人は正しく生きるべき!
私は活字が苦手です。
それでも今では、少しずつではありますが、読書することを習慣とし、活字に触れています。
そして、今回、自分でも何を考えているのかと思うような著書を手にしました。
新渡戸稲造著:「武士道」です。
私とは全く無縁の書作を読んで、さらにそれについて、活字を綴ろうとしているという、自分の中では、考えられないことが起きています。
やはり、私には難しかったです。
難しいところもあったけど、なんとなく心に突き刺さる部分もあることはわかりました。
私の中で総括すると、
武士道とは
- 人として正しく生きるために大切にすることが述べられている
- 他人を大事にして、嘘をつかず、大切な人や名誉のために命を差し出す覚悟を持った生き方
ということになります。
一人の人間として、生きていくために大切な指針と言えるでしょうね。
あくまでも、文学に疎い私の解釈ですので、間違っていてもスルーしてくださいね!
で、今回は、新渡戸稲造著:「武士道」から今の私たちが人として大切なことを確認してみようと思います。
特に、生き方が定まらない人向けのお話です。
何かの参考になれば嬉しいです。
武士道について
武士道の著者は、新渡戸稲造で、旧五千円札の肖像になった人物です。
日本の道徳は、親から受け継いできたものですが、明文化されていませんでした。
外国人の知人との会話の中で、道徳に関する書物がないことにハッとしました。
少し考えた結果、日本での道徳教育は武士道であると気付き、書くことにしました。
ちなみに、海外の道徳教育は、宗教が担っています。
武士道は3つの宗教から影響を受けている
武士道は、3つの宗教の影響を受けています。
- 仏教
- 神道
- 儒教
仏教では
- 運命を穏やかに受け入れる
- 運命に静かに従う
神道では
- 主君に対する忠義
- 祖先に対する尊敬
- 親に対する孝心
儒教では
- 知行合一(ちこうごういつ)
知識と行為は一体であるということ。
本当の知は実践を伴わなければならないということ。
考えること(知)=行動すること - 孔子の影響が大きい
7つの性格
日本民族の一般的な7つの性格は
- 「義」
- 「勇」
- 「仁」
- 「礼」
- 「誠」
- 「名誉」
- 「忠義」
です。
義
「義」は、人としての正しさのことです。
日本人として、必ず守らなければならない道です。
勇
「勇」は、何事にも動じない精神のことです。
本当に大切な場面になったら行動を起こす勇気。
義のために正しいことをなす。
「義」と「勇」は、志を持って、何事にも動じず、人として正しい道を進め!ということで、武士の基本です。
仁
「仁」は、他者を思いやる心のことです。
弱き者を見捨てない。
上に立つものが備えるべきやさしさや思いやりであり、
地位が高いものほど、求められた性格です。
自分の正義と相手の正義を比べ、自分なりの正しいことを動じずにする =義・勇
礼
「礼」は、他者に対する優しさ・敬う気持ちのことです。
相手によって態度を変えることなく、等しく尊ぶ心。
人として立派に成長できる性格です。
有名所では、千利休ですね。
茶道で、一度の出会いを大切にし、喜び・悲しみを共有することです。
誠
「誠」は、相手に対する誠実さのことです。
言ったことを確実に成し、言葉で交わした約束を必ず守る。
嘘偽りが無いことです。
武士に二言はない。
嘘やごまかしは臆病な行為であって、嘘をつくよりは正直である方が良いとされます。
「仁」、「礼」、「誠」は、人と向き合う際に大切なものです。
常に他人を思いやり、礼儀を忘れず謙虚な心を持ち、自分の言動には、はっきりとした責任を持って、人と接しなさいということです。
名誉
「名誉」は、自分を磨くことです。
辱めを受けるなら命を捨てるくらい、プライド高き者です。
名誉を傷つけられることは、何よりも耐え難いのです。
西郷隆盛は、利益より名誉を大切にしていました。
義、勇、仁、礼、誠を尽くすことにより得られる名誉を大切にするのです。
忠義
「忠義」は、人に尽くすということです。
心の底から人に仕えることで、主君に絶対の忠誠がそれにあたります。
己の正義の上で人に尽くす。
好かれるためにこびたりしないのです。
「名誉」と「忠義」は、命をかけて大事にしたものなのです。
現代社会の中を武士道精神で生きるには
武士道とは、他人を重んじて、正直に生きなさいということだと思います。
その中には、命より大切にすることがあると言われていますが、これは、今の社会には受け入れられません。
まぁ、それくらい大切に思いなさいということと受け止めることでしょうね。
さて、順に整理していこうと思いますが、
武士の基本である「義」と「勇」は、
志を持って、何事にも動じず、人として正しい道を進め!ということです。
まさに仰るとおりです。
私はメンタルが脆弱なので、動じてしまうことは多いでしょうが、頑張って人として正しい道を進んでいきたいと思います。
次に、人と向き合う際に大切なものである「仁」、「礼」、「誠」は、
常に他人を思いやり、礼儀を忘れず謙虚な心を持ち、自分の言動には、はっきりとした責任を持って、人と接することです。
これも仰るとおりでございます。
思いやり、礼儀、謙虚な気持ちは、他人と幸せに生きるために大切です。
他人を騙したり、嘘をつく行為には、何の徳もありません。
バカ正直まではいかないまでも、正直に生きることは、幸せにつながると考えています。
嘘をつくとストレスになり、馬鹿くさいのです。
礼儀については、やりすぎないくらいに、気をつけていこうと思っています。
最後は、命をかけて大事にしたものである「名誉」、「忠義」です。
はっきり言ってしまうと、他人に迷惑をかけず、正直に生きていれば「名誉」はいらないのかなと考えます。
「名誉」は他人の目を気にする事だと思うのです。
私は、さんざん他人の目を気にして生きてきました。
その結果、とても苦しい思いを自ら招いていたのです。
なので、必要以上に他人の目を気にしないようにしています。
「忠義」については、失敗していました。
己の正義の上で人に尽くすことなのに、仕事を回すためだったり、好かれるためにこびたりしました。
会社のため、同僚のために忠義を尽くすことは並大抵のことではないと考えます。
これからは、できるだけ媚びないように頑張ろうと思います。
まとめ
活字が苦手な私が、今回手にした著作は、新渡戸稲造著:「武士道」です。
な、なんと無礼な…
難しいところもあったけど、なんとなく心に突き刺さる部分もあることはわかりました。
私の中で総括すると、
武士道とは
- 人として正しく生きるために大切にすることが述べられている
- 他人を大事にして、嘘をつかず、大切な人や名誉のために命を差し出す覚悟を持った生き方
ということになります。
一人の人間として、生きていくために大切な指針と言えるでしょうね。
日本民族の一般的な7つの性格は
- 「義」
- 「勇」
- 「仁」
- 「礼」
- 「誠」
- 「名誉」
- 「忠義」
です。
「義」と「勇」は、志を持って、何事にも動じず、人として正しい道を進め!ということで、武士の基本です。
「仁」、「礼」、「誠」は、人と向き合う際に大切なものです。
常に他人を思いやり、礼儀を忘れず謙虚な心を持ち、自分の言動には、はっきりとした責任を持って、人と接しなさいということです。
「名誉」と「忠義」は、命をかけて大事にしたものなのです。
武士道とは、他人を重んじて、正直に生きなさいということだと思います。
多様な人達と接することの多い現代社会において、自分を貫くことは並大抵なことではありません。
今はできなくても、強い志を持って、打たれながら突き進んでいこうと思います。
武士道精神はすごいと思います。
少しでも会得できるように、頑張っていく所存です。
関連記事です。