世の中の多くはムダである!
私たちは、「世のため人のため」というような教育を受けて育ちました。
だから、人に頼まれ事をされたりすると、かなりの確率でOKしてしまうわけです。
気弱で真面目な私は、仕事の依頼があれば、ほぼ受けていたので、職場では重宝されました。
そのおかげで、色々な知識や経験も手に入りました。
仕事の依頼があれば、無理してでも受けることが正解だと思ってきました。
それも30年以上もの間。
その考えに疑問を抱くようになったのは、つい最近の話です。
はいはいと、いつものように安請負していると、心の中で違和感を感じるようになったのです。
その違和感は次第に大きくなり、ストレスとなって現れました。
私の仕事量が激増しても、私に仕事を依頼した仲間は暇にしている状態が続いたのです。
「わからない」と仕事のできない素振りをすることで、面倒な仕事の殆どが私に回ってくるシステムになってしまっていました。
私はその仕事を人間関係のストレスで辞めました。
私の安請負も原因の一つかもしれません。
今回は、安請負の失敗を経験し、これからの人生のために学んだことをお伝えします。
何かの参考になれば嬉しいです。
世の中はノイズに満ちている
現代社会では、やらないことだらけです。
残業や飲み会、頼まれ事など、断ってしまえばいいことだらけなのです。
しかし、同調圧力などで、自分の意志に反した行動をとってしまいます。
私は著書「エッセンシャル思考ー最小の時間で成果を最大にするー」を読みました。
この著書は、世の中はムダな事が大半なので、重要なこと以外は切り捨てて、本質を見極めて集中することが大切という内容(私主観)です。
その結果、私が目指すことは
- 読書をしまくる
- 積極的に旅をする
- 無理のない仕事を選ぶ
ことです。
現在、無職の私は、収入のことを考えてしまいます。
当たり前ですよね、生きていくにはお金が必要ですから。
しかし、幸いにして私は失業保険が330日いただけることになったので、時間的猶予ができました。
それなのに、仕事のことで脳のリソースを使うのはもったいない。
この時間を有意義に使うにはと考えたわけです。
その結果、読書に当てることに決めました。
読書から得られる知識はとても多く、著者の経験も得られるので、自分の人生に落とし込むことができます。
そして、未来の自分がこれからの人生を選択する材料にしたいと思ったからです。
人生って、自分が思っているほど長くないと思います。
その短い人生では何が起きるかわかりません。
今の状況や考えが変化していくものです。
見聞を広げる意味でも、色々な場所を見て回りたいと考えています。
もしかしたら、ここに住みたいと思うかもしれません。
素敵な出会いもあるかもしれませんし…
そうは言うても、時が来れば仕事をしなければならないのは確実です。
いままでは、収入に目を奪われ、溜め込むことに集中してきました。
しかし、それでは様々な機会を逃してしまう。
年齢は重ねていきますし、やろうと思ったときにはすでに遅しでは、後悔が残ります。
時間と負荷のバランスを取りつつ、考えていこうと思っています。
収入が少なければ、支出を抑えることで、生きて行くことは可能です。
私は、真逆を行っていました。
安請負していたため、多くの業務に忙殺されました。
何でも首を突っ込み、手を出そうとしました。
この経験は良かったけれども、周りの人からは、いいように使われ、何でもやる羽目になってしまいました。
周りの人たちのノイズにいちいち反応していましたし、
何の役にも立たない世間話用のムダな知識を得ることに労力を費やしていました。
安請負することを自動化していたせいで、案件を断るときにはかなりのエネルギーを必要としました。
そして私は、頑張れば頑張るほど苦しくなっていきました。
上司からのパワハラ、同僚からの攻撃で心が蝕まれていきました。
気の合う仲間がいることで、活力が湧き、困難にも対処できるようになります。
しかし、私は前職では孤独だったのです。
エッセンシャル思考になる
ノイズを断ち切り、今ここに集中することが大切だとわかりました。
ムダなことを捨て、重要なことに集中するのです。
すべてを優先するのは何も優先しないのと同じです。
何でもかんでもやろうと焦ってはいけないのです。
やりたいことに集中するべきなのです。
不必要な誘いを断ること。
他人を気にしないことです。
誘いを断ったとしても、他人は自分の事を気にしていません。
自分が勝手に気を使いすぎているだけです。
本当にやりたいことを考えてみます、
自分は何が好きなのか?
ゆっくり考えてみる必要があります。
思考するために、気をつけることがあります。
- 良質な睡眠
- 余白時間を作る
- 意志力の節約
良質な睡眠はめちゃくちゃ大事です。
6〜8時間の睡眠は不可欠です。
睡眠不足は酔っ払っている状態と同じです。
判断力低下を招くので、睡眠不足のときは、重要な決断をしないほうがいいのです。
私は睡眠不足で、イライラしやすくなることが多々ありました。
睡眠不足はメンタルにも良くないのです。
十分な睡眠を取ることで、頭の中がクリアになり、不安になりにくく、集中力がでます。
思考するためには、何もしない時間を設けることです。
ただぼーっとしているだけで、リラックスでき、良いアイディアが浮かんできます。
この余白時間があることで、幸福感を得ることもでき、思考するには、かなりよい事だと思います。
生活していると、多くの選択を迫られます。
そのたびに意志力を消費していきます。
意志力の消耗を抑えるには、習慣化です。
行動を習慣化することで、意志力を節約できます。
意志力は前頭前野という部位を使いますが、習慣化された行動は別な部位を使うため、意志力を消費しないのです。
毎日、「何を着ようかな?」と服を選ぶことに意志力を使わないように、同じ服を着たり、予め用意しておくなど工夫するといいですね。
3つの思い込みを捨てる
- 「やらなくては」を「やる」と決める
- 「どれも大事」を「大事なものは滅多にない」
- 「全部できる」を「何でもできるけど、全部はやらない」とする
勇気を持って断る
私たちは嫌われたくないから、渋々でも了承してしまうことが多くあります。
それを冷静に考えると、断ることが多くなるはずです。
その人との関係性で判断をしないで、その依頼事にフォーカスするのです。
曖昧なイエスは、相手にとっても迷惑です。
きっぱり断る勇気を持ちましょう!
まとめ
世の中には、重要なことがあまりないにも関わらず、全て重要だと思ったり、思わせたりして、ムダな労力と時間が費やされています。
本当に重要な事以外を削ぎ落とすと、その重要なことにだけ集中でき、能力が一点に集まり、かなり有効です。
重要なことは、時間を作って、リラックスして思考してみることです。
思考に大切なことは、
- 良質な睡眠
- 余白時間を作る
- 意志力の節約
です。
睡眠は何においても重要です、
余白時間があると、良いアイディアが浮かんできたります。
幸福感を得ることができます。
できるだけ選択などで意志力を低下させず、重要な事に意志力を発揮させることが大切です。
3つの思い込みをすてることが重要です。
- 「やらなくては」を「やる」と決める
- 「どれも大事」を「大事なものは滅多にない」
- 「全部できる」を「何でもできるけど、全部はやらない」とする
私は、今のこの時間(無職)を活用して
- 読書をしまくる
- 積極的に旅をする
- 無理のない仕事を選ぶ
事に決めました。
一度しか無い人生です。
何もしなければ、同じ毎日が繰り返されるだけです。
ならば、色々試してみたいのです。
悔いのない生き方をしたいです。
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