自分で考えないと他人に脳をハックされる!
私たちはとても便利な世界に住んでいます。
しかし、その便利な世界では、多くのストレスにさらされています。
そのストレスのせいで、心身がおかしくなったりもします。
そうならないために、常に運動など、何かしらのストレス対策は必要です。
私は、橘玲著:「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」を読みました。
私には、少し難解な著書でしたが、それなりに楽しむことができました。
現代社会を生きるには、厳しいですが、注意深く観察していれば、抜け道はあるし、どうにかして、幸せに生きましょうという内容です(私の感想)。
今回は、頭のいい人たちに搾取されれないようにしようというお話です。
不安を抱えている人向けの話です。
何かの参考になれば嬉しいです。
脳が侵されないように自分の頭で考えよう
脳が侵されないように自分の頭で考えよう
ストレス社会の中で生きていると、判断能力が低下しやすくなります。
外部の情報に流されていると、自分の頭で考えなくなります。
自分の頭で考えなくなってしまうと、賢い人達の思うつぼです。
私たちは、言い換えれば、賢い人達が一般人をコントロールしようとする世界に生きていることになります。
人間にストレスが高い時パニックになり合理的な行動ができなくなるのです。
人間の愚かさ(アノマリー)を突いて、賢い人達はビジネスを展開し、膨大な利益を得ています。
「豊かになりたい」「幸せになりたい」と思う人々の欲望によってグローバル市場が今後も拡大していくはずです。
ギャンブル、SNSには、快感をもたらす刺激があります。
ドーパミンが代表例です。
SNSには、超常刺激があります。
他者からの高い評価を求めるようになり、ネガティブな評価をさけようとする「進化の淘汰圧」を受けているのです。
他者の評価をものすごく気にしていて、若い女性のあいだで疫病のように蔓延する拒食症がその際たる例でしょう。
自尊心が低下し、不安を抱き、神経症的傾向うつのリスクが上がります。
旧石器時代には、快感刺激は限定的でした。
なので、刺激がなくなれば社交や子供の世話など別な活動(通常の営み)に関心が向きました。
現代社会では、快感をもたらす刺激がほぼ無制限で極めて安いコスト得ることができます。
快感に飽きても、日常的な活動に戻らないようになり、より強い刺激を求めるようになります。
それは、いわゆる依存症です。
依存症になると、得られる快感は抑えられてしまい、不足感が表面化します。
耐性ができてしまい、より強い刺激を求めてしまうのです。
自分の頭で考えていなければ、依存症に陥り、賢い人達の養分にされてしまうリスクが高くなります。
現代社会は無理ゲー
現代社会は、攻略困難です。
- 知識社会化
- グローバル化
- リベラル化(自由主義)
上記に対応するような、能力がある人でなければ、成功が難しくなっています。
私のような一般庶民が多くいる層は、生きづらい社会なのです。
現代では、一人ひとり異なる個性があります。
それぞれに多様な能力を持っています。
能力の中には知識社会に適したものと、そうでないものがあるのです。
能力やパーソナリティのばらつきが、失業や依存症、貧困・犯罪などさまざまな社会問題の原因になっているのが現状です。
大学を卒業しても、就職先がなかったり、異性と交際ができなかったりする人は多く、その人達の幸福度は低いのです。
人間の本能は、子孫を残し、安全に生き延びることです。
男性の繁殖コストが低いのに対し、女性は妊娠と子育ての時間があるので、繁殖コストは高くなります。
なので、基本的にパートナー選びの多くは、女性にあります。
女性が男性を選ぶ基準は、本能的に収入(安全に子孫を残す)を重視します。
逆に男性が女性を選ぶ基準は、若さ(妊娠しやすさ)です。
しかし、現代の女性の社会進出は勢いがあり、学歴も女性の方が男性よりも上になっていて、収入も女性の方が上になる場合が多くあります。
そうなると、収入を重視する女性は、自分よりも多く稼ぐ男性を選ぶので、それだけ基準を満たす男性は少なくなります。
基準を満たす男性が少なければ、結婚しない女性や結婚できない男性の数は多くなります。
一部の浮かばれない男性は、幸せそうな女性を逆恨みし、電車内で刃物を振り回したりする事件を起こしています。
現代は、仕事や異性にも恵まれない、無理ゲー社会なのです。
無理ゲー社会の抜け道
お金に価値を置きすぎている現代社会を生き抜くためには、どうしたら良いでしょうか?
株式市場では、一部の賢い人が、デイトレードで多額の利益を得ています。
デイトレードはゼロサムゲーム(勝つ額から負ける額を引くとゼロになる)なので、勝つ人の利益は、負ける人から吸い上げられているのです。
なので、一般の人は、プロの養分になるだけなので、デイトレードには参加しないことです。
著書の中では、再三、天才デイトレーダーの話が紹介された挙げ句、章の終わりで次のように述べられています。
「ラスベガスとウォール街を制した男」ソープは、こういっている。
(日本ならNISAやiDeCoのような)非課税口座で投資している人や財団などは、株式に投資するならアクティブ運用からノーロード(販売手数料なし)で幅広く投資を行うインデックスファンドに乗り換えたほうがいいかもしれない。アクティブ運用で行くなら、それで大きなエッジが得られると考えていい強力な根拠が必要だ。私の経験では、優れた銘柄選択能力なんてそうそうあるものではない。ということは、だいたいみんな、インデックスファンドにしといたほうがいいということだ。
ギャンブルやSNSなどの依存を避け、合理的に生きていかなくてはなりません。
社会・制度には何かしらのバグがあるので、これらを突いて、保険料や税金の最適化を図る方法もあります。
バカ正直に常識に従うのではなく、自分に有利なルールで行っていくことです。
むやみに大きなリスクをとることなく、経済合理的に考えて行動することが大切なのです。
まとめ
橘玲著:「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」を読みました。
著者の情報の内容及び量がすごいと思いました。
現代は、能力のある人達が世界を席巻しています。
私たち一般人は、何も考えないで生活していると、その賢い人達にコントロールされてしまいます。
現代社会は、快楽刺激がほぼ無制限で極めて安いコストで得ることができます。
下手をすると、依存症になってしまいます。
なので、いつでもかつでも、快楽刺激を求めてはいけないのです。
ギャンブルやSNSがその代表です。
SNSには、超常刺激があります。
他者からの高い評価を求めるようになり、ネガティブな評価をさけようします。
自尊心が低下し、不安を抱き、神経症的傾向うつのリスクが上がります。
ギャンブルやSNSなどの依存を避け、合理的に生きていかなくてはなりません。
社会・制度には何かしらのバグがあるので、これらを突いて、保険料や税金の最適化を図る方法もあります。
バカ正直に常識に従うのではなく、自分に有利なルールで行っていくことです。
むやみに大きなリスクをとることなく、経済合理的に考えて行動することが大切なのです。
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