いい子でいる必要はない!
世の中には、様々な業種、様々な会社が存在しています。
中には、企業イメージが良くても、ハラスメントが横行していて、社員は死んだ目をしている会社もあるはずです。
上司がパワハラの標的にする社員は、真面目で優秀な人が多いのです。
嫌なことでもやり遂げる精神、上に逆らわない服従心、集団行動ができる協調性を教育現場で叩き込まれたロボットのような人間の中には、人の心をいち早く察知したり、空気を読むことに長けている人がいます。
その中で、過度に気を使い、自分を表に出さない人が上司からのいじめ、つまりパワハラの餌食になりやすいのです。
そして、その状態を「いい子症候群」とも言います。
今回は、「いい子症候群」だとパワハラを受けやすいことについてのお話です。
いい子でいると、上司につけこまれるので、もっと自分を出すことが大事なのです。
仕事の人間関係に悩んでいる方向けです。
なにかの参考になれば嬉しいです。
大人の「いい子症候群」はパワハラを受けやすい
大人の「いい子症候群」は、上司からいいように使われ、さらにパワハラを受けやすいです。
それは、真面目で気が利いて、自分を犠牲にしても言うことをきく人は、上司から安く見らるようになるからです。
上司によっても異なりますが、自分の事しか考えないような性格の悪い上司に当たったら、ひどい目に合います。
いい子症候群とは、自分の感情を隠して、周囲のイメージ通りのいい子を演じてしまう状態のことです。
このようなことは、子どもが親に、大人が上司に対してやってしまうことが多いです。
この状態は、自己否定することになります。
「いい子症候群」の特徴は次の通りです。
- 空気を読むことが当たり前
- 常に受け身である
- 休むことに罪悪感を感じる
- 自分の感情に鈍感
- 我慢強い
です。
空気を読むことが当たり前
いい子は空気を読んで行動します。
上司から頼まれる前に「私がやりましょうか?」と言えてしまうのです。
上司にとってはありがたい部下のはずなのですが、決してそうではないようです。
常に受け身である
「いい子症候群」の人は、自分に自信がないので、常に受け身でいます。
特別なことが無い限り、常に指示待ちです。
休むことに罪悪感を感じる
「いい子症候群」の人は、気を使いすぎます。
なので、休むことに罪悪感を感じてしまうのです。
休むと迷惑をかけてしまうのは仕方ないのですが、うまく割り切れないのです。
自分の感情に鈍感
「いい子症候群」の人は、自分の感情を抑えつけています。
それが当たり前になってしまい、本葉に自分の感情がわからなくなってしまうのです。
自分の感情を軽んじ、自分に無理をさせてしまいます。
我慢強い
「いい子症候群」の人は、とにかく我慢強いです。
いい子であるという目標が明確なので、頑張ることができます。
「いい子症候群」から抜け出さないと、パワハラを受けやすくなる
「いい子症候群」でいると、始めのうちは上司に感謝されます。
しかし、自分のために犠牲になってでも働いてくれることが当たり前に感じるようになり、その働きにありがたみを感じなくなります。
さらに、上司の期待とおりの結果にならなければ、「いい子症候群」の人の責任にされてしまいます。
そして、パワハラというイジメが始まり、上司のストレス解消の道具になってしまうのです。
こうなってしまうと、いくら自分を犠牲にして頑張っても、上司は見てもくれません。
過度に頑張ることが当たり前になって、普通の頑張りは、仕事をしていないことと同じになるのです。
「いい子症候群」から脱出するしかありません。
- 自分がいい子になろうとしていることに気づくこと
- 自分の気持ちに素直になる
- 断ることを覚える
- 他人を頼る
- 心が喜ぶことをする
です。
自分がいい子になろうとしていることに気づくこと
自分は一生懸命に仕事をしていただけなのに…と思うことがあれば、自分がいい子なろうとしていなかったか確認してみることです。
上司からよく見られようとし過ぎていなかっただろうか?と自分を見つめ直してみましょう。
自分の気持ちに素直になる
これまで、頑張るために、自分の気持を抑えつけてきたのだと思います。
仕事だから仕方がないと諦めていたのでしょう。
しかし、自分を偽っていては、自分が苦しくなるだけなのです。
これからは、自分の気持を見つめ、素直になれるようになることが大切です。
個性を出してもいいのです。
社会は、皆がロボットのようにならなければならないような慣習がありますが、そうではありません。
自分は自分で他人は他人、皆それぞれ個性があって、それらを受け入れて社会というものは成立するのです。
もう、これ以上自分を苦しめてはならないのです。
断ることを覚える
なんでもハイハイと言うことをきいていると、その時は楽かもしれません。
しかし、その後が大変です。
苦しいし、疲れるし…
断ることを覚えましょう。
断ったら悪いなぁと気を使っていると、いつまで経っても自分だけが犠牲になります。
そんな人生、楽しくはないはずです。
初めは、断ることに恐怖を感じるかもしれませんが、やってみると意外に大丈夫なものです。
断ることで、犠牲になることが当たり前ではなくなり、依頼する側も都合を確認してからになるでしょう。
他人を頼る
自分だけ頑張っていないで、自分ができないことや、苦手なことは、得意とする他人に頼んでみましょう。
自分にとって、大変なことでも、得意な人は難なく片付けてしまうでしょう。
そして、頼られる側も嬉しい気持ちになります。
自分の中だけで解決しようとしてはいけないのです。
心が喜ぶことをする
「いい子症候群」の人は、とかく自分を犠牲にする傾向があります。
何でも我慢すればいいと思っているのです。
もっと、自分のためにお金や時間を投下しましょう。
自分の心が喜ぶことをするのです。
気持ちが落ち着くカフェでくつろいでもいいでしょうし、旅行も楽しいものです。
自分の好きなことを見つけて、楽しい時間を過ごしましょう。
私のパワハラ経験談
私は以前、上司からのパワハラで苦しんだ経験があります。
20年以上、仕事を頑張ってきて、初めての経験でした。
それまでは、私が頑張ると、その時の上司は私を信頼と評価してくれて、頼りにしてくれました。
その時の上司は厳しかったけど、まともな方でした。
人事異動で「俺は凄いんだぞ!」という空気感の上司に当たりました。
私と性格が合わなかったのか、私がやることなすこと否定し、怒鳴りつけ、罵倒しました。
それはとても辛い経験でした。
今考えると、そういう自分本位の上司に対して、私は自分というものを持っていなかったので、なされるがままで、上司の言うことだけが法律でした。
私は「いい子症候群」だったのかもしれません。
自分に自信はなく、上司に否定されると、すぐに自分でも受け入れていました。
たとえ、上司が間違っていてもです。
上司が言うことが全て正しいという空気でした。
私の言うことが正解であっても、上司が違うと考えたら、確認もせずに間違いにされてしまいました。
もっと自分に自信を持ち、軸をしっかりしておくべきでした。
それでも、そのパワハラ上司とはやり合うつもりはありませんが…
私は、空気を読んで仕事をしていたので、それがハマれば、まともな上司から喜ばれました。
逆に、空気を読んで先回りした行動がまずれた場合、パワハラ上司からは大目玉を食らいました。
そのパワハラの経験がきっかけとなり、人生について考えるようになりました。
自分に自信がなくても、気にしなくなりました。
空気を読んで、他人に気を使うことも辞めました。
断る時はきちんと断ります。
自分の心に素直に向き合うようになりました。
そして、ストレスはなくなり、人生が楽しく感じられるようになったのです。
自分に無理をさせない。
嫌だという気持ちを尊重します。
当たり前のことを当たり前にするだけです。
これからは、パワハラ上司のいる職場で働くことはないと思います。
しっかりと考え自分の人生に向き合っていくのです。
まとめ:大人の「いい子症候群」はパワハラを受けやすいー抜け出す方法は自分を偽らないこと
大人の「いい子症候群」は、上司からいいように使われ、さらにパワハラを受けやすいです。
それは、真面目で気が利いて、自分を犠牲にしても言うことをきく人は、上司から安く見らるようになるからです。
上司によっても異なりますが、自分の事しか考えないような性格の悪い上司に当たったら、
ひどい目に合います。
いい子症候群とは、自分の感情を隠して、周囲のイメージ通りのいい子を演じてしまう状態のことです。
「いい子症候群」の特徴は次の通りです。
- 空気を読むことが当たり前
- 常に受け身である
- 休むことに罪悪感を感じる
- 自分の感情に鈍感
- 我慢強い
です。
「いい子症候群」でいると、始めのうちは上司に感謝されます。
しかし、自分のために犠牲になってでも働いてくれることが当たり前に感じるようになり、
その働きにありがたみを感じなくなります。
「いい子症候群」から脱出するしかありません。
- 自分がいい子になろうとしていることに気づくこと
- 自分の気持ちに素直になる
- 断ることを覚える
- 他人を頼る
- 心が喜ぶことをする
です。
私は以前、上司からのパワハラで苦しんだ経験があります。
20年以上、仕事を頑張ってきて、初めての経験でした。
それまでは、私が頑張ると、その時の上司は私を信頼と評価してくれて、頼りにしてくれました。
その時の上司は厳しかったけど、まともな方でした。
人事異動で「俺は凄いんだぞ!」という空気感の上司に当たりました。
私と性格が合わなかったのか、私がやることなすこと否定し、怒鳴りつけ、罵倒しました。
とても辛い経験でした。
そのパワハラの経験がきっかけとなり、人生について考えるようになりました。
自分に自信がなくても、気にしなくなりました。
空気を読んで、他人に気を使うことも辞めました。
断る時はきちんと断ります。
自分の心に素直に向き合うようになりました。
そして、ストレスはなくなり、人生が楽しく感じられるようになったのです。
自分に無理をさせない。
嫌だという気持ちを尊重します。
当たり前のことを当たり前にするだけです。
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