人間は自分の失敗を認めたくない生き物なのです!
仕事上のトラブルが発生すると、残念な人の最初の行動は、自分のミスではないことの確認作業です。
自分の失敗を極端に嫌っているからです。
仮に残念な人のミスがトラブルの原因だったとしても、そのミスは状況が悪かったり他人の行動が悪かったりと外的なことが要因だったと主張することが多いです。
こういう残念な人は、考え方を変えない限り、成長することはありません。
今回は失敗について考えてみたいと思います。
そのきっかけになった本は、シェーン・スノウ著:「時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS」です。
この著書には、様々な成功者の例を挙げています。
これまでの常識にとわれず、無駄なことを省き、本当に大切な事に注力することで、より時間をかけずに成功できる成功者の話とその分析について書かれています。
- 思わぬ成果を偶然に生み出す能力は意識的に発揮できる
- 運は自ら切り開ける
- ルールやしきたりは無視していい
- 成功への最良の道はいつも同じではない
私は、この著書の中で、失敗について書かれているところが、自分の中の「あるある」がとても印象的でした。
失敗で凹みやすい人向けの話です。
何か参考になれば嬉しいです。
失敗を活かすには、ごまかさないで受け入れる事
ごまかさないで受け入れる事
自分の失敗を素直に受け入れることは難しいと感じている人は多いと思います。
「自分の失敗の原因は、自分以外の他者が関係しているかもしれない」だったり、
「あの人に話しかけられたせいだ」など、自分の外に失敗の原因を見つけ出そうとします。
自分の失敗をごまかして受け入れようとしないのです。
失敗をごまかして受け入れようとしない限り、その失敗からは何も学ぶことができず、失敗は繰り返されます。
たくさん失敗すると成功すると言われていますが、必ずしもそうとは限りません。
その失敗を冷静に捉え、その原因に対策を講じることで、成功に向かうことができるようになるのです。
こつこつやっても伸びない人 VS 時間を書けずに成功する人
失敗に対する捉え方によって、大きな違いが出てきます。
✗:失敗を引きずる、人のせいにする、「何事も経験!」と笑い飛ばす
☆:自分の失敗でも他人の失敗でも、失敗を分析し、次のチャレンジに役立てる
自分の失敗は顧(かえり)みないため、自分の失敗から学ぶことができません。
しかし、他人の失敗から素直に学ぶことができます。
自分の悪い所は見ようとはしないけれど、他人の悪い所は積極的に見ようとしがちだからです。
人間は、成功や失敗を「できるだけ自分に都合のいい原因に結びつけて」説明したがるものなのです。
自分の失敗も他人の失敗も活かすには、自分の失敗を受け入れることです。
自分の失敗は見たくないけど、逆に自分の成功は積極的に見るのです。
過去の失敗よりも成功が成功を呼ぶ状況になります。
自分よりも他人の失敗が成功につながるるのです。
失敗は外部、成功は内部の理由を求める習性があるので、それに気づいて失敗や成功を活かすことです。
✗:ネガティブなフィードバックをもらうと、心が折れてしまう
☆:ポジティブでもネガティブでも、フィードバックから「役立つ点」を抽出
ネガティブなフィードバックで凹む人は学ぶことができません。
何故かネガティブなフィードバックを自分の人格と結びつけてしまうのです。
ネガティブなフィードバックは自分自信を否定しているものではないにもかかわらずです。
フィードバックから役立つポイントを見つけることが重要です。
フィードバックの役立つ事実を受け止め、残りの無駄なことは流してしまうことです。
✗:とことん考えた自分のアイディアを、自分流に発表する
☆:とりあえずアイディアを発表し、フィードバックに合わせてどんどん変える
自己流を貫くことはとても大切なことですが、変える勇気も必要です。
フィードバックを無視することは、危険です。
フィードバックに合わせて、適切に変えていくことが大切になります。
やらなくて良いことはやらないでプラットフォームを利用する
多くの日本人は、小学生の低学年で九九を覚え、ある程度暗算ができるようになります。
その暗算ができることは、とても大切だとずっと思う人は多いでしょう。
もし、暗算ができなければ、生活で困ることはあるでしょうか?
暗算ができるに越したことはありませんが、電卓があれば自分の代わりに計算をしてくれます。
今の時代、電卓があれば困らないのです。
スマホの計算機アプリを使うことの方が多いのではないでしょうか。
フィンランドのプラットフォーム型教育では、暗記や計算を省き、深い考えをする方法を考えるようにしています。
要するに、やらなくてもいいだろうということよりも、より重要なことを学ぼうということです。
草ぼうぼうの道を平にして、子どもたちが走りやすい環境を作るのが、親や教師の役割だというのです。
このようにして、少ない学習時間で成果を出しいているのですから、納得です。
アルベルト・アインシュタインの有名な言葉に
「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」
がありますが、フィンランドの教育関係者は、プラットフォーム型教育にこの言葉を刻もうと過去に決意したのです。
まとめ
今回は失敗について考えてみました。
シェーン・スノウ著:「時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS」を参考にしました。
これまでの常識にとわれず、無駄なことを省き、本当に大切な事に注力することで、より時間をかけずに成功できる成功者の話とその分析について書かれています。
- 思わぬ成果を偶然に生み出す能力は意識的に発揮できる
- 運は自ら切り開ける
- ルールやしきたりは無視していい
- 成功への最良の道はいつも同じではない
失敗への向き合い方が重要になります。
こつこつやっても伸びない人と時間を書けずに成功する人を比較すると、それぞれの特徴を掴むことができます。
✗:失敗を引きずる、人のせいにする、「何事も経験!」と笑い飛ばす
☆:自分の失敗でも他人の失敗でも、失敗を分析し、次のチャレンジに役立てる
✗:ネガティブなフィードバックをもらうと、心が折れてしまう
☆:ポジティブでもネガティブでも、フィードバックから「役立つ点」を抽出
✗:とことん考えた自分のアイディアを、自分流に発表する
☆:とりあえずアイディアを発表し、フィードバックに合わせてどんどん変える
失敗も成功も、ネガティブなフィードバックも今後に活かす捉え方が大切です。
フィンランドのプラットフォーム型教育では、暗記や計算を省き、深い考えをする方法を考えるようにしています。
要するに、やらなくてもいいだろうということよりも、より重要なことを学ぼうということです。
草ぼうぼうの道を平にして、子どもたちが走りやすい環境を作るのが、親や教師の役割だというのです。
以上のことは、著書の一部ですが、多くの成功理由や成功例が書かれています。
昔は成功までの期間が数十年かかっていたのが、今ではほんの数年で成功している人がいるのです。
その理由は、上記に記した
- 思わぬ成果を偶然に生み出す能力は意識的に発揮できる
- 運は自ら切り開ける
- ルールやしきたりは無視していい
- 成功への最良の道はいつも同じではない
というところからきているのです。
私は、著者が記した、失敗への向き合い方であれば自分でもできそうだと考えました。
それらを受け止め、人生を歩んで行こうと思います。
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