私たちはいつから邪気になったのだろう?
日本は食べ物が美味しく、清潔で素晴らしい国です。
日本のモノづくり技術は、世界的に見てもズバ抜けており、
リチウムイオン電池やSuicaで使用されているのNFC(近距離無線通信)は、日本で発明された技術なのです。
その日本で生まれた技術は、日本よりも海外でより発展し、テスラのように想像を超えた大規模な産業に貢献しています。
なぜ自国で開発された技術が、うまく活用されなかったのでしょうか?
その一つの原因として、失敗が許されないという、日本の閉鎖的な環境がそうさせたのでしょう。
そして、失敗が許されない慣習は、私たちの行動や考え方を窮屈なものにしました。
子供の頃に抱いていた空想力は、現実主義に変わってしまい、
「ねばらなない」や「すべき」というような思考に囚われてしまっていたのです。
それは、あえて「ムリ」だと諦めることを促したり、
確実にできることにだけを考えるようになりました。
私は、その凝り固まった思い込みに遠回りしてようやく気づくことができたのです。
今回は、「楽しいこと」を考えた方が幸せだよというお話です。
生きていて苦しいと感じ、楽しいことがないと思っている方向けです。
なにかの参考になれば嬉しいです。
楽しいことを考えるクセとは
社会の荒波にのまれ、悲観的に考えることが多くなった人は多いでしょう。
悲観的に考えると、ネガティブなことに気持ちが向きます。
そのネガティブな考えは、最悪を想定するには良いかも知れません。
しかし、最悪の想定は、ネガティブにならなくても考えつくことですし、
ネガティブに考えている時間は、苦痛です。
どのように考えても何も変わらないのであれば、楽しいことを考えた方がラクですよね!
本当は、今って楽しいのに、未来のことを考えてしまうと、
ネガティブに考えてしまい、不安や恐怖を抱くのです。
今という白いキャンバスを黒で染めてしまうようなものです、
何かを妄想して、「〇〇が上手くいたら、楽しいなぁ…」とか、
「南国で見る景色は美しい」などと楽しい気分を味わうと、幸せな気分になります。
このように、楽しいことを考えることで、今この瞬間が楽しくなり、
今この瞬間が豊かで幸せな気分になるのです。
楽しいことを考えるクセがあると、幸せを感じることができる
人間は、これまで生き延びるためにネガティブに傾く傾向にありました。
今の時代は、生命の危険がなくなり、より自由な世界で生きることができます。
今この瞬間をポジティブに考えようがネガティブに考えようと自由です。
その結果、楽しいと感じるのか、苦しいと感じてしまうのかなのです。
子供の頃の無邪気な心が大人になっていくことで、なくなっていきました。
責任という重責がのしかかって、それどころではなくなったのでしょうね。
生命の危険がなく、便利な時代になったとしても、心の苦しさはなくなりません。
幼少期の無邪気さを取り戻し、楽しいことを考えるクセを身につけることによって、
喜びと嬉しい気持ちが満たされ、幸せを感じることができます。
心の扉を開放してみましょう。
- やりたくないことは無理しないでやらないと決める
- お金の執着をなくす
- 行ってみたい場所の風景をイメージしてみる
- 他人と比較をしない
- 心穏やかに過ごせていることを感じる
- 自分が既に満たされていることに感謝する
のように、「幸せだなぁ、楽しいなぁ」と感じることを考えるクセをつけると、
幸福な時間が増えていきます。
楽しいことを考えないクセで苦しかった私
私は、悲観的な人間でした。
夢を思い描いても、叶ったことがなかったから、
期待しても裏切られる状態でした。
そのショックから身を守るために、楽しいことを考えないようにしたのです。
期待値を上げないことで、悲しい現実を突きつけられても、
「ああ、やっぱりね!」と冷ややかな気持ちで受け止めていました。
夢も希望も持たずに過ごしていると、気づかないうちに自分の外側に希望を求めるようになっていたのです。
私は、「はじめの一歩」というアニメが大好きです。
いじめられっ子の一歩がボクシングと出会い、努力と根性で強い相手に打ち勝っていく物語です。
私は、そのアニメの中に自分の夢を投影したのだと思います。
「はじめの一歩」は自分中のヒーローだったのです。
現実世界では、夢や楽しいことを考えるのを諦めていましたが、アニメの中にそれを求めていました。
楽しいことを考えないクセを持っていた私は、楽しく生きられていませんでした。
しかし、ひょんなことから、人生が変化したのです。
長年勤めた仕事の人間関係で疲弊した私は、数年悩み苦しんだあげく、
私を苦しめていた仕事を辞めました。
それからというもの、心理学などの著書を読み漁り、凝り固まった自分の考えが開放されていきました。
最近では、コップの水が半分あるとき、「半分しかない」という考えから「まだ半分あるっしょ!」という考えができるようになりました。
要は考え方で、幸にも不幸にもなるってことです。
同じ時間を過ごすのならば、楽しいことを考えた方が幸せです。
楽しいことを考えると、他人と接するときもポジティブにはたらきます。
積極的に笑顔を見せるようになり、挨拶もできてしまいます。
ほんと、悲観的に考えていたときは苦しかったのに、
楽しいことを考えるだけで、幸せになるなんて、驚きです。
まとめ:楽しいことを考えるクセで人生が苦しいから幸せに変わる
私たちは、幼少期は無邪気だったのに、大人になって邪気になりました。
それは責任の重さと、様々な重圧があるので、そう生きるしかないと考えるようになったのです。
それでも、どうも生きるのが苦しかったりします。
それは、悲観的に考えるクセがついたからです。
「どうせできない」「やってもムダ」と考えるようになりました。
失敗を許してくれない日本の社会で生きていく上で、仕方がなかったのです。
それでも、今このときから、楽しいことを考えるクセを着けていけば、幸せに生きていけます。
心の扉を開放してみましょう。
- やりたくないことは無理しないでやらないと決める
- お金の執着をなくす
- 行ってみたい場所の風景をイメージしてみる
- 他人と比較をしない
- 心穏やかに過ごせていることを感じる
- 自分が既に満たされていることに感謝する
など、無邪気に自分の楽しいと思えることを考えてみましょう。
ほんと、悲観的に考えていたときは苦しかったのに、
楽しいことを考えるだけで、幸せになるなんて、驚きです。
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