すでに安全・安心・快適なのです❗
私たちが考えがちな幸福というものは、より多くのお金があって、広い部屋、高級車、多くのモノに囲まれた生活だったりします。
そういった一見幸福に感じそうな人間になりたいと思っているのです。
しかしどうでしょうか?
キラキラした生活をしているのは、国民全体のごく一部しかおらず、多くの人は、日々の労働に精一杯で、余裕のある生活をしているわけではありません。
今回は、幸福になりたければ、幸福を目指さない方が幸福感を得られるかも?というお話です。
仕事で苦しんでいて、幸福を感じられない方向けです。
何かの参考になれば嬉しいです。
私たちは安全・安心・快適を目指して苦しんでいる
数十年も生きていると、楽よりも苦の方が多いように感じます。
(悲観する必要はありません❗)
それでも、生きていくためには仕方のないことだと諦めている人は多いです。
安全・安心・快適を求めてしまう
私たちは、ぼんやりとした幸福を目指しています。
お金や名誉、地位があったら幸福なんじゃないかとなんとなく考えているのです。
「自分の人生は幸福なものにしなければ…」と、心身を蝕んでいたとしても、不幸になる恐怖心から、今の仕事を手放すことができません。
安全に、安心して、快適に生きるためには、今の仕事で稼ぐしかないと考えるのです。
あえて反対の行動をしてみる
私たちは、生命の危険に対して、非常に敏感になっています。
お金がない=生きていけない
と考えているのです。
危険のリスクを遠ざけます。
日本人が保険に多くのお金をかけるもの、生命の危険を遠ざけるためです。
それならば、保険よりも食事や運動など、健康に気をつけるべきなのですが…
自然の中に飛び込むと、私たちの求める「安心・安全・快適」とは反対の状況を体験することができます。
海で泳いだり、登山をしたり、キャンプとしたり…
いつもの生活では味わうことがない、多少の恐怖感、不便さを体験することになります。
こうすることで、今の環境が安全・安心・快適であるのかがわかります。
少し自分を厳しい環境においてみることで、今の環境をありがたく感じることができるのです。
安全・安心・快適の基準
いくら安全・安心・快適を求めたところで、自分が考えるようなものは手に入らないのだと思うのです。
何かしらの不安や恐怖はいつも抱いていて、それが程よいストレスになり、私たちは集中して行動できています。
なにもしないダラダラとした休日のようなものを求めていても、そんなものはいつになってもやってきません。
私たちは、すでに安全・安心・快適な環境に生きています。
生命の危険はなく、雨風をしのげる家にも住むことができているのです。
これらが当たり前になって、企業が提供するより快適さを期待させる商品を求めてしまっているのです。
家の中をモノて溢れさせてしまうと、安心・安全・快適ではなくなってしまいます。
幸福を求めないことが幸せ
私たちは幸福にならなければならないと考え、自分を追い込んでしまいます。
周りの人たちは幸福に見えて、自分だけが置いてきぼりになるなんて、受け入れることができないのです。
しかし、実際のところ、周りの人たちだって、自分と同じで、自分は幸福になりたいのになれていないと感じているのです。
幸福の捉え方
SNSなどで、インフルエンサーの発信を見ていると、たくさんのお金を稼いだだとか、いいことがあったとか、綺羅びやかなことを言っています。
それも真に受けていると、不幸まっしぐらです。
ネットの情報にはフェイクも多くあり、再現性のないファンタジー物語で溢れかえっています。
自分は自分、他人は他人と考え、幸福という綺羅びやかな幻想に惑わされないことが大切です。
他人の好みに自分の好みを合わせる必要はありません。
ある人は、暗号資産だったり、FXで資産を大きくしたかもしれないけれど、自分はインデックス投資をコツコツ積み上げていくみたいに。
失敗から学ぶこと
人生をより良いものにするために、勇気を出して行動することは大切です。
知らないことが多いので、経験しながら勉強していくしかありません。
その中で、最初のうちは失敗もします。
行動すれば失敗するのは仕方のないことです。
その失敗の捉え方が重要です。
「あーっ、失敗してしまった…、どうしよう…」と途方に暮れて行動を止めてしまってはダメです。
「失敗してしまった…、とてもショックだけど、これは今後のために活かそう!」と前を向くことが大切なのです。
失敗すると、ショックだし、混乱するし、苦痛です。
自信も消失しますが、それは当たり前だし、多くの人が同じだったり、それ以上の経験をしていると考えると、これくらいでくじけていてはならないのです。
その時の失敗があったことで、その後の大きな失敗を回避することができます。
失敗することで傷心はしますが、プラスになって返ってくることを信じて切り替えることが大切なのです。
人生は色々な経験をするもの
自分は幸福になりたいけど、現実が違いすぎて不幸に感じることはあります。
幸福になろうとしたり、自分はもっと幸福になるべきだと考えると返って不幸に感じてしまうのです。
幸福になろうとはせず、自分の人生を受け入れることが大切です。
人生には、良いことも悪いことも波のように押し寄せてきます。
捉え方と考え方で変わってくるので、楽観性が大切です。
幸福じゃないけど、生きるだけなら大丈夫だし、今は健康だし、住む家はあるし…
結局は、恵まれているのです。
幸福じゃないと思っていたけど、実は幸福だったりもするのです。
それが、将来への不安や恐怖を感じていたり、楽しいことを待っていたりすると、幸福じゃない感覚に囚われてしまいます。
人生は困難なことが多く、色々な経験をするために生きていると考えます。
そう考えることで、マイナスなことだって、前向きに捉えることができ、難なく乗り越えていくことができます。
困難なことが起きても、ゲーム感覚でどのようにクリアするかを考えるのです。
いい方法を思いついたときの感覚は、とても爽快に感じます。
自分の人生は、まだまだ経験が足りない状態です。
多くを経験したときに、幸福を感じるでしょう。
それまでは、悪戦苦闘しながら、良いことも悪いことも体験するのです。
まとめ:幸福を目指さない生き方で心穏やかになる
今回は、幸せになろうとしているがために不幸に感じているよねぇ…というお話をしました。
- 私たちは安全・安心・快適を目指して苦しんでいる
- 幸福を求めないことが幸せ
安心・安全・快適を求めているけど、それを感じないのは、すでにその状態であるからです。
自然に飛び込み、少しの危険、不安、不便を味わうことで、より安心・安全・快適を感じることができるでしょう。
人生は色々な経験をしてはじめてわかることがあります。
それなのに、今の時点で完結しようとしているので、幸福感を得ることができないのです。
良いことも悪いことも、成功も失敗も経験した先に、幸福があるのだと思います。
幸福になろうと過度に考えずに、色々なことを経験することが大切なのです。
少し冷めた目で人生を見つめて見ましょう。
心穏やかな暮らしができるはずです。
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