責任意識を持って努力すること!
現代は、大学を出て大企業を目指す人が多いです。
昭和時代からあるいい大学を出て、大企業に就職するという、幸せの人生モデルをトレースするためでしょう。
日本の高度経済成長で活躍した団塊の世代の時代の雇用スタイル(年功序列制度、終身雇用制度)が崩壊しつつある中、かつての幸せモデルは、ごく一部の優秀な人にしか当てはまらないのです。
団塊の世代が現役で活躍していた平成の時代に私は労働者として、働くことができました。
しばらくの間は低賃金で、数回飲みに行くとすっからかんになっていました。
それでも、年功序列制度の恩恵に預かり、少しずつ収入が増え、家族を養うことができました。
先日、長年勤めた会社を定年を待たずして辞めました。
今は、失業保険をもらいながら生活しています。
これから先、日本の雇用が厳しい中を生きていきます。
今回は、格差が大きくなる中、劣勢な状況でも幸せに生きていく方法をお伝えします。
あくまでも、個人的な考えですが、何かの参考になれば嬉しいです。
上級国民/下級国民など関係なく幸せに生きる
先日、橘玲著:「上級国民/下級国民」を読みました。
とても衝撃的な内容に、驚いて正直少し気分が落ち込みました。
今の世の中は、団塊の世代と大卒のエリートたちが「上級国民」で、それ以外の多くの人達が「下級国民」です。
賃金が上がらない中、悶々とした生活を送っていて、今後さらに厳しい社会になっていくことが伝わってきました。
あくまでも個人的な感想ですので、実際に著書をお手にとって、お読みいただければと思います。
私は平成の初期から仕事をすることができていたので、「中級国民」に属していた感じです。
しかし、その位置からドロップアウトしたので、現在の私は、間違いなく「下級国民」なわけです。
一見、「下級国民」の人生は不幸と考えがちですが、そう悲観的にならなくてもいいです。
自己責任で成り上がっていけはいいのです。
キングダムのように、下僕からトップにならなくても、自分ができることをコツコツやっていけば、たとえ「下級国民」のままでいたとしても、幸せに生きることができます。
自分にとって心地いい場所を目指すのです。
自分を磨いてスキルがあれば、パートをしながら副業をしたりして、健やかな生活が可能です。
3つの資本を大切にすることです!
- 人的資本
- 金融資産
- 社会資本
人的資本
人的資本は心身ともに健康であるということです。
いつまでも健康であれば、働いてお金に替えることができます。
心身の健康に重要なことは、
- 食事
- 睡眠
- 運動
です。
そして、ストレスを貯めないことです。
これらに気を配って、健康を維持しましょう。
金融資産
金融資産は、お金や株式、債権などのことです。
生きていくためには、ある程度のお金は必要です。
倹約して、貯蓄しておくことが大切です。
株や債券にうまく投資することで、福利の力で金融資産が成長します。
副業をすることで、本業からの収入が少なくても、生活を困窮させずにすみます。
現在は、多くの副業があるので、色々試してみることが良いでしょう。
社会資本
社会資本というのは、良い人間関係のことです。
人は一人では生きていけません。
孤独の状態は、心身に与えるダメージが大きくなります。
心地よい人間関係を形成し、人生において長く付き合える人を見つけることはとても大切です。
今までのように、受け身ではうまくありません。
会社で、与えられた仕事をやっているだけでは、ダメになります。
やらされ仕事は、大きな責任が伴わず楽かもしれませんが、やりがいにならないのと、被害意識を持つようになります。
各社社会を耐え抜くには、責任意識を持つことです。
今後、時代は、より厳しくなっていく事を容易に想像できます。
その状況で、被害意識を持っていると、ただ文句を言っている人に成り上がってしまいます。
状況が悪くなっても良いように、今からできることをコツコツとやっていくべきです。
著書などからの学びと副業が重要になるでしょう!
格差社会が恐ろしい
私は、国が国民を手厚く守ってくれると信じていました。
今でも、希望的観測で、なんとかしてほしいとは思っています。
しかし、それは無理なことでしょうね。
非正規雇用の増加
平成の時代は、段階の世代の雇用(正社員の既得権)を守る30年だったのです。
非正規雇用が増えた時代でした。
中国など東南アジアへアウトソーシングされ、次々と町工場が閉鎖に追い込まれました。
それで、自営業者は減りました。
専業主婦だった人たちも社会進出し、パートなどの非正規労働者になったのです。
中途で正社員になるのが極めて難しくなりました。
若者(特に男性)の雇用破壊です。
バブル崩壊後に正社員への就職が急に難しくなりました。
そのあおりを食らった世代をロスジェネ世代と呼ばれています。
20代男性の非正規の割合
- 1992年 4%
- 2007年 15%
20代男性の非正規の割合は4倍近くになりました。
若者の雇用を破壊することで中高年、いわゆる団塊の世代の雇用(正社員)が守られたのです。
正社員と非正規の格差
正社員と非正規は身分が違い、人間としても価値が違う扱いを受けます。
正社員と非正規の格差
- 同一労働なのに別々の賃金
- 親会社と子会社で確固たる待遇の差
- 海外で採用した社員は現地採用として身分を固定化し、本社採用の日本人と国籍差別
※海外ではありえないことです
少しでも会社の業績を良くするために、正社員を雇わずに非正規が当たり前になっていました。
正社員は、それだけ責任が大きいので、格差は当たり前だと、正社員だった過去の私は考えていました。
言い換えれば、非正規社員からの労働搾取です。
平成は段階の世代も守るための時代だった
平成は、上級国民であるおっさん(正社員共同体としての社会)を守るために、下級国民である外国人、若者、非大卒、女性、非正規のようなマイノリティを差別してきた時代でした。
令和で起きること
令和になると、団塊の世代が現役を引退します。
平成は現役の団塊の世代の正社員たちが政治家にとって最大の票田でした。
なので、国(政治家)は彼らの雇用を守り、彼らの都合のいいような政策をしてきました。
そしてこれからは、
団塊の世代が引退する令和前半は、彼らの年金を守るための時代になるのです。
日本の雇用を守らなくてもよくなりました。
働き方改革は進められるようになったものの、金と医療、介護保険の社会保障改革はますます困難になるのです。
団塊の世代中心に政治は動いていくでしょう。
保険料の引き上げが容易に予想でき、若者の下級国民が支える貧乏社会が到来することになるでしょう。
まとめ
世界中で格差社会が叫ばれるようになりましたが、政府は手の打ちようがありません。
生産者世代が減る中で、非生産者である現役を引退した団塊の世代の言うことを聞かなければ、選挙の票を獲得できなくなります。
現役を引退した団塊の世代の年金を守るために、国は政策を推し進めまるでしょう。
そうなると、現役の生産者はより大きい負担を強いられることになります。
これから厳しくなるのに、だまっていては、ジリ貧になることは明瞭です。
今からできることをコツコツやっていけば、各社社会を幸せに生きていくことができるでしょう。
3つの資本を大切にすることです!
- 人的資本
- 金融資産
- 社会資本
健康的な生活(食事、睡眠、運動)をして、いつまでも働くことができる身体を持つことは費用に重要なことです。
そして、倹約をし、お金を貯め、投資することです。
いろいろな副業をやってみることもいいでしょう。
良い人間関係を構築し、孤独にならないようにしましょう。
他人を気にしたり、幸せの期待値を上げなければ、幸せを感じることができます。
雨風をしのげる家があり、自由に動く身体があり、食べ物があるだけで、とても幸せなことなのです。
これから先も幸せを感じることができるために、今できることをコツコツやっていくのです。
何歳になっても、学ぶことは大事です。
自分の知らない知識を学ぶことで得られ、人生の進む道を照らしてくれるでしょう。
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