疲れている時、甘いものを食べたくなります。
甘いものってとても美味しいくて、幸せな気分にさせてくれますよね!
少しだけと思い、甘いお菓子を食べた途端、「幸せ〜っ!」を感じてしまって、次から次へと、口へと運ぶ手が、動きを止めることができなくなります。
そんなに砂糖をたくさん含んだお菓子を食べると太るかもとは考えますが、
体に悪い影響なんて、あまり心配したりしません。
本記事では
- 砂糖を摂ることで体にどのような影響があるのか気になる方
- 砂糖を多く使ったお菓子が大好きな方
- イライラすることが多い方
に向けて、砂糖を摂ることによる影響をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 砂糖との付き合い方がわかる
- 健康のために気をつけることがわかる
- 砂糖を多く含んだ食品が多いことがわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 砂糖を多く摂ると、様々な病気になるリスクがある
- 砂糖を摂ると、脳が喜んで、より欲しがる
- イライラしたり、精神的によくない
- 様々な食品に多量に使われている
- 極力、砂糖を摂取しない方がいい
ということです。
詳細は、後述します。
砂糖について
私達の周りにある砂糖は、主にサトウキビやビート(てんさい)から作られています。
今回説明する砂糖は、精製された糖質の純度100%の科学物質からできているものの話です。
この精製された砂糖は、原料からビタミン、ミネラル、食物繊維を剥ぎ取られ、体に良い栄養素がほとんどなくなった状態なのです。
このような状態だと、食べたときの吸収がとても早く、血糖値を上昇させてしまいます。
私達人間は、血糖値が上昇すると、膵臓からインシュリンが分泌して、糖を細胞の中に閉じ込めます。
そうすると、血糖値は下がります。
血糖値の乱高下が続くと、血管が傷ついたり、イライラしたりします。
このことにより、体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
砂糖を摂ると脳が喜ぶ
私達人間には、飢餓から逃れたいという本能があって、より効率よく、多くのカロリー摂取することに喜びを感じます。
まさしく砂糖がそれにあたり、砂糖を摂取すると、脳の報酬系が活性化して、喜びを感じるのです。
砂糖に関するエピソードは次の通りです
- 中毒性がある
- 食品業界の闇
中毒性がある
甘いものを食べると、幸せな気持ちになります。
どうして、幸せな気持ちになるかというと、脳内で「脳内報酬系」を活性化させるからです。
「脳内報酬系」が活性化すると、脳内伝達物質の「ドーパミン」が放出されます。
「ドーパミン」が放出されると、私達は、心地良くなり、快感を覚えます。
この「ドーパミン」の放出を続けると、「依存症」や「中毒」になります。
これは、薬物依存や薬物中毒と同じです。
これらのことにより、砂糖は「マイルドドラック」と呼ばれています。
なので、私達は、家にある砂糖を多く含んだお菓子を競うように食べ尽くしてしまうのです。
食品業界の闇
砂糖は依存性のある食品ということがお分かりになったと思います。
砂糖の中毒性を利用して、ビジネスに利用されています。
食品業界では、リピーターを増やすために、砂糖を沢山使った商品を大量に市場へ送り込んでいます。
一度食べると、次も買い物カゴへ入れてしまうのです。
食品メーカーの研究者が、科学的に分析しており、快感が頂点になる砂糖の量を調べ尽くし、商品に添加しています。
その砂糖の量というのが、とてつもない多さなのです。
炭酸飲料を例にあげます。
たくさんの砂糖使った甘ったるい液体を炭酸にすることで、爽やかになり、グビグビと美味しく飲めてしまいます。
炭酸がなかったら、相当甘ったるいのに。
私達に多量の砂糖を食べさせている食品会社の幹部は、自分達の商品を食べないのです。
健康に気を使っているからです。
要するに、消費者の健康ではなく、自分たちのビジネスのことしか考えないからなのです。
売れる商品を作るために、精一杯やっているだけなのです。
そうやって、私達は、食品メーカーに快感MAX状態になるように仕掛けられて、商品を繰り返し購入させられているのです。
このように、大量の砂糖が使われていて、体に悪いのは分かっているのですが、メディアからの情報は、一切流れてきません。
その理由は、これらの食品メーカーからスポンサー提供を受けているからなのです。
そして砂糖は、私達に幸福感を与えてくれます。
しかし、この幸福感を求めすぎると、中毒になってしまい、最悪は医療機関での治療が必要になってしまいます。
精神が不安定
砂糖を摂りすぎると、イライラしたり、精神が不安定になります。
その理由は、砂糖を摂取すると、直ちに血糖値が急上昇します。
高くなった血糖を下げるため、膵臓がインスリンを大量に放出します。
このことで、脳が糖分不足に陥るため、疲労やイライラで精神が不安定になります。
そうなると、また糖分を摂ります。
そして、血糖値が上がり、それを下げようとインスリンが分泌。
というように、負のスパイラル状態になってしまいます。
このようなことから、砂糖の取りすぎには精神的にも良くないので、注意しなければならないのです。
糖尿病
砂糖と摂取すると、血糖値が上がり、膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げてくれますが、これを過剰に行うことで、頑張っていた膵臓の働きが弱まり、血糖値を下げることができなくなります。
これが糖尿病です。
糖尿病で怖いのは、合併症です
糖尿病からの合併症は
- 糖尿病性腎症
- 糖尿病性網膜症
- 糖尿病性神経障害
などです。
糖尿病性腎症
血糖値の高い状態が続くと、腎臓が機能しなくなるリスクがあります。
糖尿病性腎症になると、週3回4時間/回の人工透析を一生続けなければならなくなります。
人工透析を受けるということは、仕事など、普段の生活に大きな影響がでてきます。
その他、日帰り以外の旅行をするときには、旅先で透析を受ける準備が必須となり、簡単に旅行にでかけることができなくなります。
このように、糖尿病性腎症というのは、非常に厳しい病気です。
しかし、普段の生活習慣を良くすることで、予防できるのです。
糖尿病性網膜症
糖尿病性網膜症は、失明するリスクがとても高い病気です。
血糖値が高い状態が続くと、目の毛細血管が破れて、酸素や栄養が届かなくなります。
自覚症状が出にくく、気づいた時には、かなり進行していて、突然、目の前が真っ暗になることが多いのです。
糖尿病性神経障害
糖尿病性神経障害は、血行不良により、神経細胞に血液が届かなくなり、全身の神経に障害が起こります。
少しの傷や水虫により、足が腐り、足を切断しなけれななりません。
実際に切断している患者さんは多く、年間2万本の足が切り落とされています。
たとえ、切り落としたとしても、状態が悪いと、残った部分も腐ってしまい、追加で切断をしなければならないケースも多くあるのです。
がん
砂糖が「がん」のの原因であるという研究結果が海外から出ています。
砂糖は、内蔵脂肪を付きやすくし、その内臓脂肪が原因で「がん」になるともいわれています。
内臓脂肪は、様々なところで、私達の体に悪さを施します。
内蔵脂肪は要注意ですぞ!
砂糖は体に「炎症」を起こしやすく、その「炎症」から、様々な「がん」になるリスクが高いと言われています。
炎症にも注意が必要!
砂糖は、「がん」のエサになり、「がん」を大きくしてしまいます。
砂糖は「がん」と関連していることが、多く証明されていますので、砂糖の摂りすぎには注意が必要です。
老化
体の中で、糖質とタンパク質が結合し、細胞を劣化されてしまう「糖化」が起こります。
「糖化」は、いわゆる「体の焦げ」です。
この「焦げ」は、肌のシワやくすみ、シミになって現れます。
その他、「糖化」によって作られる「AGE(糖化最終生成物)」は、内臓や体内組織に作用して、様々な病気を引き起こすことが知られていますので、注意しなければなりません。
関連記事:老化する自分を受け入れてあげよう!【前を向いた方が若さを保つことができる】
まとめ:砂糖による体への影響
砂糖は脳の報酬系に働きかけるので、私達を幸せな気分にしてくれます。
しかし、頻回に砂糖の摂取を繰り返すと、中毒症状になり、体に様々な悪影響が起こります。
- 精神が不安定になる
- 糖尿病(合併症が怖い)
- がん
- 老化
です。
その他、肥満、高血圧、循環器系疾患など、様々な病気と関連がでてきます。
私達の周りの食品には、非常に多くの砂糖が使われており、そのため、美味しく感じ、リピート購入させられています。
因みに、あまり知られていませんが、トマトケチャップにも多くの砂糖が使われているのです。
それもまた、リピート購入です。
砂糖にはリスクがありますので、たまに摂取するくらいに抑えておくといいと思います。
私は、砂糖を極力摂らないようにしています。
それでも、いろいろな食品に多く使われているので、知らないうちに口の中に入っていますが…
関連記事です。