人間はもともと不幸を感じるように設計されている!
テレビなどのメディアやインターネットで、「毎日がしあわせ!」という人の言葉を見聞きしたことはあるでしょう。
多くの人は羨ましいと思ったと思います。
それは、自分は幸せよりも、苦しいことや悲しいことが多い人生だと感じているからです。
私も幸せの時間よりも不幸の方が遥かに多い人生を送っております。
※断っておきますが、基本的には幸せを感じながらの生活なのですが、その中で不安、苦労や苦痛などが目立つということで「不幸」という表現をしています。
「いいなぁ、自分も毎日幸せで、苦労や悲しいことのない生活を送ってみたい」と考えてしまいます。
私は、約半世紀生きてきましたが、いつになっても、そのような生活にはならないし、周りの人たちも、そんなふうには見えません。
結局の所、殆どの人が毎日同じことを繰り返して、人生を終えていくのです。
苦しい、悲しい、苦痛に時々嬉しいや楽しいがあったりして、それを繰り返していきます。
それって、なんだか切ない…
捉え方を変えれば、
「悲しい時間は次の楽しい時間(幸せ)のためと考える」ことで、前を向いて生きていくことができます。
今回は、必ず抱える、苦しみや悲しみ、不幸を受け入れ、うまく乗り越えていく方法をお伝えします。
これらは捉え方次第で、今後の人生に大きな影響を与えることになります。
何かの参考にしていただけたら幸いです。
悲しい時間は次の楽しい時間(幸せ)のためと考える
人間はある程度の苦しみを受け入れなければなりません。
人生には、必ず苦しいことがあるからです。
苦しいこと、悲しいこと、苦痛、不幸が当たり前にあるのです。
悲しみは事実に対する二次的反応です。
起きた出来事に対し、自分が勝手に反応しているにすぎません。
なので、まず事実を受け入れることがキモになります。
事実を受け入れることができなければ、かえって辛くなります。
その理由は、事実を否定しようとすると悲しみは大きくなるからです。
事実を受け入れ、
苦しいことを乗り越えた先に達成感という最大の幸福があります。
幸福は、苦しみがあるからこそ生まれる感覚なのです。
痛みなくして得るものはない。
働かねば利益はほぼ出ない。
人の運命は痛みによって決まるものだ
というように、
成長の過程につきまとう苦しみのメリットを強調しています。
楽に成長したいと望むのは人間の性だけど、実際には何らかの苦痛が欠かせない
意図的に苦痛を与えて人生をいい方向に変える
人生には悲しみや苦痛がつきものなんだとしたら、受け身でいると、それに怯え、苦しい人生になってしまいます。
それだったら、自分から苦痛に飛び込んで行ってしまった方がいいのです。
意図的に苦痛を与える
難しい活動にチャレンジして苦痛を得ることは、脳が若々しく保つことが研究で明らかになっています。
人生を積極的に生きてみるのです。
苦痛を感じる事に打ち込んでみます。
困難なことに没頭して乗り越えることで、人生の幸福を感じることができるのです。
苦痛を避けてはいけない!
むしろ求めるべきなのです。
不幸を避けることは意味がない
人間は不幸(主観的)になるようにできています。
そうすることで、生き延びてきたのです。
私たち人間には、不幸になるためのバイアス(思い込み)があります。
- 未来は良くなるだろう
- 昔はよかったなぁ
- 幸せにはすぐ慣れてしまう
①未来は良くなるだろう
私たちは、未来を楽観的に良くなるだろうと考えがちです。
そう考えることで、
今は不幸だと感じてしまいます。
これによって、もっと頑張らないとと思うわけです。
②昔はよかったなぁ
昔はよかったと思うことで、今現在は落ちているなぁと考えます。
これによって、今を改善しようとします。
③幸せにはすぐに慣れてしまう
私たちは何かを達成したとしても、その喜びはいつまでも続きません。
すぐに慣れてしまうようにできているからです。
ずっと続けばいいのですが、そうはならないのです。
そうなることで、努力をやめないようになります。
それは、次の幸せを求めるからなのです。
このようにして、私たちの祖先は、努力をし続けてきたのです。
私たちをこの世に残すために。
不幸を避けずに、飛び込んてしまえば、
より良い結果を求めるようになります。
行動に結びついた時にはいい結果が手に入るようになります。
不幸を感じまくって行動に変換することが重要です。
不幸を避けたり、見ないようにすると行動しなくなってしまいます。
他人を批難して相対的に自分を評価しても何にもなりません。
このように、自分の不幸を他人の攻撃に転換しても、自分の不幸の度合いは、より悪化してしまいます。
幸せを掴むためには、不幸の中に自ら飛び込んで、行動するしかないのです。
意味のないこと
先程からお話しているとおり、不幸から逃れることはできません。
不幸を乗り越えた崎に幸せがあるのです。
その幸せに関して、色々な考えがありますが、次に挙げることは、幸福だけを追い求めてしまう人たちの幸せにはつながらない意味のないことです。
- 幸福至上主義
- 他人と比べる
幸福至上主義
幸福至上主義というのは、好きなことだけをやって、幸せをつかもうという考え方の人です。
いつもポジティブでいよう!と幸福の追求を義務化してしまいます。
それ以外の行動はムダに見えてしまうのです。
ムダに思えることをしないようにするので、行動をしなくなります。
ノルマ化は行動を減らしてしまいます。
自分を追い詰めすぎると、行動できなくなってしまうので、やめましょう。
幸福になろうと強く思う人は燃え尽きます。
逆に不幸になってしまいます。
メンタルがやられてしまい、不幸を受け入れられなくなるのです。
他人と比べる
ストレスや不安対策でも、他人と比べることは良くないと言われています。
何においても、他人と比べることは、意味のないことなのです。
他人と比べることで、自分の幸せレベルを他人基準で判断してしまうのです。
隣の芝は青いと、他人の方が自分よりも幸せに見えます。
他人と比べてしまうと、自分の幸福感を低くしてしまいます。
SNSの使い方によりますが、他人と比較のために使っていると、幸福感が低くなります。
他人のことよりも、自分の価値観を大切にすることが重要です。
自分は自分、他人は他人です。
オリジナリティを追求していきましょう。
まとめ
いままで、自分は不幸だと思っていましたが、人間にはそれが当たり前に備わっていたのです。
不幸を感じることで、生き延びるために努力してきたのです。
積極的に不幸に飛び込むことで、行動することで、幸せを掴むことができます。
自ら苦痛を感じる事に打ち込み、没頭することで、人生の幸福を味わうのです。
不幸を避けたり、目を背けても、何もなりません。
その他、幸福至上主義や他人と比べたりすることは意味のないことなので、ムダにおわります。
自ら不幸に飛び込み、行動し、困難を乗り越え、幸せを掴みましょう。
そしてまた、さらにチャレンジを続けていきましょう!
人生は一度きりです。
自分の人生を自分の足で歩んでいきましょう!
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