起床時に起こる不安はまやかしだと考える!
朝目を覚ますと、襲ってくる不安感や絶望感、私だけではなかったのです。
多くの人が悩んでいることがわかりました。
過去の私には、朝起きると超絶大きな不安感がありました。
その原因は、悪い仕事の環境と、希望を抱けない将来からくるものでした。
職場では、上司のパワハラや同僚からの攻撃を受けながらの、やらなくてはいけないという義務感に疲弊していました。
それと、世間に広がるネガティブな情報の多さに、心穏やかではいられなくなります。
将来、年金はもらえなくなるだとか、社会保障費の増加など。
そして、頑張って働いても豊かさを感じることができない現実に、なんとなく疑問をいだくようになりました。
落ちる自分のメンタルへ輪をかけて入ってくるネガティブな情報によって、不安と絶望感は増すばかりで、押しつぶされそうになります。
今回は、朝襲ってくる不安感や絶望感の対処法のお話です。
朝に苦しんでいる人向けです。
何か参考になれば嬉しいです。
朝の不安感や絶望感に押しつぶされそうな時の対処法は朝散歩が有効
運動は私たちが思っているよりもとても重要です。
ハーバード大学のタル・ベン・シャハー博士はこのように言っています。
「運動しないことは憂鬱になる薬を服用しているのと同じようなものだ」
と。
それくらい運動はメンタルに影響を及ぼしているということなのですね。
朝散歩をしよう!
さて、運動と言われてもどうしたらいいんだよ、と思うかも知れません。
簡単な「朝散歩」からでもいいのです。
朝、陽の光を浴びて散歩をすることで、気分が良くなります。
理由のひとつは、セロトニンが分泌するからです。
セロトニンは幸せホルモンの一つで、憂鬱な気分が改善し、幸せな気分になれるます。
もうひとつは、ドーパミンが分泌するからです。
ドーパミンも幸せホルモンで、やる気をアップさせてくれます。
重要なことは、陽の光を浴びて幸せホルモンを分泌させて、運動でも幸せホルモンを分泌させ、さらに血流を促して、脳へたくさんの血液を送ることです。
どうしても外で陽の光を浴びることができない人は、セラピーライトを使うのもいいかも知れません。
朝は強い光を浴びて、夜はできるだけ強い光を浴びないようにすると、睡眠の質が向上します。
精神面に大きく影響するので、良質な睡眠を心がけることはとても大切です。
悪い思考は気にしない
私は、毎朝ランニングをしています。
朝の運動は爽快な気分になり、メンタルにいいです。
それでも、朝目を覚ますと、昔ほどではありませんが、不安が襲ってきます。
今までは素直に不安と向き合おうとしていましたが、今では完全無視です。
朝の不安感は「まやかし」だと考えるようにしました。
朝、ランニングを始めると、その不安感は消えていくのです。
だったら、考えるだけ無駄ということが、ようやくわかりました。
朝、不安や絶望感が襲ってきても、寝起きで頭が働いていないので、適切に対処できないことを自覚することです。
うまく機能していない思考は、悪い方へ働いてしまうので、ネガティブ感情がより大きくなり、自分を苦しめる結果になります。
だったら、思考を停止して、とりあえず外に出て運動してみることです。
それから向き合ってみましょう。
小さな事が絡まり合っていることに気がつきます。
一つづつ紐解いていくと、大した問題ではないのです。
ただ、なんとなく大きな問題を抱えているように感じているだけだったりします。
朝の不安感や絶望感の原因
朝の不安感や絶望感の原因は、私が睨んだ通り、ただの「まやかし」です。
詳しく説明していきます。
- 顕在意識と潜在意識
- ホメオスタシス
- 身体的不快感
- ネガティブが引き継付がれる
顕在意識と潜在意識
私たち人間には、顕在意識と潜在意識があります。
- 顕在意識:自分で自覚できる領域で、日中に活動している時間は意識がはっきりしている
- 潜在意識:自分で自覚できない無意識領域で、夜眠りに入ると無意識状態になる
朝起きたてのまどろみの時間は、顕在意識と潜在意識が混在している時間のため、
自分の意志で感情をコントロールする力が弱く、不安や絶望感などの感情を感じやすいのです。
ホメオスタシス
ホメオスタシスというのは、私たちの体温を36℃台に保とうとしてくれたりする恒常性維持機能のことです。
簡単にいうと、いつもの状態を維持しようとする機能のことです。
頑張らないとと考える自分(顕在意識)に対して、現状を維持しようとする本能(ホメオスタシス)が拮抗します。
潜在意識は、頑張ってほしくない機能が発動し、不安という感情で必死に煽り、現状を変化させる行動を止めようとします。
私たちは、自分のホメオスタシスによって、不安攻撃を受けていたのです。
人は不安になると「やっぱりやめよう」という思考になりやすく、モチベーションが下がりやすいくなります。
対処法は、抗わないで、ただ受け止めることです。
身体的不快感
起床後のネガティブな感覚は、脳が生命の危険と勘違いしている場合にも起こります。
- 睡眠不足による疲労感
- 空腹によるエネルギー不足
- 水分不足による脱水症
これらによって、不安感、絶望感に襲われることがあるのです。
体調不良は、不安感を増幅させます。
対処法は、仕方ないと受け止めることです。
「今日は睡眠不足だたら、イライラしたらそのせいだ」と考えたり、
「なんかイライラするな」ではなく、「睡眠不足だからイライラするんだよなぁ」と考えた方が気持ちが楽になります。
まぁ、体調管理に留意しようってことですね!
ネガティブが引き継付がれる
朝襲われた不安や絶望感が、潜在意識から顕在意識へそのまま引き継がれ、現実もネガティブ思考に陥りがちになります。
対処法は、ポジティブを意識するか、しばらくの間、思考を停止することです。
私は、ホメオスタシスが不安に引きずり込もうとしていると考えたり、
「ああ、この感覚は無視していいやつだ!」と思うようにしています。
起床してすぐは、脳への血流が少ないため、いつものように思考することができないのです。
そこへ、扁桃体(感情を司る)という原始脳優位の状態から不安攻撃をうけることになります。
その不安攻撃から身を守るため、できるだけ早く外に出て、陽の光を浴び、運動することが重要なのです。
そのことによって、不安感と絶望感からの苦しみから逃れることができるようになります。
まとめ
今回は、朝襲ってくる不安感や絶望感に押しつぶされそうになったときの対処法をお伝えしました。
対処法は単純で
- 朝散歩をする
- 思考しない
ということです。
朝散歩で、陽の光を浴びて、血流を良くすると幸せホルモンである、セロトニンとドーパミンが分泌され、憂鬱な気分が改善され、やる気アップに繋がります。
そもそも、朝の不安感と絶望感の原因は
- 顕在意識と潜在意識
- ホメオスタシス
- 身体的不快感
- ネガティブが引き継付がれる
です。
私たち人間に備わった、ホメオスタシスという恒常性維持機能や体調不良によって、不安攻撃を受けるのが主な原因です。
その不安や絶望感に抗おうとしないで、受け止めることです。
そして、外に出て朝散歩をすることです。
規則正しい生活をして、体調管理もとても大切になります。
私は、過去に朝の不安に悩んできました。
不安が襲ってきたときは、それを消し去ろうと抵抗するとより大きくなるので、ただただ受け入れ、思考停止し、陽の光を浴びながら運動することで、対処してきました。
それと、「この不安は大丈夫!」と前向き&無思考になることでもいい感じでした。
人生は一度きりです。
避けられる苦痛は避けながら、自分の人生を楽しみながら歩んでいきましょう。
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