ネガティブな感情は訴えている!
私たちは毎日の生活の中で、怒りなどネガティブな感情に襲われることがあります。
ネガティブな感情を抱くと、交感神経優位の状態になり、攻撃性が高まったり、逃げの準備のため、
心臓の鼓動が高まり、就留力が高まりストレス状態になります。
いわゆる闘争・逃走反応というやつですね。
その感情が収まった後には、疲労と嫌悪感がやってきます。
後悔や悔しさ、モヤモヤした気分になるでしょう。
恐怖に怯え続けることもあります。
ネガティブな感情は、私たちにとって心地の悪いものです。
できることなら、いらないと毛嫌いしてしまいます。
そんなネガティブな感情を抱いたときに何かの気付きを得ることもあるのですから、
簡単に毛嫌いしたりせずに、なにか得るものがないか探ってみるのもいいでしょう。
今回は、ネガティブな感情をキッカケに気づきを得ようというお話です。
ネガティブな性格な方向けです。
何か参考になれば嬉しいです。
ネガティブな感情から学ぶことーそこから気づきを得る
怒りや悲しみ、恐怖や嫉妬、イライラなど、ネガティブな感情が湧き起きた際、ただ嫌な思いだけで終わってはいないでしょうか?
例えば、何かが原因でイライラしたとき、「自分のイライラの原因ななにだろう?」と考えてみると、
「私が食器洗いをしているのに、妻はテレビを見てゲラゲラと笑っていることがおもしろくない」(実際の話です…)ということがわかったとします。
そもそも食器洗いは私が担当するので、妻の行動にイライラしているのは自分がおかしいことに気がつくことができます。
イライラの原因に気がついた私は、「なーんだ、イライラしなくてもいいことだな」と心が落ち着くのです。
理由もわからないままイライラして、そのまま嫌な気持ちをひきずって終わらせてしまっていては、何も学びがありません。
ネガティブな感情が湧き起こったら、自分を観察してみましょう。
次に、何かの会合に参加することがあったとします。
出かける前、なんだかソワソワし、少し緊張気味で、若干のストレスも感じてしまう。
その時、自分を観察してみます。
その会合は、知っている人がいないことが原因で、緊張しているのであれば、
実際に参加してみると気の合う人ができて、居心地が良くなるかもしれません。
もしかしたら、本当に苦痛を感じる集まりなのかもしれません。
その場合は、次回から参加しないように断るようにすればいいですよね。
何かの行動に伴って、ネガティブな感情が湧き起こることがあれば、その原因を見出し、その後の行動を決めることです。
以前から参加してみたかったプロジェクトや行事があったとします。
自分が好んで参加したのに、何か違和感を感じたとき、自分の気持を確認してみると、逆の反応を示すことがあります。
好きだと思っていたことが、実際にやってみると本当はそれほどでもなく、逆に嫌になっていることもあるのです。
そのことに知らずにいると、自分では好きなことと無理に思い込んでいるだけなので、本心では嫌悪していたりします。
自分の心に向き合っていないなら、なんとなく勢いで続けてしまうことも普通にあるのです。
自分の本心なんてものは、なかなか理解することができません。
勝手に自分が好きだと決めつけているだけで、1度好きだと自分自身で宣言してしまっては、本当は嫌いなんだよ!と訂正が難しくなっているのです。
自分のことなんだけど、心の奥深くのことはわからないことが多かったりします。
よく自分を観察してみましょう。
ネガティブな感情から学ぶことー人生を変えることもある
私はサラリーマンを30年以上続けてきました。
当たり前のように数多くの辛いことを経験しています。
上司にどれだけ怒られても、耐えることができました。
その時は、落ち込みましたが、しばらくすると復活することができていました。
そんなベテランの私なのですが、転勤である場所に異動し、そちらでも辛いことを経験したのです。
しかし、これまでと違って、私の心の疲弊は次第に大きなものとなっていきました。
これまでは、普通に我慢していたら、復活できていたのに、この職場では心の落ち込みがひどく、回復が困難でした。
回復のために、激しい運動をして、体に負担をかけることで、仕事のストレスに向かう注意を運動による体の苦しさに向けるようにしました。
そうすることで、どうにか自分を保つことができていたのです。
それでも、毎日のように私の心からは、仕事の人間関係が苦しいと訴えてきます。
当然、これまでのように必死に我慢をしたのですが、心がパンクしそうになりました。
あまりにも大きな心のシグナルでしたので、仕事から離れるべきか、悩み始めるのです。
家族の生活を私がずっと支えてきましたから、すごく悩みました。
悩むたびに恐怖でした。
常識と言われている枠の中では、仕事を辞めるなんてとんでもないことです。
だけれども、私の人生レベルという広い枠で考えると、
メンタルを病ませるリスクが大きいのなら、仕事を辞めて健康的な体と心でいられることが重要なことだという結論に至りました。
度重なるネガティブな感情を使って訴えてきた心の叫びを私は受け入れたのです。
私の場合は、ネガティブな感情によって、人生の大きな決断をすることになりました。
そのおかげで、大切な家族の笑い声や笑顔、楽しい時間を得ることができました。
人に優しくすることや感謝すること、お金への執着を辞めることなど、色々と学ぶことができたのです。
ネガティブな感情を無視したり、ただやり過ごすことはせずに、耳を傾けてみましょう。
まとめ:ネガティブな感情から学ぶことーそこから気づきを得る
例えば、何かが原因でイライラしたとき、「自分のイライラの原因ななにだろう?」と考えてみると、
「私が食器洗いをしているのに、妻はテレビを見てゲラゲラと笑っていることがおもしろくない」ということがわかったとします。
そもそも食器洗いは私が担当するので、妻の行動にイライラしているのは自分がおかしいことに気がつくことができます。
イライラの原因に気がついた私は、「なーんだ、イライラしなくてもいいことだな」と心が落ち着くのです。
自分のことなんだけど、心の奥深くのことはわからないことが多かったりします。
よく自分を観察してみましょう。
社会に常識の枠の中では、仕事を辞めるなんてとんでもないとなります。
だけれども、私の人生レベルという広い枠で考えると、
メンタルを病ませるリスクが大きいのなら、仕事を辞めて健康的な体と心でいられることが重要なことという結論に至りました。
度重なるネガティブな感情を使って訴えてきた心の叫びを受け入れたのです。
私の場合は、ネガティブな感情によって、人生の大きな決断をすることになりました。
そのおかげで、大切な家族の笑い声や笑顔、楽しい時間を得ることができました。
人に優しくすることや感謝すること、お金への執着を辞めることなど、
色々と学ぶことができたのです。
ネガティブな感情を無視したり、ただやり過ごすことはせずに、耳を傾けてみましょう。
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