私は学生時代、社会人になると自由に使えるお金を得ることができ、贅沢な暮らしができると思っていました。
確かに、学生時代よりはある程度のものを躊躇なく買うことができますが、貧しくはないものの、贅沢とは程遠い暮らしをしています。
贅沢な暮らしができると思った理由は、学生目線で判断していたからです。
学生時代は、手に入れたすべてのお金が可処分所得として、自由に使うことができました。
学生時代に思い描いた社会人を夢見ていたのですが、実際の社会は厳しいものです。
経験を重ねるごとに仕事のプレッシャーは大きくなり、上司にどやされることもしばしば…
給料が支給されたと思えば、税金や社会保険料など強制徴収額はかなり大きい。
残念な現実はそれだけではない。
肌感覚にはなるが、集団の中に5%くらいは、場を乱したり、迷惑を掛ける輩が混じっているのです。
他の人達は概ね、まともな人だったので、なんとかやれてこられた。
だけど…
ここに来て、「困ったちゃん」の割合が多い職場に配属されてしまったのです。
なんとか我慢していたのですが、もう限界!
限界を感じてから2年が経過し、退職することにした。
このことを上司(困ったちゃんの一人)に退職予定日の6ヶ月前に伝えたのですが、2ヶ月もの間、後任を探すことなどせず、なげられてしまい、最近になってようやく周りの困ったちゃんにも退職することが伝わった。
今回は、「困ったちゃん」からの脱出について語ろうと思います。
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困ったちゃんから逃れて心穏やかに暮らす
他人を攻撃してくる「困ったちゃん」には心を痛めつけられます。
何かにつけ、イチャモンをつける輩です。
私もかなりの期間、我慢したのですが、このままでは自分の心が壊れると感じ、運動をしたり、様々なストレス解消法を試みました。
それらは、私の精神が壊れることを防いでくれましたが、私の苦しみを取り去るところまでは達しません。
そうなると、対処療法ではムリと判断できます。
定年まで働くことを心に決めていた私の過去の決断が揺らぎ始めます。
「困ったちゃんから逃れる方法は…」と思考する回数が次第に増えていきました。
休日は、運動をし、ゆっくり映画を観たり、読書をしていると、平和な時間を感じることができます。
そんな時、「しあわせだぁ…」と感じます。
いつものピリピリ、どんよりした感覚とは違い、心が穏やかでいられます。
これから先も「困ったちゃん」と多くの時間を共にすることは、とても大きなストレスにさらされ、私の人生の満足度を大きく低下させるものと判断しました。
そして、1年後、実際の退職計画を立案。
これからの1年半を頑張って働いて、できるだけ資産を増やして辞めよう。
辛い仕事も、これが最後と言い聞かせて、こらえました。
ようやく退職予定の半年前、退職願を提出。
あとは、引き継ぎと有給消化をしながらサラリーマン生活を送ります。
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心穏やかに暮らすために
退職してしまうと、自由な時間が増えるが、それとトレードオフで収入がなくなります。
さらに社会的信用も失います。
平和な日々を得るための代償は小さくはないのです。
それを理解していて「困ったちゃん」から逃れる道をチョイス。
心穏やかに暮らしたかったから!
さあ、ここから先の人生、どうなっていくのでしょう…
人的資本
人的資本とは、働くことによって収入を得られることをいいます。
サラリーマン時代(今もですが)は、人的資本が大きい。
しかし、ある年齢に達した時点で、強制的に人的資本を失うのです。
いわゆる定年退職です。
定年退職後は、大幅に少なくなった給料で働く道も残されるでしょう。
しかし、嫌いなことに人生の多くの時間を人的資本に投下することは辛い。
好きな事を人的資本に投下できたとしたら、引退などせず、できるだけ長い時間を現役でいてもかまいません。
年金が少ないと国の制度に憤慨せずに済む。
これからの時間、好きなことを探してみようと思う。
社会資本
社会資本とは、人間関係のこと。
幸福も不幸も「人間関係」なのです。
良い人間関係であることは、幸せを感じます。
人間関係は、なにかの共通な事が接点となり、関係性をもちます。
学生時代は学年が同じで、うまがあう人と繋がり、社会人になってからは、仲良くなった同僚や趣味友達と環境が変わる毎に変化しました。
これらは、ベッタリした関係ではなく、あっさりとした関係であることがいいのです。
コアな関係は、家族など別に持ちます。
私の場合、コアな関係は妻であり、あとは普段は音信不通でも、いつでも連絡をとって盛り上がる話ができる関係の人たちです。
これからも親しくなる人に出会うことでしょう。
金融資本
私はお金持ちではないので、金融資本は多くありません。
おかげさまで、資産もなければ、負債もなく、自己資本比率100%で生活しています。
これから先、何かの為にできるだけ資産を貯める必要に迫られています。
私は、心配性なので、無駄遣いをあまりしないで、少しですが貯めてきました。
これから先、贅沢をしなければ、しばらくの間は餓死することはないでしょう。
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まとめ
仕事の人間関係のストレスがひどいので、退職をすることにしました。
集団の中には、他人を攻撃したり、自己中心的で迷惑をかける「困ったちゃん」が5%くらいいます。
その割合が多い今の職場に嫌気が差し、疲弊したまま仕事を続けることは幸福な人生から遠ざかると危機感を抱いたのです。
サラリーマンでいたとしても、定年という強制的に解雇される制度があるので、人的資本を失うことははっきりしています。
好きな仕事を見つけ、人的資本をより長い期間、投下すると、年金が少ないとイライラすることもなく、心穏やかに生活していけるのだと思うのです。
人生は一度きりなので、これを機会にチャレンジしようと思います。
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