私は、自分以外の多くの人は、幸福に満たされているんだろうなぁって思っていました。
豪華な家と車を所有し、おしゃれな服を着こなしているのです。
原因のわからないお金の不安なんか抱いてなくて、悠々自適な生活を送っているものと。
人生を長く生きていると(約半世紀)、私の思い(他の人は幸福)は見事に違っていたことがわかります。
リッチに見えた人の家計は借金で火の車だったりするのを、何人も見てきました。
「なんだ、みんな私みたいにお金ないんじゃん…」て思いました。
私以上に大変だったんです!
ということは、多くの人は、日々の暮らしに精一杯だという(余裕のある人はいる)ことが想像できます。
社会の大人たちは、幸せになるために、一生懸命働いていても、なかなか手が届かない。
仕事でストレスを抱え、家ではお金の心配をして、景気は悪く、いつになったら楽できるようになるのでしょうか?
今回は、どうしたら幸せになれるかということを考えていきたいと思います。
日本の学校教育は洗脳?
私は以前、ホリエモンこと堀江貴文氏の著書「すべての教育は「洗脳」である」を読んだことがあります。
その時感じたことは、「ホリエモンは、突飛なことを言っているなぁ!」です。
あまり同意できませんでした。
しかし、現在の私は色々と考え方が変わったこともあり、堀江貴文氏の主張に対し、腑に落ちています。
日本の学校教育には表と裏があります。
日本の学校教育の表と裏
- 表のカリキュラム:基礎的な読み書き、算数、歴史
- 裏のカリキュラム:労働者に求められる資質
私たちは学校教育って表のカリキュラムが当たり前だと思ってきました。
裏のカリキュラムでは
- 時間を守ること
- 命令に従うこと
- 反復作業を嫌がらないこと
を叩き込まれます。
これで、社会に出てもすぐに適応できるのです。
社会に適応できていいじゃんと思うかもしれませんが、
このことで、ほとんどの人がサラリーマン以外の選択肢を持たなくなるのです。
これを洗脳と言うのです。
日本の学校は「会社員を製造する洗脳機関」ということになります。
結局の所、「知識の習得ではなく、集団生活を学ぶこと」なのです。
あえてカッコ悪い方を選択
現代の社会では、モノをたくさん作りだし、よりたくさん消費することがかっこいいとされています。
そして、お金さえあれば、この世界の全てのものが、自分のものになる可能性を秘めていると考えている人は多いです。
これによって、資本主義経済の中で、大量消費をすることになり、「動労の負のループ」にはまり込むのです。
労働の負のループ
労働
疲労・ストレス 浪費 労働生活のために働き、それでストレスがたまるので、当たり前のようにショッピングや外食でストレス発散の浪費をし、その結果、お金がなくなり稼ぐために労働をする。
まるで、ハムスターホイールの中で走らされているよう。
こんなことの繰り返しで、幸せと感じる瞬間はほとんどありません。
30年以上サラリーマンをやってきて、そう感じています。
毎年、年の行事(クリスマスや年末年始)が来るたびに、一年経つのが早いよねぇを言っているはずです。
はい、それでは、幸せを感じるためにはどうしたら良いか?
大量消費がかっこいいとされるならば、あえて「かっこ悪い方」に舵を切ってみてはいかがでしょうか?
かっこいい = 大量消費
かっこ悪い = 消費しない
結果的に、資本主義経済を支えるために、たくさん稼いでたくさん消費している状態です。
これを、限りなく消費を減らすのです。
突き詰めていけば、不要な消費はかなりあるはずです。
例えば、生命保険、新聞、スマホ代、家、車を最適化します。
家賃の高い家であれば、家賃の安い家に。
車も新車ではなく、中古車にしたり、グレードを落とす。
生命保険、新聞の契約を見直し、やめてしまう。
スマホを大手キャリアから格安シムに切り替える。
この事に対し、ムダな抵抗をしがちになるのは承知しています。
真剣に考えると、納得できるはずです。
さらに、外食を減らしたり、いらないものを買うのをやめれば、かなりの節約効果を見込むことができます。
月々の支出を減らすことができれば、不幸の原因でもある労働を縮小することができるのです。
このお手本の著書をご紹介します。
極力働く時間を減らし、ゆるく生きている著者から幸せを感じ取ることができます。
できるだけムダな消費は避け、自然の豊かさや、自由な時間が流れる中に幸せを感じて生きる素晴らしさを教えてくれます。
いままでの生き方について考えさせられる一冊です。
とても参考になります。
私たちは、
理想と現実とのギャップに不安、不満や自己嫌悪を抱いています。
現代はやる気さえあればチャレンジできる時代なのに、
会社員を製造する洗脳機関で、働かなければ生きられないと叩き込まれ、
一生懸命働いても貧しいと悩んでいるのです。
私はサラリーマンを辞めた
私が堀江貴文氏の主張を理解できるようになったのは、上司のパワハラに悩んだことがキッカケでした。
それまで、「たくさん働いて幸せになる」と高度成長期の考えを引き継いでいました。
パワハラに悩んだおかげで、このつらい状況を抜け出そうと調べはじめたのです。
著書やインターネットから、様々な情報を目の当たりにしていくうちに、自分の洗脳が解けていったのです。
生きていくために必要なお金って、そんなに必要としないことがわかりました。
個々の考え方にもよりますが、浪費をしなくたって、ストレスなく暮らせます。
逆に、ストレスとなる原因を取り払っていけば、最終的には幸せが残ります。
ストレスがかかることをなくすことが幸福になる方法なのです。
過度にストレスがかからない仕事にチェンジすれば、たとえ収入が減ったとしても、幸せになることは可能です。
そうはいっても、仕事を辞める決断をするまでは苦労しました。
不安だったし、たくさん悩むことになりました。
時には、ストレスとなり、どうして良いのかわからなくなり、イライラもしました。
しかし、少しずつ不安を紐解いていき、手段、方法を見出して決断に至りました。
仕事のストレスがなくなった今、とても幸せです。
キラキラした幸せではありませんが、自由な時間が増え、ダラダラすることなく、かえって忙しくしています。
仕事を辞めるということは、周りの人の多くは理解を示さないと思います。
他人を気にしなければいいだけなので、大した問題ではありませんね。
まとめ
これまで、いくら一生懸命働いても幸せを感じることがなかったのが、仕事を辞めたことで、楽に生きることができ、幸せを感じるようになりました。
日本の学校には、表の顔を裏の顔があり、
- 表のカリキュラム:基礎的な読み書き、算数、歴史
- 裏のカリキュラム:労働者に求められる資質
を教育します。
裏のカリキュラムでは
- 時間を守ること
- 命令に従うこと
- 反復作業を嫌がらないこと
を叩き込まれます。
知識の習得ではなく、集団生活を学ぶことで、当たり障りのない、会社員に適した人材を育て上げるのです。
そして、資本主義社会で大量生産及び大量消費をする一人になっていくのです。
労働
疲労・ストレス 浪費 労働
現代の社会では、モノをたくさん作りだし、よりたくさん消費することがかっこいいとされているところ、この逆のカッコ悪い方へ行くことで幸せになれるのではないかと考えました。
かっこいい = 大量消費
かっこ悪い = 消費しない
極力消費を抑えると、今までのように働かなくてもいいという選択肢を持つことができます。
生きていくには思っているほどお金がかからないので、ストレスのかからない仕事を見つめ、ゆるく生きることで幸せを感じられるようになるのです。
今、生きるのが苦しいと感じているのであれば、楽に生きる方法を模索してみてはいかがでしょうか?
人生は一度きりです。
他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を自分の足で歩むのです。
楽に生きよう!
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