他人は敵ではなく、仲間である!
多くの人が集まるとイライラしやすくなります。
それは、狭い空間に大勢の人が集まって、自分の思う通りに動くことができなく、密集ストレス状態になることが原因です。
コストコで買い物をしていると、大きなカートの横に同伴者が並んで歩いていて、行き来が困難になり、周りの人の迷惑になります。
それに気づかずに迷惑な人に、つい怒りを感じてしまうのです。
今回は、他人を敵にみなしてしまうことはよくあるけど、そうしないほうがいいようねぇ…というお話です。
見ず知らずの人に対して敵意を向けてしまう方向けです。
何かの参考になれば嬉しいです。
他人が敵に見えるときの感情
私たちは、家族や知人に対しては優しい気持ちで接するのに、他人に対して愛のない対応をしてしまうのはなぜでしょうか?
他人を敵とみなしてしまうのは本能
他人に優しくできないのは、私たちに備わっている本能だからです。
私たちの祖先は多くても数十人の部落で生活をしていました。
部落意外の人は敵としてみなさなければ、突然の攻撃に対処できなかったのですね。
だから、とりあえず知らない人は敵として捉えることが生き延びるために必要だったのです。
このことは、自分と見ず知らずの人との間には壁があったのに、会話をした瞬間に空気が柔らかくなって、打ち解けた経験などはあるはずなので、理解できるでしょう。
すべての人はひとつである
出先では、ほとんどの他人とは会話をしません。
なので、他人と打ち解けることがないので、周りの人たちはいわゆる敵になってしまいます。
何もなければいいのですが、通行や行動の邪魔になってしまうことがあれば、敵認定をするのです。
そこで、怒りの感情が湧き起こり、イラついてしまいます。
本意でないにしても、ネガティブな感情が点火してしまえば、制御不能になります。
そして、刺々しい空気を創り出し、他人や自分すらも傷つけてしまうのです。
この自分と他人を分断してしまう感情は、現在の平和な時代にはあまり必要ではないのかもしれません。
すべての人間同士は、闘う必要がなくなり、いがみ合ったり奪い合わなくても十分に生きて行けるのですから。
人間が優れているところ
他人を敵視してしまうのは本能だから仕方ありません。
その本能を無理矢理にでも押さえつけることは、ストレスが生じるのであまりおすすめできるものではないのです。
そこで、人間の優れている能力を使いましょう。
それは、思考する力です。
人間には、高次脳機能があり、理性的に考えることが可能です。
他人を敵視していることに気づくことができれば、本能だけど、他人を敵視する必要がないと捉えることができ、ドゲドゲした感情が湧くことを止められます。
「たくさんの人がいるけど、イライラしても仕方ないよねぇ…」と穏やかな気持ちでいることができるのです。
本能を無理に押さえつけることなく、捉え方を工夫して、ネガティブな感情を湧かなくすればいいということなのです。
不快な気持ちを抱かない方法
人が多く集まる場所では、無警戒でいると他人にイライラしたりします。
このような不快な気持ちを抱かないようにするには、思考のテクニックを用います。
他人を気にしない
多くの他人が集まる場所に行くと、どうしても他人のことが気になって仕方ありません。
自分たちに危害を加えたりするわけでもないのにです。
できるだけ、他人を意識しないことが大切です。
そこには、様々な家族だったり、見慣れない人たちがいますが、自分だって周りの人からしたら、異様なのかもしれないのです。
個性を理解する
人それぞれに個性があることを理解することは大切です。
どうしても、自分が普通で当たり前になってしまいますが、決してそうではありません。
落ち着いたファッションを好む人もいれば、派手な服装を好む人もいるのです。
他人に気づかえる人もいれば、他人の気持ちがわからない人もいるのです。
こうだから良いとか、こうだったら悪いということはありません。
全ては個性なのです。
それで迷惑になることもあるのかもしれませんが、反応しないことです。
自分を鍛える
自分を俯瞰することができれば、案外落ち着いくことができます。
どうしたら俯瞰できるかと言いますと、私の場合は、瞑想をしてから、心が穏やかになったような気がします。
これまで、渋滞や他人が多く集まる場所に行くと、いつもイライラしていました。
どうして、こういうこと(割り込んだり)するんだ!とムカついたりしていたのです。
それが、いまでは「仕方ないよねぇ…」と考えるようになったのです。
自分の基準で他人を見ないようにしました。
自分は自分で、他人は他人。
だから、他人のことは気にしないようになったのです。
自分が他人の姿を見て、勝手にイライラしても、不快にしかなりません。
これって、超非合理的なのです。
気にしなくてもいいことは気にしない。
自分の心が穏やかでいられれば、それで幸せだし、楽しいし。
他人が通路を塞いでいたとしても、落ち着いて待っていたり、時には「すみません、通ります」と相手に伝えます。
これで良いのです。
これ以外にないと思います。
無言で、「なんで気が付かないんだよ!」とイラついていても、どうにもなりません。
自分が穏やかでいられるように考えるといいのですね。
まとめ:他人が敵に見えてしまう感情と不快な気持ち
今回は他人に対して抱いてしまう敵意についてお話しました。
- 他人が的に見えるときの感情
- 不快な気持ちを抱かない方法
他人を敵視してしまうのは、本能なのです。
昔は、数十人の部落で生活していたので、敵が襲ってこないか警戒していました。
現代は平和な時代なので、他人を敵視する必要はないのです。
しかし、他人を敵視する本能には抗うことができないので、人間の優れた能力を用いることが重要になります。
それは、思考をめぐらして、敵視する必要がないことを認識することです。
他人を敵視してしまうことで、自分自身で不快になってしまいます。
これに対処する方法は、
- 他人を気にしないようにしたり
- 人それぞれに個性があることを理解したり
- 瞑想などで自分を鍛えることです
俯瞰することができれば、他人への敵意を抱くことがなくなり、心穏やかになることができます。
他人に対しイラつくことがなく、他人のことよりも、自分が穏やかでいられることを考えるようになるのです。
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