仕事を辞めると生きていけなくなるというのは思い込み!
今から2ヶ月前、私は30年以上勤めた仕事を辞めました。
定年まで約10年ありましたが。
なので、今は失業保険を頂き、これからの人生のための学びをして生活しています。
終身雇用制度の終着まで乗っかっていくつもりでしたが、途中下車しました。
人生プランを変更するのは、強い勇気を必要としました。
見えない未来を選んだことで、わかったことが3つあります。
それは
- 職場環境が悪ければ、心身に多大なリスクが生じる
- 自分を苦しめていたのは完璧主義だった
- 自分の人生を考えるようになった
です。
結果的に、仕事を辞めた後悔は全くありません。
今現在は、進む道が見えませんが、おそらく自分の想定外のところにあるのかもと思っています。
今回は、私が仕事を辞めることを決めるときの恐怖や、辞めた後のことについてお伝えします。
何かの参考になれば嬉しいです。
仕事を辞めて感じた3つのこと
誰でも生活の大部分を占めていた仕事を辞めることは、簡単ではありません。
だからといって、その仕事にしがみついていても、心身が壊れてしまうことだってあるのです。
自分が置かれた状況を見定めることが重要になるわけです。
私は長年勤めてきた職場の環境が悪くなって辞めました。
辞めるまで約5年を要しました。
それは、色々と悩んだからです。
(詳細は後述します)
私が仕事を辞めて感じたことは3つあります。
- 職場環境が悪ければ、心身に多大なリスクが生じる
- 自分を苦しめていたのは完璧主義だった
- 自分の人生を考えるようになった
職場環境が体調を害する影響が大きいことがわかった
前職では人事異動は頻回に行われていました。
そこで、人間関係が変わり、私の環境は悪い方へ行きました。
パワハラをする上司や攻撃してくる同僚に悩むことになったのです。
面倒な仕事の殆どをやらされ、何かあったら私の責任にされました。
これまで、嫌な思いは多々ありましたが、いい仲間に恵まれていたことのあり、耐えることができました。
私の環境が悪くなると、抱えるストレスが大きくなり、私の頭の中は仕事のことでいっぱいになりました。
反芻(はんすう)思考に陥りました。
反芻思考はうつの原因にもなります。
私はううつの手前までいったと思います。
医療職の妻は、私から笑顔が消え、うつになったと心配していました。
私はそこから、立ち直るわけなのですが、悪い職場環境は心身にかなり悪いことがわかりました。
- 心血管疾患
- うつ病
- アルコール量の増加
- 暴力行為
確かに、私は心血管疾患以外に心当たりがあります。
職場を離れた今は、穏やかな心で過ごすことができています。
私の変容に家族も喜んでいるようです。
自分を苦しめていた完璧主義をやめることができた
完璧主義に陥っている人は以外に多いです。
他人を意識しすぎて、不安になり、自分や他人に厳しくします。
私は妥協する性格なので大丈夫と思っていました。
しかし、以前の私は完璧主義になっていたのです。
完璧主義に陥ると、ネガティブな感情に振り回されます。
- 誠実性が減る
- 人生で失敗が増える
- 神経症的傾向が高まる
コツコツ行動できなかったり、挑戦しなかったり、不安、嫉妬、怒りの感情にとらわれやすくなります。
自分の人生を考えるようになった
これまでは、年功序列制度と終身雇用制度で人生を歩んでいく計画でした。
少子高齢化で状況が悪くなっても、周りの人たちと同じだし、国がなんとかしてくれると呑気にかまえていました。
無思考でいたわけです。
無思考でいると、簡単に影響されやすくなります。
テレビからの情報で、流行りのものが欲しく感じたり、食べたくなったりします。
外から操作されやすい人間になっていました。
今では、自分で考えるようにしています。
自分が本当に望んでいることなのか?と。
3つの資産についても考えるようになりました。
3つの資産
- 人的資本
- 金融資産
- 社会資本
人的資本
人的資本とは、自分自身のことです。
健康であれば、年老いても働くことができます。
要するに、健康を考えるようになったのです。
健康に大切なことは、
- 食事
- 睡眠
- 運動
です。
これらを、生活習慣に取り入れています。
野菜、魚中心の食生活にして、良質な睡眠を心がけ、定期的な運動を心がけます。
金融資産
お金は昔から大切にしていました。
しかし、大量消費をしていることに気が付き、それをやめました。
倹約をして、つみたてNISAを活用して投資をはじめました。
日本では預金が定番ですが、資産を築くには、投資が大切です。
リスクは多少なりともありますので、理解した上で投資することをおすすめします。
社会資本
社会資本というのは、良い人間関係です。
誰でも彼でも仲良くというわけにはいきません。
いい人間関係は、幸福な人生にする上でとても重要です。
気心の知れた人を見つけるために、コミュニティに参加するようにしました。
きっと、人生レベルの良い出会いがあるはずです。
仕事を辞める恐怖
職場環境の悪化から、仕事を辞めたいと考え始めたのは3年前でした。
その2年前から辞めたいと思っても、
「そんなわけ無いでしょ、何かの冗談!」と
自分に言い聞かせていました。
それが、本気で辞めたいに変わり、
「どうやったら辞められるか」と想いが大きくなりました。
それと同時に、「辞めらた生きていけなくなる」という恐怖に襲われることになりました。
怖さ100%、深刻さ80%です。
辞めたい、怖いを繰り返していくうちに、
「あれっ、生きてはいけるかも?」と考えるようになりました。
今まで年功序列制度で積み上げたキャリアがなくなり、収入が減るだけだったのです。
それに恐怖を感じていたのです。
働く先の人間関係に多少の恐怖を感じます。
それでも、私が心配するほど、悪い人ばかりではないはず。
現在の怖さ50%、深刻さ30%です。
まとめ
何でもそうですが、行動には、恐怖が伴います。
無鉄砲な行動は慎むべきですが、色々考えてた上で、勇気を持った行動は積極的に行うべきです。
私は職場環境が悪化したことにより、仕事を辞めました。
その時の恐怖はとても大きかったです。
それでも今は辞めたことに後悔はありません。
そのまま仕事を続けていても、自分の心身を傷つけていたからです。
ただ、何もなければ、サラリーマンという安定の恩恵に預かり続けていたと思います。
私が仕事を辞めたことでわかったことが3つあります。
- 職場環境が悪ければ、心身に多大なリスクが生じる
- 自分を苦しめていたのは完璧主義だった
- 自分の人生を考えるようになった
- 心血管疾患
- うつ病
- アルコール量の増加
- 暴力行為
- 誠実性が減る
- 人生で失敗が増える
- 神経症的傾向が高まる
3つの資産が大切です。
- 人的資本
- 金融資産
- 社会資本
年功序列制度と終身雇用制度に乗っかって、無思考で人生を歩むつもりでいました。
運命なのかわかりませんが、人生を考えるようになり、いままで気づかなかったことを知る機会になったのです。
人生にアクセントを与える意味ではいいことかもしれませんね。
これから先も、いろいろな発見があるはずです。
これから進む道は、未だ見えず、自分の予想の範囲外にあるのでしょう。
人生は一度きりです。
自分の人生を自分の足で歩んでいきましょう!
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