完璧じゃなくてもいい!
色々と便利になった世の中ですが、不安に苦しんでいる人は多いでしょう。
将来の不安、お金の不安、仕事の不安など、あらゆる方面で不安になる要素は存在しています。
不安になることは、それだけ慎重になったり、注意がいくので、いいところはありますが、過度な不安によって、苦しめられたり、行動ができなくなったりとデメリットの方が多いです。
そんな私の性格は、ネガティブで常に不安と恐怖を感じていました。
不安で行動ができませんでした。
「やりたいんだけど」と考えるのですが、先延ばしを繰り返すのです。
ずっと自分がだらしなく、意志が弱いと思っていましたが、
著書やネットで情報を得るうちに、「完璧主義」が関係しているかもしれないと考えるようになりました。
どうやら私は、完璧な人ではないけど、完璧主義だったようです。
私は、この完璧主義を対策することで、不安を解消できました。
今回は、完璧主義についてのお話です、
何かの参考になれば嬉しいです。
不安原因の完璧主義とその対策
完璧主義とは
以前の私は、皆からよく見られたいと思っていました。
私の容姿を良く見せるのは無理でしたので、人間性を良く見せることに注力していました。
それが私の完璧主義だったのです。
原因は、不安です。
そして、上辺だけを良く見せようとします。
「〇〇しなければならない」と、自分に過剰な精神的負荷を掛けます。
能力がないのに、あるように見せるのには、相当の負荷がかかります。
- 他人の期待に適度に答えようとする
- 高い基準を保つことにプレッシャーを感じる
- ミスを恐れまくっている
- 他人にも高い基準を求める
後に分かったことですが、そもそも誰にも嫌われたくないという考えは、無理なのです。
様々な研究で示されている通り、10人中1人や2人からは好かれもするし、嫌われもするのです。
それに抗って、10人から好かれようとする行為には無理があります。
私は自分に自信がなかったから、どうやったらよく思われるか、なにをしなければ嫌われないかと考えました。
だから、頼まれごとの多くを断らずに受けるようにしていました。
これが自分に無理をさせていました。
完璧主義の特徴
はっきり申し上げて、完璧主義にはほとんどメリットはありません。
ネガティブな感情に振り回されて、疲弊します。
- 誠実性が減る
- 人生で失敗が増える
- 神経症的傾向が高まる
誠実性が減る
誠実性というのは、コツコツ努力できる能力のことです。
完璧主義になると、誠実性が減り、無計画になります。
残念ですが、他人を馬鹿にしたり、ディスったりもします。
全員ではないでしょうが、表向きにこだわる人は、自分の脳力の低さを認めたくないので、他人を引き下げ、自分を相対的に高めようとするのです。
人生で失敗が増える
完璧主義になると、不安や恐怖から、リスクを避けるよになります。
そうなると、挑戦が怖くなり、チャレンジしなくなります。
挑戦をしないということは、新しいことを受け入れないということです。
それは、時代についていけなくなるということになり、簡単な仕事しかやらなくなります(できないから)。
神経症傾向が高まる
完璧主義になると、精神的に不安定になりやすいです。
過去の私もそうでしたから。
不安、嫉妬、怒りの感情にとらわれやすくなります。
完璧じゃない人が完璧を求めようとするので、理想と現実とのギャップが大きくなり、メンタルを病んでしまいやすいのですね(私は危ないところでした)。
完璧主義の原因と対策
完璧主義になる原因は不安です。
その不安を解消するため、上辺だけを良くしようとします。
誰にも相談できませんし、完璧を演じなくてはなりません。
他人の目を気にするようになります。
完璧主義は若者に増えています。
比較対照が多いと完璧主義が増えるのです。
現代はSNSの影響で、他人と比べてしまうことが多いです。
キラキラした他人を目にすると、自分の充実していない生活との差をダメージとしてモロに受けてしまいます。
そのキラキラした他人は、最高の状態を演出で作り上げているのに、それが日常だと勘違いし、相対的に自分が惨めに思えているのです。
「自分はダメな人間だ、もっと負荷をかけてやらなければならない」と外的な要因で完璧主義に陥るのです。
完璧主義対策は、自分に優しく、完璧を求めないことです。
100点を目指すのではなく、80点とれていたらいいなくらいの感覚でいることです。
それと、自分に対する思いやりを持つことです。
自分に優しい言葉を掛けてみましょう。
それだけで、不安を受け入れることができ、やすらぎます。
「頑張りすぎて、心が疲弊しているよ、少し休みなよ!」のような言葉を自分自身に投げかけてあげるのです。
自分自身を恐怖政治から解放するのです。
外からの恐怖で自分を操ろうとするのではなく、内的なやる気を出させて行動につなげます。
自分は、言われなくても行動できるのですから。
無理やりポジティブになろうとしなくてもいいし、
失敗しても「人間なんだから仕方ないよ!」と言ってあげるのです。
そうすれば、完璧主義から脱却できますし、行動することが怖くなくなります。
自分に優しくすることを「セルフコンパッション」といいます。
私は実際にセルフコンパッションを試していますが、不安、恐怖が減り(受け入れることができる)、無駄な心配や苦痛が減りました。
心配性でネガティブな私は、常に不安とストレスに悩んできました。
今でも不安はありますが、それを受け入れているので、気にならないようになりました。
自分に優しくする ≠ 甘やかす
完璧主義が良くなるのであれば、甘やかしてもいいのでしょうが…
まとめ
完璧主義の原因は不安です。
完璧主義になると
- 誠実性が減る
- 人生で失敗が増える
- 神経症的傾向が高まる
になるので、できるだけ早く抜け出すことです。
ネガティブな感情に振り回され、
無計画になり、挑戦をさけるようになり、他人を馬鹿にしたりします。
完璧主義対策は、
- 100点ではなく、80点を目指すこと
- 自分に優しくなること
です。
これだけでいいのです。
「無理しなくてもいいんだよ」と自分に言ってあげるだけです。
この簡単なことで、不安を解消し、行動できる自分になれるのです。
自分に優しい言葉をかけてみてください。
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