため
家族を持つと、魔族を養う責任が生じます。
家族を養うためには、ある程度の生活費を稼がなければならないと考えるのが普通です。
仕事は辛くない場合は、問題ありません。
とても幸せなことだと思います。
逆に仕事が辛い場合は少し大変です。
自分の「仕事したくない:という気持ちを無視して、無理に仕事を続けてしまうことで、メンタルが病んでしまうことがあります。
病気になってからでは遅いのです。
一度、心の病気になると、症状はよくなったとしても、元通りにはなりません。
無理に今の仕事にしがみつかないことがいいのかもしれませんね。
趣味やプライベートの充実
余暇のために仕事を頑張っている人も多いでしょう。
週末に旅行やアウトドアなどの趣味を楽しんでいるのです。
週末の楽しみを励みに、仕事のモチベーションを上げています。
充実していて、素敵です。
生活の質を下げないため
大抵の仕事は、はじめの頃は、貰える給料が低くても、年々上がっていく職場が多いです。
収入が多くに従い、生活の質も上げる人が多いです。
一度上げた生活の質は、なかなか下げることができなくなります。
そのために仕事をして、収入を下げないようにしなければならないのです。
私も生活の質を上げていきましたが、現在では、できるだけ質を上げないようにしています。
収入アップとともに、生活の質を上げることに意味を感じなくなりました。
ただ、無駄に浪費していることが非合理的に思えてならなくなりました。
生活の質をできるだけ低くすることで、これからの人生での選択肢を多くします。
できるだけ低い金額で生活できるようになると、今と同じ収入でなくても、生活が可能になりますのと、余剰資金を作ることができるので、貯金をしたり、投資など資産運用に回すことができます。
貯金、老後の蓄え
昭和の時代は、退職金と預金利息で老後をのんびり暮らすことができました。
現在では、時代が変化していて、退職金が減らされたり、ゼロ金利なので、預金利息を期待できなくなっています。
このままの状態では、老後も働かないとならない国民は多くなるでしょう。
仕事を頑張って、老後の蓄えをするのは良いのかもしれませんが、その蓄えだけでは、リタイアすることは、難しいのではないかと思います。
子供の教育費
子どもの教育ににお金をかけようと思えば、いくらでもかけられます。
周りの子どもが習い事に通ったり、塾へ行ったりするからと言って、周りに合わせて。身の丈に合わないことをする必要はありません。
子どもの教育に必要以上にお金をかける必要はないのです。
各家庭の収入と考え方は違うのです。
自分の状況に合わせて、考えることが大切です。
我が家は、余計に教育費がかからないようにしてきました。
勉強をしたいのであれば、参考書などは買うけど、安易に塾通いはさせませんでした。
子どもが望んでいないのに、わざわざ親が塾通い提供することは無駄と考えたのです。
大学進学も我が家なりに考えて、現役にこだわらないで、耐えました。
参考記事:浪人するのは辛いと思うが、二浪してもいい結果につながったんだよ!
参考記事: 不合格を受け止めるー信念を持って未来を見つめる【不安でも仕方ない、切り替えよう!】
これからの人生は現在の延長で終わる
学校教育では、サラリーマンになるような学びをしてきました。
いい会社に就職する
家庭を持つ
マイホームとマイカーを持つ
定年まで終身雇用
退職金と年金でのんびり老後生活
このようになると考えて、嫌なことがあっても仕事をしてきました。
先程も述べたように、時代は変化していて、昭和の人生モデルのようにはいかなくなったのです。
家族を養うために、心に負担がかかっても、頑張って働いても、将来の姿は、目に見えてよくなりません。
良くならないどころか、体は老いて行き、会社は人件費削減で残された社員の業務量が増えていきます。
心と身体の負担は大きくなっていきます。
残念なことに、状況が良くなる見通しは全くありません。
定年や年金受給年齢も繰り下げられる見込みです。
昭和の人生モデルから大きく乖離した、労働の人生になる危険は大いにあります。
家族のために働いているというのは言い訳なのでは?
たとえ、会社で理不尽な思いをしようが、パワハラでメンタルが病みそうになっているにも関わらず、頑張って仕事をするのは、確かに家族のためだと思います。
しかし、それは言い訳なのかもしれないとも考えてしまいます。
家族のためということで、他に考えもせず、自分の気持に蓋をして、自ら奴隷のような生活を選んでいるのではないでしょうか?
そんな言い訳のネタになっている家族は迷惑しているのです。
もっと、家族全員が幸せに暮す方法を模索してみるべきです。
家族のためといって、今の仕事にしがみついていることで、不幸になるのなら、転職等を考えることだってできます。
何も考えることなく、道を切り開こうとしないことは、うまくありません。
必要以上に稼ぐ必要はない
今の生活を維持しようと、無理して稼いでいるのであれば、無理しなくてもいい方法を模索することもいいかと思います。
例えば、固定費を見直してできるだけ低く抑え、生活できるための収入を得るのです。
高額な収入ばかりを追う必要はなく、配偶者と共働きをし、トータル収入で生活できる金額を稼ぐことも可能です。
配偶者に生活費を稼いでもらっている間、プログラミングなどのITの知識や技能を身につけ、次の仕事につなげることだって、やろうと思えば可能なのです。
自分が楽しんでできる仕事を持つべきです。
そうすることで、年金が想定よりも下げられても、仕事を続けることで、収入が得られるので、生活を脅かされることはありません。
生き生きと働けることって、とても幸せなことなのですね!
元気なうちに稼いでしまえ!
現在の社会人は、定年の65歳まで働くことが前提です。
定年までには、様々なことが起こります。
嫌なな人と出会うことになったり、ハラスメントをうけたりすることで、予定通り仕事を続けることが困難になることだってあるのです。
こういった予期しないことに遭遇する前の元気なうちにできるだけ稼いておいたほうがいいです。
心も体も元気なうちに、一生懸命に仕事に打ち込むべきです。
そして、浪費はしないほうがいいです。
少しでも蓄えを増やしておくことで、いざというときに選択肢を多く持てます。
蓄えがあるのとは逆で、借金があると、選択の幅が小さくなります。
よって借金は、自分を奴隷と化してしまうのです。
当たり前のように35年などの住宅ローンを組んで、家を建てるのが当たり前だという風習がありますが、これば間違いだと思って差し支えありません。
35年もの長期ローンがあると、否が応でも仕事を継続しなければなりません。
これは、納税マシーンとして、国にとっては素晴らしい国民になります。
住宅ローンがあるおかげで、サラリーマンをやり続けてくれるので、源泉徴収できるからです。
国にとっての良い子ちゃんなのです!
雇われるなら、平和な会社
楽しく仕事ができる職場は、なかなかありません。
人間関係が良くない職場が多いのです。
今の職場は、収入が高くても、心が疲弊しているのであれば、そこにしがみついていることが正解ではないと思います。
人を思いやれる職場がいいです。
そういった職場を探して、幸福感を得られる会社に務めることを目指してみても良いのだと思うのです。
私たちは搾取されている
私たちは、人間関係で悩んだりしながら働いていることが多いです。
疲弊しならが、働く私たちは、国と会社から搾取され続けているのです。
国からは、源泉徴収という方法で、否応なく税金や社会保険料を天引きされています。
税金や社会保険料が上昇していることに気づいていますでしょうか?
これから先も上がっていきます。
なんの術もなく、吸い上げられていくのです。
一方、会社からも搾取されています。
有給休暇は名目上あるだけで、簡単に取得できる会社はあまりないと思います。
上司の無言の圧力で、有給休暇を取得しづらかったり、あからさまに態度に表したりします。
サービス残業が当たり前の会社では、社員を安く買い叩かれています。
サービス残業をしてくれると、パートのおばさんよりも時給が安くなるのですから。
そういうブラックな会社に努めていて、やってられないと感じたときは、転職や起業することも考えるべきです。
準備に時間がかかるので、今からでも準備しておいてもいいと思います。
関連記事:サラリーマンで有り続けることは搾取され続けるということ【経済的奴隷】
まとめ
仕事をする理由は、生活のためではあるけど、人間関係やパワハラを受けるなど、予期しないことがあって、心身を病むような事態は絶対に避けるべきです。
無理しないでも生活できる方法を模索する必要があります。
家族を養うために働かなくてはならないと、思考停止した物の考え方は、家族にとっても迷惑な話です。
体調が悪くなるようであれば、無理をしないで、家族全員が幸せになる方法を考えるべきなのです。
収入が良いからと言って、無理して、今の会社にしがみつくことは決して正解ではありません。
生活レベルをできるだけ低く抑えること、借金をしないことで、いざというときの選択肢が広がります。
転職や起業を考えて、準備してみるのもいいのだと思います。
人生は一度きりです。
豊かな国だとしても、心が病んでしまっては、本当の意味で豊かとは言えません。
本当の豊かな生活を目指して、様々な視点で考えて行きましょう。
参考記事:今の仕事から離れる方法3選【お金に縛られない人生を考える】