私たち社会人は、多忙な毎日を生きています。
だけど、忙しい割に幸福感がなかったりしませんでしょうか?
お酒を飲んだり、美味しい料理を食べたりしているときは、楽しいですが、これには時間制限があり、ずっと食べたり飲んだりしているわけには行きません。
生活が仕事中心に組み立てられがちですが、仕事をしないと生活ができないのだから、仕方のないことです。
私は、30年以上サラリーマンをしてきましたが、年末に退職することを決意し、ドロップアウトすることになりました。
上司に退職を申し出た後も仕事を続けていますが、気持ちがとても楽になりました。
いままで一生懸命仕事をしてきて、まったく気が付かなかったことが多く、それらを意識をすることで、「あ〜、楽に生きることができるんだなぁ…」と思えるようになりました。
本記事では
- 日々辛いと感じている方
- もっと楽しく生活したい方
- 過剰なストレスを抱えている方
に向けて、私が経験したことや感じていることをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 自分の考え方を見直す
- 楽になる考え方がわかる
- 自分の人生について考える
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに、結論から申し上げますと
- 難しく考えていることに気づく
- 自分の外側よりも内側に注力する
- 自分に厳しくしない
ということです。
詳細は後述していきます。
「楽をしてはいけない」が染み付いている
日本の教育制度では、社会に出て働けるように様々な教科の授業を受けます。
その中で、「頑張ること」や「努力すること」が美徳と印象づけられるのです。
私たちは「やりたくないことがあったとしても、頑張って努力することがすばらしい」と教育されてきたので、そういった考えが染み付いています。
その甲斐あって、多少無理してでも、会社や上司からの命令に従うようになっているのです。
その他、「楽して稼ぐことはできない」ということも染み付いているので
「楽すること」 = 「悪」
ということを無意識に思うようになっています。
こういった「苦労することが美徳」的な考えが自分を苦しめていることもあるのです。
確かに苦労しながら努力していくことは素晴らしいことだと思います。
だけど、わざわざ苦労を背負わなくても、努力は可能です。
このようなムダに自分を縛り付けていることって、たくさんあるのですよ!
自分に厳しくする考えを持っていると、他人にも必要以上に厳しくなってしまいます。
なんて非合理的なことだこと!
承認欲求をもたない
誰しも承認欲求を持っています。
しかし、承認欲求が強ければ強いほど、弊害が生じます。
例えば、他人からすごい人に見られたくて、いい車に乗ったり、無理して色々なことにお金をかけたりする人がいます。
その時はすごいと思われるかもしれませんが、その人をすごいとは思わないのです。
車がすごいだけであって、その人自体はすごいとはならないのです。
見栄を張ることは、メリットよりもデメリットの方が大きくなります。
他人の目を気にしていたら、自分がやりたいことができなくなりますし、
非合理的な承認欲求は邪魔でしかありません。
なので、他人のことは気にしないで、自分の人生について注力すべきなのです。
「しなければならない」という考えをやめる
私たちは、自分がやろうと決めた目標を達成するために、頻回に「〇〇しなければならない」という義務を自分自身に課しています。
確かに実行力は高まりますが、辛いと感じているはずです。
わざわざ自分を苦しめているのです。
ほんと苦しいと感じます。
そこまで自分自身を追い込まなくても、行動できると思います。
もともとやろうとしているわけですから、それを自分に鞭打つ必要はないかと思うのです。
自分ルールで自分を縛り付けることをやめ、能動的に行動できれば、幸せになれます。
「しなければならない」という考えをやめてみましょう!
失敗を受け入れる
失敗をして喜ぶ人はいないと思います。
多くの人は失敗することを過剰に恐れているのではないでしょうか?
私もそうだったので、よくわかります。
社会は、失敗を許さない傾向があるので、私たちは、失敗しないような行動をしがちです。
ひどい人は、失敗を他人のせいにしたりもします。
このように、日本では、失敗をネガティブに捉える傾向が強くあります。
しかし、色々調べていく中で、より多く失敗をした方がいいらしいのです。
もちろん、わざと失敗しなさいと言っているわけではありません。
より多く行動し、その中で失敗の経験を積むことが良いというのです。
そのためには、失敗を受け入れることが重要になるのです。
「失敗しないように」から「失敗してもいいや!」という考えにシフトするのです。
こうすることで、より行動力できるようになりますし、ポジティブに物事を捉えることができるようになります。
物事をネガティブに捉えてしまうと、神経がすり減ります。
ポジティブに捉えることで、幸せになれるのです。
失敗を許容することはとても大切なのです。
参考記事:自分で決めたことで後悔はない!たとえ失敗でも学びになるのだから
過度なストレスは禁物
仕事をしていると、何かとストレスを抱えることがあります。
私の場合、人間関係のストレスに悩まされています。
特にパワハラは、過剰なストレスが継続し、メンタルを疲弊させ続けます。
こうなってしまうと、あらゆる面で弊害が出てきます。
まず、判断能力がおかしくなります。
そして、職場のストレスを家にまで持ち帰ってしまい、家族にまで影響が及びます。
このような状態のまま、遊びに出かけても楽しいと感じることができなくなります。
ほんと、辛いんですよ!
寝ても覚めても仕事の事が思考を占領してしまう。
いわゆる反芻思考といって、うつ病になる人のパターンです。
この状態では、辛い生き方になってしまいます。
私は、運動や自然に触れることで、ストレスを発散してきました。
おかげで、ストレスはかなり解消することができました。
しかし、とどまることのない職場のストレスに対処するには至りませんでした。
その結果、仕事を辞めることを決めたのです。
このことで、気持ちがとても楽になったし、自分の仕事に集中することができるようになりました。
ストレス源である他人を変えることはできないので、自分が変わるしかないのです。
参考記事:仕事(パワハラ)のストレスを軽減する方法ー自分に起きた良い変化はこれだ!
ありのままを受け入れる
「どうしたらもっと楽に生きることができるだろう?」と考えたとき、自分が色々とこだわりすぎていることに気づきました。
自分の理想と期待を気にしすぎているのです。
何も気にしないようにして、まず、ありのままを受け入れてみることで、より楽になるのだと思います。
- ありのままの自分を受け入れる
- ありのままの状況を受け入れる
- 求めすぎない
- 他人との比較をやめる
- 完璧主義にならない(満点でなくてもいい)
- 多視点で物事を捉える
- 楽観的に考える
- 許容する
私たちは、どうしてもより良い結果を求めがちになります。
そのため、必要以上に考えすぎたりします。
この考えすぎの状態は、とても苦しくさせてしまいます。
もっと楽観的に考えるようにすると、楽になります。
参考記事:悲観的な考えを楽観的に変えて幸せに生きてみる【過度なストレスからの開放】
まとめ
私たちは、受けてきた教育の影響なのかわかりませんが、わざわざ苦労することをしているようです。
「苦労 = 美徳」 と考えがちになっています。
これが行き過ぎて、自分を苦しめているのではないでしょうか?
自分に厳しくすることは決して悪いことではありません。
しかし、そのことで、ムダに自分を苦しめているのだとしたら、もっと楽に生きるようにしても良いのではないかと思うのです。
なので、楽に生きるために考えることは
- 承認欲求をもたない
- 「しなければならない」という自分に義務を課すことをやめる
- 失敗を受け入れる
- 過度なストレスを避ける
- ありのままを受け入れる
- 楽観的になる
ということです。
自分を縛り付けていると、ネガティブなことに気を取られやすくなり、小さな幸せに気づくことができなくなります。
普段の生活の中で、幸せは多く転がっています。
それらに気づき、おおらかな気持ちになることで、もっと楽に生きられるし、幸福感を得ることができます。
人生は苦労の連続ですが、もっと楽に生きることも可能だと思います。
できるだけ楽に生きてみましょう!