人は、何かと合理的でなかったり、間違った行動をしたりすることがあります。
例えば、将来の生活に不安をいだいていて、お金を失うことにとても痛みを感じやすかったり…
「執着」と聞くと、あまりイイ感じはしませんよね!
そして、この「執着」については、あまり考えたことがなかった。
今回、「執着」ということにスポットを当てて、自分なりに考えてみたいと思います。
執着と依存
よくわからないけど、「執着」と似たイメージの「依存」という言葉があります。
それらの意味は
- 執着:一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと
- 依存:他に頼って存在、または生活すること
出典:大辞林
です。
執着
「執着」は、一つのことに強いこだわりをもち、気持ちが占有されている状態を表しています。
例えば、よく聞くお金については、悪いイメージを持ってしまいます。
何かのことに執着して、努力するというのは、いいイメージですよね。
このように、「執着」って、良い執着と悪い執着がありますね。
でも、良い意味での執着は、あまり使うことがないような気がします。
依存
「依存」は、執着は自分の心のあり方ですが、依存は自分ではなく他、他者に頼り、支えられている状態です。
イメージしやすいのが、クスリやアルコールですよね。
芸能人などの有名人が起こす犯罪がテレビなどのメディアで私達一般市民に伝えられるので、「依存」と聞くと、クスリやアルコールをイメージしがちです。
要するに、自分以外の人や物に頼って生きているもしくは生活していることをいいます。
今回のテーマは「執着」なので、自分自信についての能動的な部分のお話になります。
お金に執着していた自分
以前の私は、お金への執着があったのだと思います。
お金の執着って、性格が悪いお金持ちの人をイメージしがちかなと思います。
貧乏人でもお金の執着はあると思います。
私が育ってきた家庭は、決して裕福ではありませんでした。
というより、平均以下だったと思います。
だからといって、不幸だったということはありません。
そんな私は
お金はとても大切なので、無駄使いしないで、貯めることが大切
と考えていました。
なので、私は、ただただ、使わないで貯めるということをしていました。
私は、コツコツとお金は貯めることができたけど、目的を持たなかったので、お金を使うことが出来ない人でした。
お金って、何かをする手段であって、使うことがなく、貯めるだけのことに、価値は全くないのです。
お金は適切に使えるようにならないとです。
いくつかの目的を持つことだできた現在では
- 浪費はダメ!
- 質素な生活はしていく
というスタイルを続けていきたいと思います。
執着を捨てられないのは、損失回避バイアス
以前の私は、物を捨てることができませんでした。
- 捨てるなんて、もったいない
- 今度使うかも知れない
など、一見、物を大切にしているように見えて、物に執着しているだけなのです。
これらの思考は、損失回避バイアスといいます。
この損失回避バイアスというのは、人は、ものを失うことに抵抗を感じることから起こります。
私のように損失回避バイアスに陥っている人は、不要な物でも捨てることが出来なく、家の中がいらない物だらけになります。
貧乏人に多いと言われています (^_^;)
これに関連することで、買い物を例にあげます。
ものを買う時、支払いを現金で行うと、慎重になるのに、クレカだと、惜しみなく物を買う人がいると思います。
これは、現金で支払うことで、お金を失う痛みの感覚があり、クレカなどの場合は、お金を失う痛みを感じずらいことが理由なわけです。
どちらにしても、物を捨てられないということは、思っているより重症と考えた方がよさそうです。
執着を捨てる
執着を捨てるスキルを持とうと、言っている方がいました。
そのスキルとは
- 承認欲を捨てる
- 名誉欲を捨てる
- 悩みを捨てる
- 怒りを捨てる
- 悲しみを捨てる
です。
承認欲を捨てる
承認欲は、以前の私には、大いにありました。
承認されると、脳内から脳内ホルモンが出て、とてもいい気持ちになります。
このホルモンのおかげで、仕事を頑張れました。
上司が部下を褒めることで、部下は帰属意識を持ち、とても働くようになります。
そして、仕事ファーストになってくれます。
最近私は、承認欲求を持っていたせいで、ストレスを抱えるようになっていることがわかりました。
承認欲求は麻薬であり、それによる弊害があるので、持たないように心がけています。
どうしても、承認欲求は、多くの人がもっているので、何も考えないでいると、承認欲は捨てることができないと思います。
そして、仕事とともに生きていくようになります。
名誉欲を捨てる
名誉欲は、あった方が良かったのかも知れませんが、私には昔からありませんでした。
何においても自信がなかったせいかも知れません。
現在は、自信を持って、生活するようにしています。
だけど、名誉欲を持つことがなかったので、私の名誉欲は、捨てようがないのです。
悩みを捨てる
悩みを捨てるということは、激しく同意します!
私は、仕事のストレスでかなり悩んで苦労してきましたので。
ネガティブなことを悩んだところで、殆ど解決しませんから。
それよりも、問題を洗い出して、どうしたらよいかを思考することの方がをおすすめです。
思考することで、脳の思考領域は、思考に占領されるので、ネガティブなことが入るスペースはなくなっているからです。
ちょっとわかりにくかったかも知れませんが、要するに、前向きなことを一生懸命考えることで、悩みの原因であるネガティブな事を考えられなくするということです。
是非、悩みは捨てるべきです。
捨てる方法を模索していきましょう。
怒りを捨てる
怒りを捨てるということにも、大賛成です。
私は、真剣に仕事に取り組んでいたので(現在も一生懸命ですよ!)、時には、感情的にもなっていました。
しかし、感情的になると、結果は何も変わらないのに、ストレスが増大し、消耗してしまいます。
色々と考えると、怒りの感情は特にですが、人にとってマイナスな感情(妬み、嫉妬、羨む)は、捨てるべきです。
持っていても何も良いことありませんから。
悲しみを捨てる
悲しみを捨てるって、難しいですよね!
悲しみを捨てる努力はした方がいいですね。
悲しみの原因に向き合い、時間はかかるかも知れませんが、自分の中で、受け入れることができるといいます。
執着しないで楽に生きる
執着とは、一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないことであります。
執着していることで、他のことに目を向けることができず、非常にもったいないことになるのではないかと思います。
なので、不要な執着は捨てて、楽に生きたほうがいいのではないでしょうか。
- お金
- 物
- 常識
- 他人
などの執着は捨てたほうがいい。
お金に執着
お金に執着すると、貯めるだけで、使えないで、人生が終わってしまいます。
そんなことより、自分は何をしたいのかをしっかりと考えて、自分の経済活動をすすめるべきだと思います。
お金を貯めるだけだった私は、資産運用を考えて、少しずつではありますが、やるようにしています。
物に執着
物に執着していると、いらないものが増えすぎて、無駄に家の中が散らかってしまいます。
なので、物を増やさない努力が必要です。
一つ物を買ったら、以前の物は捨てる。
私は、もったいないの性格なので、物を捨てることについては、真剣に取り組むことを決意しました。
長期間、動きのない物は処分したいと思います。
がんばります!
常識に執着
常識に執着とは、私達は昔からの常識と思われていることにとらわれている節があります。
みんなと同じでないと、心細かったり、同じ行動をとらないとダメと思っていたり。
みんなと同じことをしない、はみ出しものはダメという同僚圧力には、決して負けないようにしたいと思っています。
よく考えると、無駄な常識が多く存在しています。
これらに関しては、意味のなさないことに流されないようにしていきます。
他人に執着
他人に執着することは、よくあるのではないでしょうか?
「隣の芝生は青く見える」ので、羨ましく思ったり、嫉妬したり。
私達は、他人を気にしすぎです。
自分は自分、他人は他人なので、しっかりと自分の考えを持ち、自分の行動をしましょう。
まとめ
私達は、人や物に執着していることが多くあります。
お金、物、他人、常識など。
これらの執着をすてることで、もっと楽に生活ができるようになると思います。
- 承認欲を捨てる
- 名誉欲を捨てる
- 悩みを捨てる
- 怒りを捨てる
- 悲しみを捨てる
様々ないらない感情をすてることで、自分らしさをキープできます。
他人が多く絡んでくることにより、自分の考えがぶれたり、余計な感情を抱いたりするので、いらない物といらない感情に執着しないで、とっとと捨ててしまいましょう!