幸福になりたければ、恐怖を乗り越えること!
いつかは幸せになりたいと考えながら生きていても、いつまでたっても、幸せは訪れません。
そのことに気づかず、幸せを待ち続けている人も多いことでしょう。
幸せがやってこないのであれば、自分から取りに行こうと考えてはみるものの、何も実行できずにしまっている。
今の自分を変えたいけど、なかなか行動に移せない人は多いのは当然です。
人間はもともと、変わりたくないように創られているのですから…
この変わりたくない本能のことを
ホメオスタシス(恒常生)といいます。
ホメオスタシス
生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。
その他、私たちが変化を嫌って、変わらない選択(偏った思考)をすることを
現状維持バイアスといいます。
現状維持バイアス
現状維持バイアス(status quo bias)とは、変化や未知のものを避けて現状維持を望む心理作用のこと。現状から未経験のものへの変化を「安定の損失」と認識し、現在の状況に固執してしまうこと。
自分を変えたいけど、なかなか変えられないのは、変化を嫌う習性が私たち人間に備わっていたからです。
今回は、この変化を嫌う習性を乗り越えるためについて、考えていきたいと思います。
本記事を読みすすめることで、何かに挑戦したり、自分を変えるために行動するきっかけになったのなら、とても嬉しく思います。
コンフォートゾーン
私たちがなかなか変わろうとしないのは、コンフォートゾーンという、居心地のいい場所にいるからです。
コンフォートゾーンにいると、
- 自分か安心できる状態
- 自分でコントロールできる空間
であり、とても居心地がよく、ここからは出たくない状態になっています。
コンフォートゾーンから抜け出せなくする障害
私たちが、自ら幸せを掴むためには、コンフォートゾーンから抜け出さなければなりません。
抜け出して、行動するしなないのです。
しかし、なかなか抜け出すことができないのは、抜け出すには障害があるからです。
- 恐怖
- 継続
- 自信がない
恐怖が大きい
まず、なんと言っても、変化するには、恐怖という大きな障害があります。
恐怖のせいで一歩を踏み出すことができないのです。
前述のとおり、人間は変化を嫌う生き物です。
しかし、恐怖の先に変化があるのです。
恐怖に対抗するには次のことを考えてみましょう。
- 恐怖があるのは仕方ないこと
- その恐怖は自分から選んだことによるもの
- 恐怖のおかげで、集中力が高まる
継続できるかな?
何かにチャレンジすることは、継続する必要があることのほうが多いです。
その継続できるかが重要になります。
すぐに成果がでることは滅多にないことなので、淡々と継続しなければならないのです。
そのやっていることに意味を見出して、やっていくしかありません。
自信がない
はじめから自信満々で挑戦する人は少ないと思います。
自信がない人がほとんどです。
自信がなくても、とりあえず始めてみることです。
成長までの4つの段階
恐怖を乗り越え、コンフォートゾーンを脱し、4つの段階を経て成長していきます。
- コンフォートゾーン
- 恐怖ゾーン
- 学習ゾーン
- 成長ゾーン
①コンフォートゾーン
コンフォートゾーンは、前述のとおり、居心地がよく、出たくない状態です。
いつもと変わらないので、自分が安心できる状態です。
自分でコントロールできる空間です。
②恐怖ゾーン
恐怖ゾーンは、一番居心地が悪く、逃げ出したくなるゾーンです。
何が起きるかわからないし、これまでの経験が通用しません。
学習と成長を継続するにはこのゾーンが必ず必要になります。
何が起きるのかわからない状態なので、特に慣れないときは、ものすごく恐怖を感じます。
変化を起こすには、恐怖に打ち勝たなければなりません。
③学習ゾーン
学習ゾーンに入ると、今まで怖かったものが怖くなくなる感じがします。
恐怖ゾーンに一定期間いることで、次第に慣れてきます。
そして、仮設から良いイメージができる状態になり、仮設スキルが上がっていきます。
コツが掴めそうになることで、恐怖が減っていくのです。
④成長ゾーン
成長ゾーンになると、学習ゾーンから学びを得た状態になります。
自分の成長が実感できる段階と言ってもいいでしょう。
達成目標が目に見えてきて、快感が湧いてきます。
これら4つのゾーンを繰り返しながら、成長していくのです。
コンフォートゾーンから抜け出す方法
コンフォートゾーンから抜け出すには、まず恐怖を乗り越えなければなりません。
そのためには
- 小さなことから挑戦する
- 挑戦しないことのデメリットを考える
- 挑戦することのメリットを考える
ということです。
挑戦する経験を積み、小さな成功を経験することで、さらに大きなチャレンジもできるようになります。
コンフォートゾーンから出た方がいい
私を含め、多くの人は、コンフォートゾーンにとどまっていたと思います。
その理由は、
- 変化に伴う恐怖
- 人間は変化をしたくない
- このままのほうが楽
だからです。
多少ツライことがあったとしても、変化しない毎日が楽だったのです。
収入にも満足していました。
年功序列制度のおかげで、若い頃は少なかった給料も次第に増えていきました。
その比較的待遇の良い会社に「しがみつくしかない」と考えたのです。
再雇用制度も利用して会社に居座ることで、65歳まで収入を確保できるから。
しかし、このままでは悪くなる
最近では、少子高齢化がこれから先の問題として取り沙汰されています。
2040年には1.5人で1人の高齢者を支えなければならないのです。
一億総活躍社会と銘打って、年老いてからも働き続けよう!という意味では、好きでもない仕事を年老いてもやらなければならないことに、危険性を感じざるを得ないのです。
このように、社会情勢は厳しい方向に変化するのは、一目瞭然です。
終身雇用制度にのっかていれば幸福になれるという、昭和時代の幸せの王道は、すでに崩壊しているにも関わらず、未だに信じていたり、周りの人たちと一緒だから安心だと思っている人が多いことに疑問を感じます。
私は昭和の幸福のレールに乗って、老後を迎えるつもりでしたが、よくも悪くも人生最大のピンチに出くわしました。
順調だった仕事でパワハラを受ける事態になったのです。
メンタルがどん底まで落ちました。
そこで、どうにか這い上がりたいと考えるようになり、このままではダメだと考えるようになったのです。
それからというもの、世の中の情報を得るため、嫌いだった読書をはじめました。
著書とインターネットからの情報を得ていくうちに、自分の勉強不足さと行動力の無さを痛感したのです。
これまでも、漠然と変わりたいとは思っていましたが、明確な目標と恐怖に打ち勝つ勇気もなかったため、コンフォートゾーンに居続けていました。
そのうちに、雇われずに生きてみたいと思うようになりました。
パワハラを経験して、雇われていることが窮屈に感じ、上司などからの批難や叱責に怯えながらの生活がイヤになったのです。
長年、サラリーマンをしてきて、井の中の蛙になっていることにも気づいたのです。
個人で事業をしてみたいと考えています。
勇気を出して、コンフォートゾーンから出て、挑戦することで得られるものは
- 経験
- 行動力
- 精神力
- 自信
です。
致命的なリスクさえ追わなければ、失敗してもやり直しがききます。
勇気を出して、チャレンジした方が、生きていく上でアクセントになり、後悔のない人生になるのだと思います(挑戦しなかったことの後悔が多い)。
人生100年時代と言われています。
ただ年老いていくのではなく、できるだけ健康寿命が長くなるように努力するべきです。
若さを保つために、運動にチャレンジしたり、食事を見直すことも大切です。
運動は、やらない方が心地いいです。
いわゆるコンフォートゾーンです。
私は、緩んだ体に心地よさを感じません。
なので、運動することのほうが心地いいです。
私は、人見知りなのですが、友人という社会資本を欲しいと思っていました。
なので、勇気を振り絞り、ある会合へ積極的に参加するようにしています。
一歩踏み出すと、心地がよくありませんが、次第に打ち解けるようになって、楽しく話せるようになりました。
まとめ
今回は、居心地の良いコンフォートゾーンから抜け出し、変化してみようというお話でした。
人間はもともと変化を嫌います。
なので、変化するには、勇気が必要になります。
成長には4つのゾーンがあります。
- コンフォートゾーン
- 恐怖ゾーン
- 学習ゾーン
- 成長ゾーン
コンフォートゾーンから勇気を持って恐怖ゾーンに行きます。
恐怖ゾーンが一番居心地が悪いです。
恐怖ゾーンに慣れてくると、学習ゾーンになります。
成果はでないですが、試行錯誤しながら、努力を継続します。
そのうち手応えが出てきて、成長ゾーンになります。
成長ゾーンでは、成果が目に見えてきて、快感が湧いてきます。
これらを繰り返して、成長していくのです。
コンフォートゾーンからの抜け出す方法は
- 小さなことから挑戦する
- 挑戦しないことのデメリットを考える
- 挑戦することのメリットを考える
です。
勇気を持ってコンフォートゾーンから出て得られることは
- 経験
- 行動力
- 精神力
- 自信
です。
これからの時代は、少子高齢化の影響で、今までとは異なる状況になることが考えられます。
コンフォートゾーンの中に居続けることにリスクを感じないではいられません。
やりたいことがあれば、積極的にチャレンジするべきです。
致命的なリスクさえ回避していれば、たとえ失敗したとしても、何度でもやり直しすることができます。
チャレンジしなかったことを後悔する人は多いです。
先人達の教えを参考にさせてもらい、チャレンジする人生にしましょう。
人生は一度きりです。
他人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分の足で歩んでいきましょう!
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