自己肯定感を高めて、執着を手放す!
人の性格というのは、個々で違っていて、優しい人、怒りっぽい人、頑固な人など、多種多様です。
これまで歩んできた人生で経験したことや、今の環境と性格が相まって、不安や恐怖、嫉妬や憎しみなどの感情に苦しむことがあります。
特段悪いことはしていないのに、どうして自分だけが不幸なんだろうと考えたりもするのです。
ひとつ間違えたら、自暴自棄に陥ってしまう恐れがあります。
今回は、執着を手放すことで不安などの苦しみから脱出しようというお話です。
不安と恐怖に苦しんでいる方向けです。
何か参考になれば嬉しいです。
執着が苦しみの原因
不安や恐怖、嫉妬などのネガティブな感情を抱いてしまうと、それが心を傷つけ、苦しくなります。
その苦痛を追い払おうと、あがけばあがくほど、苦痛はより激しくなり、早く楽になりたいと願うのです。
執着がネガティブな感情を抱かせる
苦痛の原因を考えてみると、不安や恐怖、嫉妬や怒りなどのネガティブな感情を抱いていることがわかります。
さらに深く掘り進めていくと、家族や他人などの人だったり、モノやお金に執着していることに気づくことができます。
そう、苦痛の原因は、執着だったのです。
ストレスが思考を狂わせる
苦痛の原因がわかったのだから、すぐに楽になることができると思ったら、そうはいきません。
人間というのは、賢いのだけれども、愚かでもあるのです。
簡単なことを難しく考えたり、慎重に考えなければならないことを安易に判断してしまったり…
こうやって、不具合を生じさせる原因のひとつにストレスが挙げられます。
現代は超ストレス社会であり、特に仕事のストレスに苦しんでいる人は多いです。
ストレス過多である場合、思考がおかしくなっていることが多く、その状態を自分では気が付くことができません。
自分がイライラしていることはなんとなくわかっていても、人やモノ、お金などに執着しているなんて、全く考えもしません。
未来に希望を持つことができない
私はお金に執着していました。
その理由を考えてみると、未来に希望を持つことができなかったからです。
働き始めたときは、薄給でしたが、年功序列制度で、年々給料は上昇していき、生活は良くなると期待していました。
しかし、そのようにならなかったのです。
実際に給料はじわじわ上がりましたが、その分、出ていくお金も増えていきました。
家族を持ち、かかるお金も多くなります。
給料が増えると、生活レベルも上げるようになるのです。
さらに、老後に対する不安材料もでてきました。
60歳定年だったものが、65際に伸び、さらに70歳になる勢いです。
年金で悠々自適の老後はなくなりました。
これじゃ、いくらお金があっても安心できないじゃん!となるわけです。
お金に対する安心材料がまったくないことが、お金に執着を抱いてしまった原因です。
執着を手放す方法
私はお金に執着して苦しんでいました。
長い間、その執着によって、ネガティブな感情が湧き起こり、心の痛みに絶えていたのです。
私は、出費の痛みを嫌悪していたせいで、外食はしないし、便利なモノであっても我慢することができました。
しかし、私と妻の価値観は違うのです。
私が我慢できても、妻はたまに外食を楽しむことや、便利なモノを買って生活が快適になることも大切だと考えます。
私が自分の意見を強引に押し通すことが多かったですが、毎回そうではありませんでした。
普通に考えれば、せっかくの外食なんだから楽しんだほうが幸せになれるのに、私がお金に囚われていることで、食べているときも支払う金額のことを考えてソワソワしてしまいます。
病気に見えるかもしれませんが、当時の私には、どうすることもできませんでした。
私自身、外食を楽しめていないことが切なく感じたので、執着を手放すことを目指したのです。
自己固定感を高める
これまでの私は、自分に自信を持つことができずに、自己否定していて、ネガティブな性格でした。
まずは、自己肯定感を高めることです。
そのために、毎朝運動をしました(運動は自己肯定感を高める)。
その他、読書で思考法を学びました。
その結果、自分は劣っていないし、もっと自分に自信を持っても良いんだと理解することができるようになりました。
自分の感情を見つめる
自分に「〇〇やらなければならない」などの義務感を持たせ、自分を追い込むことで、自己肯定感を低くしていました。
それを少しずつ変えていくことで、自分の感情に向き合うことができるようになります。
自分はどうしてイライラしているのだろう?と考えてみると、色々と見えてきます。
- そういえば、十分な睡眠時間を取らなかったなぁ…
- 職場で面白くないことがあったからなぁ…
- んっ…別にイライラすることでもないんじゃ???
イライラしている自分が非合理的だったことに気がつくこともあります。
このように、感情を見つめるようにすると、俯瞰し、冷静に考えることができるようになります。
その他、ネガティブな感情を紙に書き出す方法も効果的です。
自分で処理しきれない怒りは書き出すことで、原因が見え、スッキリすることができます。
感謝する
感謝することで、幸福感を得ることができます。
これを怒りの対象にも向けてみます。
私は、昔のパワハラ上司だったり、妻に苛ついたときに「無条件に感謝する」をやってみました。
そうすると、自分が必要以上に怒りなどを盛っていたことに気づきます。
自分で過剰にネガティブになっていたことを受け止め、怒りが消え、お陰様の感覚も湧き、ポジティブに考えるようになるのです。
例えば、私が仕事を辞めたのは、上司がきっかけでしたが、そのおかげで、自分で生きていくことに挑戦しようとしている自分がいる。
人生が面白くなったのは、上司のおかげなのです。
このように「無条件に感謝する」ということで、前を向くことができています。
これらのことによって、私のお金に対する執着が和らいでいます。
外食の際も、考えても仕方のないことは考えないようになり、とにかく外食を楽しむことに集中しています。
これまでは、未来ばかりを気にして生きてきました。
現在では、今を生きられるようになったのだと思っています。
まとめ:執着を手放して不安という苦しみから抜け出す方法
今回は、苦しみの原因は執着であり、さらに執着がネガティブな感情を生んでいること、そして手放す方法についてお話をしました。
- 執着が苦しみの原因
執着がネガティブな感情を抱かせる
ストレスが思考を狂わせる
未来に希望を持つことができない - 執着を手放す方法
自己固定感を高める
自分の感情を見つめる
感謝する
苦しみの原因である執着、そしてネガティブな感情を見つめ、手放すことで苦しみは癒やされます。
時間をかけて苦しみの原因を作ったのだから、手放すことは一朝一夕にはいかないので、あせらないで進めていくことが大切です。
そして、過去や未来に意識を奪われず、今を生きていきましょう。
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